渓流釣り遡行記2022
吉野川水系 2022/5/6 晴れ
吉野川水系 2022/5/6 晴れ
夏野菜の畝立てで腰を痛めてしまった。
まぁ、なんとか釣りに行ける状態までに回復したがGWも後半を向かえていた。
「GWは釣れないからなぁ・・・・」
釣行をGW明けに先延ばししよう思っていたが明けたとしても状況がそんなに変わるはずもない。
さて、何処へ行こうか?
腰のこともあるしキツい渓はパス、かと言って人が釣った後塵を追うのも気が進まない。
マイナーな短い渓を何本かなら釣り人が入っていない可能性があるかもね
渓の入り口には缶ビールの空き缶が2本に湿っていないティッシュとサンドイッチの包装
車にゴミを入れてはならないルールでもあるのか?意味が解らんわ!!
こんなマイナーな渓にも釣り人の痕跡があるとは流石にGWやね。
初めての渓だから様子見に探りを入れてみる。
本流はかなり減水している印象を持っていたが小谷なのに水量が多い。
冠たる山を考えればこの水量も頷ける。
まだ、砂地に水が溜まままで乾いてない足跡
「これは昨日くらいの足跡・・・・」 全然釣れる気がしなくなった。
3淵目、何処から巻こうか?よそ見をしている隙にアタリがあって竿を上げると針掛かりしていた。
『ありがたや♡』 これでボーズのことを考えなくて済むのだから
渓の両脇は植林が植えられているが渓沿いは自然林が残されている。
大きく枝を伸ばした大樹を見上げると複雑な広がり方をしていた。
滝と呼ぶにはギリギリ高さの足りないサイズだがよさげな淵を従えている。
植林の渓から想像していたのとは違いなかなか美しい渓だった。
しかし、魚影が薄いのか?釣りきられたのか?
メイン控えめサブ重点で攻めてみるが一向にアタリが出てくれない。
生涯16000尾にリーチが掛かっているのに後1尾が釣れず2時間以上が経過した。
前回は残り11尾だったのに『つ抜け』出来ずに残り3尾持ち越した。
一生懸命やっているのに嫌~な雰囲気・・・・今回も持ち越すのか・・・・
『祝・16000尾目』
もう釣果を追うような釣りはしていないが大きな節目を向かえるのは悦ばしい。
この時期、源流に咲く花は少ない。
目を懲らせば目立たない小さな花をみつけボケを効かせて写真を撮ってみた。
水線も越えたし次の滝で渓変わりしようと思っていた。
一つ手前の淵で落ち込みから左に流れた目印がスーッと落ち込みに戻っていった。
チョコンと合わせると強い引きで淵を左右に泳ぎ回り姿を見せてくれない。
左の岩の隙間から引き出したところで漸く浮き上がってきた。
「尺はないか・・・・」
しばらく浮かせて後に玉網に収めた。
メチャカッコイイ雄の9寸、やはりこの水系の雄はいい面構えをしている。
釣り残しか?ここから釣れはじめるのか?
止めるわけには行かなくなった。
源流の二又
右は崩落して水が流れていないが左は渓本来の姿が復活した美しい流れに変わった。
6寸クラスが連続して釣れたので渓の奥へ奥へ導かれて行くがまた釣れなくなる。
ここで引き返さなければ2本目の渓は中途半端になってしまう。
最後と決めた淵に仕掛けを入れると強い引き・・・・
今度は淵が小さかったので自由には泳がせず渕尻の砂地にズリ上げた。
さっきより5㎜短い雄アマゴ
「いやぁ~君もカッコイイね」
数は釣れない釣りだったけど結果的に9寸が2尾、忍耐力さえあればこんな釣りも悪くない。
またしても、止められなくなった。
もう、渓が終わるまでとことん詰め上がるしかない。
濃い緑の大木はツガとかモミの変わり植林は消えていた。
大好きな原生林の最源流の風景
新緑と青空のコントラストが気持ちいい。
地形図上で傾斜がぐっと上がり坂のようになった渓筋を水が分かれて流れてだす
これ以上アマゴが棲むことはできなくなる場所、もう納竿でいいだろう。
稜線まで辿りたい気持ちはあるが遠回りになるので自重した。
帰り道は渓を渡るタイミングが難解だった。
植林なので渓沿い近くに薄い山道が付いているがガレが積み重なり歩きにくい。
途中で山わさびの群生を見つけた。
少しばかり葉わさびを失敬して久しぶりに醤油付けの仕込みを終えたところです。
遡行データ
2022/5/6 晴れ
遡行距離:3.9km 標高差:3.9km
釣果:7尾 最長寸:28.5cm キープなし
2022/5/6 晴れ
遡行距離:3.9km 標高差:3.9km
釣果:7尾 最長寸:28.5cm キープなし
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