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吉野川漁業権取り消しを考える

渓の雑学
渓の雑学  2025/12/11  
12月10日、徳島県は吉野川漁連と2漁協が持つアユなどの漁業権取り消しを正式に決めたと発表された。
これは今に始まったことではなく平成5年頃から火種が表面化し、徳島県としても各方面への影響の大きさから、いろいろ調整を続けていたようですが 『賦課金収入及び遊漁料収入に見合った増殖放流事業の遂行が確認できず、かつ、事業を遂行しない正当な理由が認められなかった。』が示すように漁協から納得できる回答がえられなたことで『漁業権取り消し』に至ったと考えられます。
報道では報じない部分ですが、不透明な資金運営があり『漁協が事業を遂行しない正当な理由を説明できない』ところに深い闇を感じます。

1月26日 漁業権取り消し処分が行われたことを受け、県や市・町・川を管理する国・警察・釣り連盟関係者・学者などで吉野川水産振興連絡会が開催された。
 1.釣り人は遊漁券を購入する必要がなくなった
 2.徳島県が定めるルールは変わらない
  • 禁漁期間、全長制限
  • 漁具の制限 
  • 採取禁止区域
その上で
  • ルールは県のHPや自治体と協力して周知する  
  • 住民からトラブルの通報があった場合、県に連絡する。 
  • 県職員による河川巡回のエリアを広げ頻度を増やす。

漁協関係者が報道の質問に「川が荒れる・・・これまで漁協が管理していたものを県が管理できるのか?」などと答えていた。

県の管理に疑問符が付くのは同意しますが、漁業権取り消しの原因、責任の所在、漁業権回復への意思があるのかを説明して貰わないと、四国一高い遊漁券を購入し続けてきた釣り人は納得できない。


釣り人の視点

アユのことはよく分からないので渓流釣りの祖谷川について考えてみた。

祖谷川は釣り人が多いので現状の釣り方が続くなら渓魚の繁殖が追いつかずに枯渇は避けられないと思う。渓魚が枯渇してしまえば祖谷川は渓流釣りに魅力のない川となり釣り人が減少するでしょう。そこで生産性のバランスがとれれば細々と渓流釣りを続けられる可能性はあるがそれでいいのか?

渓魚が減らない努力をするならキャッチ&リリースって方法がありますが全ての釣り人に周知するのは難しそうだ。リリースする・しないで釣り人同士の争いになることが目に見えている。

漁協が放流しないのなら釣り人が自主放流する方法もある。支流レベルなら可能かも知れないが祖谷川全体となると範囲が広すぎる。また、無秩序な放流は違った意味で谷が荒れる原因になる。

違法行為によって川が荒れて渓流魚が枯渇するなら、新しい管理組織が出来るまで吉野川全域を禁漁にすれば違法行為の白黒がハッキリするし、多くの人が吉野川漁業権取り消し問題の重大さを認識でき次の段階への移行が加速できると思います。

 

内面漁協の役割

  1.水産資源の管理と増殖
  2.遊漁の管理と振興
  3.河川・湖沼の環境保全
  4.地域活性化への貢献

これは自治体の河川行政と重なる部分があるので三好市や美馬市には頑張っていただき自治体主導で内面漁協を復活していただきたい。釣り人に開かれた漁協組織なら多くの釣り人は協力を惜しまないと思います。

 

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