四国渓師ブログ 2025/2/7
シマノ テクニカルゲーム渓隼
アタリがあるのに針掛かりしないときに取り出す必殺の竿だった。
穂先がグラスソリッドで無抵抗穂先と呼ばれ魚が餌を咥えても違和感が少なく餌を離さない。
手元や目印に表れない微妙なアタリも穂先を見れば解る。
難点は竿先が柔らかいので普通に合わせても反発が強く空合わせになれば上の枝に絡んでしまう。
『渓隼』は源流釣りでテンポが悪くなるので何尾か釣れば硬調の竿に変える。
でっ、また釣れなくなったら『渓隼』を取り出せば釣れる・・・・
「ズッーとそっちの竿で釣れば!!」
釣友の助言でメインの竿になった。
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釣り方を変えた。
アタリがあったら軽く引っ張り、魚の重みを感じたら合わせを入れる2段合わせ、それでも魚が落ちたら上の木に絡むことがあるけど、絡む回数は激減した。
毎年、尺が出るようになったのは『渓隼』をメインの竿に変えた頃だった。
中硬調の竿は柔らかくて大物のやり取りに難がありそうな気がしていたが渓隼は元竿が曲がり出して胴に載せてしまえ尺2寸クラスなら魚の動きを止め、魚に主導権を渡すことはない。
オイラにとって無くてはならない竿なのだが、5年ぐらい前に廃盤になりカタログから消え、去年パーツを取ろうとして「パーツ部品が検索できない」と云われた。
前機種の55ZZと56NYが2本、61NYで自己修理対応している。(同じ種類の竿を持っていれば自己修理に便利です。)
渓隼の修理
去年の最終日に1番・2番が固着してどうやっても直らなかった。
解禁日は61NYの1番・2番をメインの56NYに入れ替えていたのに穂先が折れた・・・・
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先端は金属アタッチだからライターで炙り折れた穂先を引き抜き、竿側の穂先を金属アタッチ差し込み瞬間接着剤を流し込めば修理完了と思っていたのだが、いざ折れた穂先を引き抜いてみると、穂先を別の金属でカシメ補強して接着していた。
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穂先が極めて細いので金属で補強しないと強度が足りないってことなのか?
まぁ、自分で修理できるのは上記の方法しかない。
強度が足りなければ、手元に伝わる感度が悪くなるけど穂先の先端がリリアンになってもいいと思っている。
シマノ テクニカルゲーム攻隼
渓隼の後継に攻隼がリリースされているがメインとなる55の長さの竿がS硬調しかない。穂先は渓隼と同じグラスソリッドの『ビビットトップⅡ』なので釣り方は変えないで済むと思うのだが『硬調』が気になって購入に踏み切れていない。
今回の穂先修理と固着した1番・2番を分解して『二個一』すれば今年1年は『渓隼』で通せると思う。『攻隼』を考えるのは『渓隼』がダメになってからでも遅くないように思う。
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