四国百名山 梶ヶ森

四国の山歩き
四国の山歩き     2021/11/6  晴れ
高知県大豊町 梶ヶ森(1399m)
大豊インターからのアクセスが容易なことがあり高知では人気の山、いろいろな登るルートがあって自身の体力に合わせた山歩きができるのがいいらしい。車で山頂近くまで登ることも可能です。
今回は日本の滝百選に選ばれている龍王の滝を経由した谷沿いの最もメジャーな名勝めぐりコースから紅葉真っ盛りを楽しみながら登ります。
Google Earthによる遡行図
遡行データ
日時:2021/11/6/ 8:00~14:00
 標高差:500m
 遡行距離:5.8km 
Start
 登山口(900m) ⇒8:00
 龍王の滝 ⇒8:10
 定福寺奥の院 ⇒9:40
 天狗の鼻 ⇒11:20
 梶ヶ森(1399m) ⇒11:50
 山荘梶ヶ森 ⇒12:50
 ゴロゴロ八丁 ⇒13:00
 登山口 ⇒14:00
Goal
遡行地図
国土地理院web地図


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早起きして先週に引き続き雲海のタイムラプス撮影
南小川を渡るときの状況では、「今回もダメかな・・・・」だったが上に上がってみたら吉野川に雲海がビッシリと貼り付いていた。R32走っているときには霧に包まれているような感じはなかったのだが早朝の冷え込みと吉野川の水温バランスでで雲海が発生したようで結果オーライだった。タイムラプス的にはもう少し空の色が焼けて欲しかったが日の出は雲の中だった。それと雲海に動きがあれば良かった。
駐車場は広く50台以上の車が止められます。
植林の中に生えている低木が紅葉して美しい。
暗い植林を歩くのは嫌気がさしてくるがこんな明るく多様性のある植林なら重い気分にならない。
 
 
駐車場から10分ほど歩くと龍王の滝に着きます。
日本の滝百選と云うことなんだけど滝の規模や水量が実力不足感は否めない・・・・地元有力者の強いゴリ押しを感じるのは俺だけだろうか?鳥居と祠を配した全体の雰囲気は悪くない。
 
 
しばらくは植林の道を進むのかと思っていたのだが龍王の滝上を越えると自然林に激変、紅葉が輝く秋色全開の風景になった。そして渓沿いに足を踏み入れたら写真素材の多さとアマゴが棲んでいるような水量ではないとは分かっているけど水面を凝視するのに時間が掛かって前に進めない・・・・禁漁期間になり早1ヶ月、渓流への思いは落ち着いていたのに心の平穏さを乱されてしまった。
 
定福寺奥之院
社殿に続く渡り階段のようになっていたがなんか違うと思っていたら建物は寺院の造りだった。
奥之院の上で『名勝めぐり』と『ゴロゴロ八丁』に分岐する。帰りは『ゴロゴロ八丁』の予定にしていたが地形図に道が乗ってないので不安に思っていた、案内看板があるなら迷わずに帰ってくることができるだろう。一安心して『名勝めぐり』の方向に足を進めた。
 
 
渓を渡った先に不動明王が睨みをきかす真名井の滝
これが写真で見たの鉄階段・・・・ほぼ垂直に立っているが手摺りが付いているのでそれほど怖さはない。横に鎖が垂れり面白そうだったが鎖登りは遠慮した。
 
鉄階段を上がると小滝があってまた鉄階段、その上に木の階段が続く・・・・小滝に似つかわしくない深い窓を越えるのに息が切れた。
窓の上が『シャクナゲの森』
山荘に向かう道と分岐する。地形図に乗っていない道が突然現れるので進む方向を見定めるのに時間が掛かってしまう。
 
シャクナゲの森から尾根道に変わる。
大きなブナは見かけないが美渓のブナ林に背の低い笹を敷き詰めた最高の道になる。数は少ないけど紅いのも混じって紅葉を楽しめた。
 
笹と低木の道になり、やがて笹だけになったら尾根のピークの反対側が天狗の鼻
杭は何処から数えはじめたのか分からなかったが階段の数が1000段目らしい。
 
断崖絶壁の途中から飛び出した岩が天狗の鼻のようにみえる。『名勝巡り』・・・・なるほどね見所が多い登山道だった。一旦、平になっているキャンプ場まで下り再び木の階段から梶ヶ森山に向かいます。
梶ヶ森山頂(1399m)
祖谷山系の山々や天狗塚から剣山の眺望、先週登った大ボシ山が右に見えている
電波塔の間から土佐湾が見えている。
 
下山は山荘梶ヶ森まで車道を歩き、山荘の左裏から帰り道に入る。
 
こっちの道も素晴らしいわ。
大ブナがチラホラ・・・・紅葉が僅かに残っていた。
 
ゴロゴロ八丁
この急斜面を下るのか?40度くらいの傾斜なんだけどバランス良く普通に立って下れることが不思議な道だ。この傾斜が定福寺奥之院まで続くのだが思っていたより長かった。

標高差と遡行距離でイメージしていた梶ヶ森は簡単な山だと思っていたが結構傾斜がキツかった。それでもブナの尾根道は心地よく紅葉見物のタイミングとしては最高だったかも知れない。帰り道に通ったゴロゴロ八丁のワクワク感が堪らず面白かった。絶壁に懸崖造りの弘法大師御影堂があるそうなので次に来たときは見逃さず岩場修行に勤しみたい思うのであった。


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