四国渓師ブログ 2024/6/17
竿の穂先が固着して現場で修理しようとした。
1番-2番が固着しているので4番をガイドにして検寸定規にたたきつける。1番-2番以外の固着なら大体はこの方法で修理できるが1番-2番は重さが軽いので手強い。
取り敢えず6mの1番-2番と入れ替えて釣りを再開した。
同じモデルの竿を長さ違いで持っていれば竿を入れ替えるのは全く問題ない。
同じモデルの竿を長さ違いで持っていれば竿を入れ替えるのは全く問題ない。
家に帰り輪ゴムで修理してみたが上手くいかない・・・・
仕方ないので補修部品を取り寄せるために釣具屋に出向いた。
渓隼が廃盤になってから5年ぐらいになるだろうか?シマノに問い合わせて貰うと補修部品がないと言われた。
「去年は2番を取り寄せと貰ったけど」
ささやかな抵抗を見せたが・・・・無いものは無い!!
廃盤になってから5年、順当と云えば順当なのかも知れない。
渓隼はNZを2本、前モデルを1本と前述のNZ6mを1本持っている。『二個一作戦』は既にはじまっていて、継ぎ接ぎで5.6mと6.0mの夫々1本使える状態になっているところに今回の固着と補修部品が無くなったのは痛い。
1年前に固着して直らなかった1番-2番と今回の1番-2番で『二個一』するしかない。
「店に持ってくればエエのに・・・・どうやって修理した?」と釣具屋さん
「輪ゴムで木に叩き付けたけど・・・・」
「木かぁ~木より固いものの方がええよ」
「帰ってやってみるわ」
固いもの?固いもの・・・・
平らで大きなスパナがあったので固着修理治具の上に敷いてやってみた。
3回目、「ぱーん」と気持ちいい音がして固着が外れた。
流石は釣具屋のオッチャンは場数を踏んでいるわ!
ガイドで叩き付ける方が大きな力が加わるように思いますが跳ね返った時に力が逃げます。一方、輪ゴムは下に押さえつける力が働くので重みの無い穂先の固着に有利です。
固着修理方法
2番下をガイドにして叩き付ける。
- 下栓を外して竿を分解する。
- 固着した竿の太い方から2番下の竿ををガイドにする。
固着した竿が2番-3番なら5番をガイドにする。 - 叩き付けた小口が傷つかないように平らな木を叩き付ける面にする。
俺の場合、検寸定規を叩き付ける面にしています。
2番下の竿ををガイドにして2、3回、叩き付ければ竿の固着が外れます。 - それでも、固着が直らない場合は2、3日竿を乾かした後に試してみる。
大体は竿と竿の間に入り込んだ水が密着して貼り付いている場合が多い
穂先の場合
- 下栓を外して竿を分解するのは同じ
- 固着した竿の下から3cmくらいの所に輪ゴムを巻き付け、5cmくらい引っ張り上げて指を放す。
ごむのを巻き付けた場所を指でつまめば輪ゴムがズレずに済みます。
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