プロトレックのソーラー充電インジケーターが「H」⇒『M』になっていた。
半日の日光充電で「H」に回復したが1日経つと「M」になった。10年以上使っているので、内部の充電池に寿命なのかも知れないとさらに2日充電すると「H」を維持するようになった。取説を確認すると電池交換の必要はないらしい と云うことは永久に使える?知らぬ間に電気を喰うautoバックライトは使わない方がいいみたいだ。
現在のプロトレックとは長い付き合いだ。渓流釣りで現在位置を割り出すには地形図とコイツの高度計を使っていた。地形図にコンパスで測定した2点の方位を結び現在位置を調べる方法があるが現実的でない。地図を読むことに慣れる方法としては良い方法かも知れないが谷中は見通しが悪いので2点を見つけるのが困難になるし、イチイチそんな作業の時間はない。水線上というのがミソになる。
気圧は天気によって変わるので、確実に標高がわかる場所でプロトレックの高度をセットする。地形図の水線とプロトレックが示す標高の2点が重なった位置が現在位置になる。ただし、気圧の変化・測定誤差があるので点にはならず大まかな範囲となる。これを補うには、周囲の地形を観察する必要がある。幸いなことに谷筋には複雑な地形情報が存在する。支流の流れ込み・斜面の傾斜・渓筋の方向・滝・植生・近景と遠景の重なり・・・・
周囲の地形情報と地形図を比べれば、ほぼ正確な現在位置が把握できる。渓に行く度これを繰り返していると地図を見ただけで実際の地形がイメージできる特技が身につく。
スマホのGPSを使うようになり、その役割は終わった。地図上に現在位置を表示してくれるし、軌跡を記録していれば目的地の方向や距離が明確になる。また、遡行がデータとして残るので釣行の分析や管理が楽になる。スマホGPSを使わない理由は何もない。
プロトレックは標高のカウントダウンとして使うようになった。「スタートから何m登った、目的の標高まであと何m・・・・」
長くて単調な歩きでも、数値の変化で進行を理解できるので目的意識がぼやけずにいられる。まだまだ、渓や山で必需品として活躍の場はあるが身についていた特技は薄らいでいくばかり
取り敢えずプロトレックで現在位置を割り出すための忘議録
プロトレック 渓流で現在位置を特定する方法
プロトレックの高度計が1300mを表示していたら、水線と1300mの等高線が交わる±25m位の水線上が現在位置となる。
地図上の目印としては小谷②と小谷③があるので谷の規模で判断する。
- 小谷②は合流点の傾斜がキツく滝になっている。
- 小谷③は等高線が緩いから谷は存在している。
2つの小谷を通過した時点で現在位置が特定できると思う。
1350m付近にある二又まで遡行すれば明確な位置を特定できる。
これくらい明確な地形ならプロトレックの測定誤差を修正できそうです。
もっと地図を読むならば
両二又とも標高差100m遡行すれば等高線が混み合って来るので魚が棲む限界はこの辺りだろう。注目すべきは左又(地図右上)に緩尾根があるので楽に帰れるかも知れない。だから、二又は右又を先に釣ってから左又を詰める。左又で納竿した時点で尾根までの標高差・斜面の傾斜を見て緩尾根まで登るかを判断すればいい。
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最新のプロトレックは高度計や方位計の精度が上がっているようです。
また、磁北補正ができるので地図に磁北線を記入する必要がありません。
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