2年前、オリンパスTG-5のFHDスーパースローに期待していたがシャッターを押したときのピントと露出が固定され動画撮影に入るので撮影位置が移動すると全く使い物にならならず特殊用途に活路を見い出すしかなかった 。今夏、TG-6が発売される噂を嗅ぎつけスーパースロー仕様が改善される望みを持っていたが残念ながらその兆しはないようだ。ソニーFDR-X3000の後継機を待っていたが3年経っても出てこない・・・・ソニーはアクションカムのアクセサリーを数多く出しプロモーションに力を入れていたていたと思うのだがGoProの牙城を崩せなかったのか?このまま先細りになるなら手を出せないと思うようになった。
基本はビデオカメラ⇒アクションカメラのカテゴリーに属する。
(電源ONでビデオモードになるので分かりやすい)
ビデオはアスペクト、解像度、フレームレートを液晶のタッチパネルで設定する。
アスペクト⇒16:9・4:3 ここでは16:9のアスペクトを中心に書きます。
解像度⇒4K・2.7K・1080・720
フレームレート⇒240P・120P・60P・30P・24P(NTSCの場合)
最高画質は4K・60P 240P、120Pはスーパースローになる。
画角⇒SuperVew・広角・魚眼無効 SuperVew・広角はレンズひずみが発生する。
広角・魚眼無効でズームを使えるがデジタル処理なので画質が落ちる。
安定化⇒自動で強力な手ぶれ補正が設定されます。
ProTune⇒onで細かいビデオ設定が選択できるがoffのままでいいと思う
解像度・フレームレート・画角の組合せが発生します。
例えば4K60PはSuperVew・魚眼無効が撮影出来ない。
4Kを標準とするには技術的な問題が多く存在している。
ただ、FHDで撮影した動画でも十分綺麗なのと、あとで動画編集をするなら4K動画はまだまだ敷居が高いのは確か。
下の表にHero7BKの解像度・フレームレート・画角の組合せを書いておきます。
解像度 | 対応FPS | 画角 |
---|---|---|
4K | 60 | 広角 |
30,24 | SuperVew 広角 | |
4K (4:3) | 30,24 | 広角 |
2.7K | 120 | 広角 |
60,30,24 | SuperVew 広角 魚眼無効 | |
2.7K(4:3) | 60,30,24 | 広角 魚眼無効 |
1440p | 120 | 広角 |
60,30,24 | 広角 魚眼無効 | |
1080p | 240 | 広角 |
120,60,30,24 | SuperVew 広角 魚眼無効 | |
960p | 240,120 | 広角 |
720p | 240,60 | 広角 |
気になっていたのは手ぶれ補正が電子式であることだった。光学式手ぶれ補正と比べたら画質劣化するのが否めないのが通説なのだがサンプル動画やYouTube動画を見る限りHero7 Blackの手ぶれ補正はソニーアクションカムの空間工学ブレ補正と同等かそれ以上と思えるほどだった。
細かいブレの補正に違和感はない。大きなブレが発生してそれを補正する時に画面がヌルっと追従する感覚は3軸ジンバルに匹敵する。これで水平が取れるようになればジンバルキラーになり得るかもしれない。(4Kのセンサー範囲でFHDなら技術的に問題ないだろう)
タイムラプスモード
タイムワープビデオ・タイムラプスビデオ・タイムラプスフォト・ナイトラプスフォト
4つのタイムラプスモードがある。
タイムワープビデオがメチャ面白い
通常タイムラプスはカメラを固定し時間幅を圧縮した写真をつないで微速動画にする。しかし、タイムワープビデオはHyperSmooth映像安定化機能を使い、手持ちでも安定化した短い動画をつなぎ合わせ微速動画にします。手持ちでタイムラプスってどんな映像なんだと思うかも知れないが名前通りにワープ感たっぷりで今まで見たことがない新感覚の動画になります。
数時間の行動を数分のダイジェスト動画に収めたり、車のフロントガラスに固定し移り変わる風景を楽しんだり、俺が住んでる田舎にはないけど都会の夜景なんかも面白そうです。
タイムワープ設定
2x・5x・10x・15x・30xの速度設定があり、それぞれ2倍・5倍・10倍・15倍・30倍の速度にに縮められます。
メーカ推奨は次の通りになっています。
2x~5x⇒景色のよい道路での運転
10x⇒ハイキングや探検
15x~30x⇒ランニングやマウンテンバイク
タイムワープ サンプル動画
写真モード
4000×3000 12Mピクセルの写真が撮影できRAW記録にも対応している。
Protuneでカメラ設定変更が出来るが使えるのはWBと露出補正くらいなのでオート撮影と割り切った方がいいだろう。また、1/2.3センサー・レンズ開放なのでボケの効いた写真は期待できないのでビデオカメラのおまけ機能だと割り切るのはチョット早い。
GoProのレンズは焦点距離が15㎜前後の超広角、スマホカメラでは絶対に撮れないダイナミック構図の写真になる。
写真撮影は広角と魚眼無効の画角が選べます。魚眼無効は広角をカメラ内でデジタル処理を施し水平垂直が歪まないように湾曲補正したものです。よりワイド感を出そうとすれば広角設定にし積極的にひずみを取り入れた方が自分好みだ。
GoProは究極の自撮りカメラ
先に書いたがレンズは15㎜前後超広角、超広角は画角が広いので余計なものが写り込むし、普通に撮った写真は単調になりやすいから構図を活かす取り方をしないと・・・・なんだか撮影が難しいイメージなのだがアクションカメラは自重が軽いので自撮り棒に取り付けたら人物を前景に置き広がりを見せる背景の奥までピントが合う。背景を何処で収束させるのかをイメージすれば他のカメラでは撮ることのできない面白い構図の自撮りが表現できる。
WiFi接続が簡単
アプリを入れ起動して、本体の電源を入れるとWiFi接続設定がはじまり本体のファームアップをして完了・・・・パスワードを入れたりするのは過去の話でメチャ簡単だった。なのでWiFi接続も早くて楽だ。
音声操作
音声でHero7BKを操作できる。周囲の音状況や入音角度によって認識しない場合もあるが9割以上の確率で認識してくれる。手元から離れた場所に本体がある場合便利です。
バッテリー問題
GoProの弱点はバッテリー寿命、小さな個体に収められるバッテリーの大きさには制限がある。かといって本体を大きくしてバッテリーを大きくするのはアクションカメラの性格に反する。
公称値は4K60P⇒45~50分、FHD60P⇒85~90分 予備バッテリーを持ちモバイルバッテリーとの併用で運営するのが望ましい。
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