渓流釣り遡行管理法

渓の雑学

今回は、私の遡行管理方法について紹介します。

高度の記録には、カシオ・プロトレックの高度計測メモリー機能を使います。スタートボタンを押すと15分間隔で自動的に高度を記録してくれます。記録容量は50本、約12時間分のデータなので1日の釣行としては十分だと思われます。高度の値は圧力センサーで気圧を測定しているため、予め確かな目印がある場所で地形図を確認しながら標高値を設定しておく必要があります。プロトレックを長年使ってきた経験上±20m位の精度で高度を測定できます。注意することは時計の電池が少なくなると誤差が大きくなります。また、温度が変わると(プロトレックを水につけた場合など)誤差になります。温度が低くなると高度は高めに出ます。それと、たまに実際の場所を(支流の流れ込み、傾斜の差、山容、樹木の境界など)地形図と比較して高度の誤差がどのくらいあるのかを頭にいれておけば優秀な道具となるでしょう。

釣行先から帰ってきて、プロトレックがメモリーしたデータをEXCELの定型シートに入力します。(手動入力です。)

参考までに私の使っている定型シート  →→→→→「高度日報」

時間毎の情報を(林道情報、障害物の情報など)書き込んでおくと次回の釣行に便利です。ただし曖昧な情報だと(あるべき場所にあるべきものが無い)かえって迷いが生じて不安になる事があります。書き込む情報は出来るだけ正確でないと意味がありません。ここで登場するのがデジタルカメラです。私は、釣った魚や釣った場所、風景以外に納竿点、林道の交差し た場所、 大滝、支流の出合など目印になるものを出来るだけ撮るようにしている。後でプロトレックとデジカメの時間軸を重ね合わせ高度と照合すれば正確な位置情報が得られる。最近のデジカメには写真に 数秒の音声を貼り付ける機能が付いています。メモ代わりに使うと便利です。 写真の管理はアルバム形式でコメントが入れられるソフトがいいです。私はトリワークス社の「蔵衛門」を使っています。

「四国の渓流釣り」をはじめてから遡行記は、hpとなっています。

今回の高度日報の遡行記  →→→→→5月8日 標高差700mの渓」

高度日報を地形図に書き込んだもの
数値地図にペイント系のソフトで書き込めばデータとして残りますが、めんどくさいので大体は地形図に遡行トレースと林道情報を直接書き込んでいます。


遡行データは、要点をまとめてデータベースにするといいでしょう。日付・天候・水系名・川渓名・同行者・釣果・地形図名・・・・・・2、300貯まってくれば、並び替えをするだけでも楽しくなりますよ。


 

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