剣山で向かえる朝 

四国の山歩き
四国の山歩き     2022/11/5  晴れ   
釣りや山歩きで行く行かないの天候は『てんきとくらす』の高原・山で判断することが多い。
いつものように『てんきとくらす』を見ていると
朝、「登山に適していません」だった天気指標が夕方に「登山に適しています」に変わっていた。
明日は天気が悪いから山行は諦めていたのに・・・・
ここで頭をぼやーっと一捻りした。
荒天が急に変わったってことは朝焼けがドラマティックな風景になる確率が高そうだ。
ヘッドランプでナイトハイク
石鎚の時はあれこれと考えることが多く一歩踏み出すのに何日もかかったけど、一度経験してしまえば自制する理由が思い浮かばない。
Google Earthによる遡行図
遡行データ
日時:2021/11/6/ 3:10~14:45
 標高差:555m
 遡行距離:10.4km 
Start
 見ノ越登山口(1400m) ⇒3:10
 剣山(19552m) ⇒4:55
 一の森(18752m) ⇒8:00
 槍戸山(1824m) ⇒9:30
 一の森ヒュッテ ⇒11:00
 見ノ越登山口 ⇒14:45
Goal
遡行地図

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日の出の時刻は6時過ぎ
まだ、脚力に自信が持てないので撮影準備を含め3時間あればなんとかなるだろう。
見ノ越登山口を3時過ぎに歩きはじめ、山頂前に着いたのが5時前だった。
予想外のペース・・・・少しはオフトレ効果が出てきたか?
冷たい風がビュービュー吹いてメチャ寒かった。
剣のバカ広い山頂は風よけになる場所がない。
ヒュッテ前でブルーアワーがはじまる間際まで時間待ちをした。
東のテラスは朝焼け見物のステージになっているようで沢山の人が集まってきた。
剣山の朝焼けは水平線に沿って明けてくるので何処の朝焼けなのか解りづらいところがる。
剣山山頂を手前にして朝焼けを撮影した。
本日の撮影目的は次郎笈のモルゲンロードです。
雲海や霧の発生がなくピーカンの様相・・・・ドラチックのアテが完全に外れた。
日の出前に、辺りが明るくなり上手く焼けてくれるのかが心配だ。
雲の中に太陽が現れた。
雲の下に濃い霧が掛かっているのかフィルターが掛かり濃い赤になっている。
太陽は一旦雲の中に隠れ数分後雲の上から再び姿を現した。
次郎笈のモルゲンロードです。
太陽に向かい遮る物がないので一気に焼けました。
支尾根の光と影が次郎笈の彫りの深さを強調して『男前』です。
しばらくすると次郎笈から続く稜線にモルゲンロードが現れた。
手前から丸石・高ノ瀬・白髪山、右に行ってカヤハゲ・三嶺・西熊山・先週登った天狗塚
これはチョット感動ものでした。
西のテラスは夕陽の見物ステージでしょうか?
三嶺が正面に見えます。
さっきまで数人しかいなかった剣山山頂にも、人が集まってきました。
7時過ぎから剣山を東に下ります。
槍戸山までの稜線を辿り次郎笈を見て回ろうと思っている。
剣山の小ピークを越えたコルから見た次郎笈
裾野に樹木の領域が増えはじめると笹に覆われた山の少し印象が変わる。
一ノ森の分かれ道
右は直登、左はヒュッテ経由・・・・同じ標高を登るにしてもヒュッテ経由の方が楽です。
一ノ森山頂(1875m)
山頂の少し南に三角点があって名前は一ノ森で標高も高いのに何故ここが山頂なのか?
謎です。
一ノ森からの眺望
右⇒剣山、左⇒次郎笈、真ん中に挟まれて三嶺
剣山系の標高1位・3位・2位が並んでいる。
因みに一ノ森は4位です。

北は阿讃山脈の向こうに高松のサンポート(中央)、瀬戸大橋(左)が見えている。

奥槍戸源流(上)とにくぶち源流(下)
谷を覗きはじめれば脚が止まりなかなか前に向いて進めない。
一ノ森と槍戸山のコルから見た次郎笈
西稜線が見えなくなると立体的な魅力を欠いたような気がする。
剣山から見た次郎笈の美しさは三方向に伸びたシャープな稜線だと思う。
槍戸山の全貌が見えてきた。
山頂までなだらかな笹道が続いている。
一ノ森までの道と比べると笹が深く中に障害物もあって歩きにくくなる。
葉や幹の表皮から松だと思うのですが
どんな育ち方をしたらこんなにも凄い枝振りになるのか?
槍戸山山頂(1820m) 
剣山(右)と次郎笈(左) 、三嶺は隠れてしまいました。
ここまで距離が離れて回り込んで来ると大きな笹山って感じですかね。
それにしても剣山はデッカい山以外に特徴がない。
一ノ森を登り返します。
標高差100mくらいなんだけどパワーが切れ、寝不足も重なりヘロヘロになってしまった。
次郎笈も登って夕陽を撮る・・・・そんな野望は消え失せ一ノ森のトラバースから下山した。
まだまだ、オフトレが必要です。
四国の山歩き 剣山で向かえる朝
アップロード:2024/4/18


 
 

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