初登りは大川山

四国の山歩き
四国の山歩き  大川山 柞野道  2020/1/2

大川山は阿讃縦走やっていた頃に東山峠から稜線をピストンしたことはあるが下から登ったことはないので正式に?下から登山道を登ってみようと思っていた。前回の中寺廃寺跡は出発時間が遅れたので大川山を諦めてしまったが余計に登りたい想いが高まり初登りは大川山と決めていた。
さて、何処から登ろうか?
葛籠折れの車道を跨いで登るだいせんみちは何だかねぇ・・・・、やっぱり中寺経由の阿讃縦走路を辿るルートが面白そうだ。と云っても前回の江畑道をトレースするのは芸がないから行程は少し長くなるが隣の柞野道から登ることにした。


Google Earth 遡行図
Google Earth ツアー


標高グラフ
遡行データ
日時:2020/1/2 /9:17~16:04
 標高差:740m
 遡行距離:13.0km 

Start
 柞野登山口(300m) ⇒9:17
 江畑道分岐(650m) ⇒10:25
 中寺トラバース ⇒10:30
 阿讃縦走路分岐(950m) ⇒12:30
 大川山(1042m) ⇒12:50-13:30
 阿讃縦走路分岐(950m) ⇒14:00
 中寺展望台(700m) 
⇒14:50-15:15
 柞野登山口(300m) ⇒16:04
Goal

内田から柞野川沿いを奥に向かい車を走らせる。
川があれば川を覗き込みながら運転ができることを特技としている。同行者からは「チャンと前を見てくださいよ」と云われるが渓流沿いで事故を起こしたことは一度もない。雨が少ないこの時期にしては水量が多くチャンとした深みもある。流石は大川山北西斜面の水を集めているだけのことはある。
かつて土器川はアマゴの放流が行われていた時期があった。家から近いのでチョイ釣りのつもりで竿を出したら思いもよらない大物が釣れて驚いた記憶が数多くある。源流に行けなくなったらこんな里川で釣ることになるだろうと思うが放流の行われていたのは20年以上前、野生化して子孫を繫いでいるアマゴはいるのだろうかと脇に車を止め食い入るように深場を覗き込むが生体反応は感じることができなかった。

奥まった場所が開け集落が現れ田んぼの中に柞野道登山口の駐車場がある。車30台くらい止められそうなスペースがあり舗装がされ簡易トイレとパンフレット付きの中寺廃寺跡案内板は江畑道登山口と同じ、まんのう町がインフラに気合いを填めているのが覗えるがソフト面は追いついているのだろうか?

柞野道登山口 駐車場
谷間の奥に見えているのが阿讃山脈
大川山は左の山に隠れて・・・・遠い


地理院の地図は支尾根の稜線を通っている送電線の点検道だが中寺廃寺跡の登山道は50m程下の斜面を平行に通り江畑道分岐の手前で合流するなだらかな道だった。

最初は竹林に囲まれた道
緩やかな道
傾斜が平均しているので歩き安い


中寺廃寺跡入り口の階段までやって来た。
柞野道は江畑道と比べると標高が150m程余分で距離も倍以上あるが掛かった時間は柞野道が60分で江畑道が50分弱だった。緩やかで楽な道と傾斜はキツいがどんどん標高を稼ぐ道の違いになるが体力と脚力が落ちた我が身には前者が合っていると思う。

展望台の眺望は帰りに後回しして右のトラバース道を進む、木々の隙間越しに阿讃山脈の稜線と大川山が横目に見えはじめるがまだまだ遠い。

中寺廃寺跡の展望台分岐
右から展望台をトラバースする


中寺廃寺跡周辺はほぼ平行で緩やかな道が続いている。
願いゾーンを過ぎ初めての道、コンクリートに変わったと思っていたらメチャ急斜面の坂道が現れた。竹箒仕上げになっているので滑ってロスすることはないが落ち葉の柔らかい道を歩いてきたので足裏と太股に負担が掛かる。やっと坂道が終わりヤレヤレと一息ついたが2段目、3段目が待ち受けていて阿讃山脈の稜線近くまでヒィーヒィー泣かされた。

写真では分からないがメチャキツい坂道が延々と続く
北側開けて高松方面の展望
漸く阿讃山脈の稜線に出る。
ここにも中寺廃寺跡の駐車場
自然林に囲まれた快適な阿讃縦走路
懐かしい阿讃縦走コースの指標
最期のピーク、縦走路の正面に大川山

「まだ登ったことのないだいせんみちを登ろう」と言い訳を口にしながら大川山最後の急登を避け車道から回り込んだがピークとの標高差が広がり距離も長くなった。だいせんみちは木で階段状に整備された道だ傾斜のキツいところもあり前述の道を登り切った方がよっぽど早かったと思う。


大川山山頂(1042m)
大川神社の西奥手の秋葉神社横に2等三角点がある。大川神社正面

正月期間中なのかいつもは誰も居ない神社に神主風の御仁が詰めていた。謂われとか成り立ちを話してくれたが「婆さんを飲みこんだ大蛇を鉄砲で撃ち殺した」昔話を3回も聞かされたのでそれしか頭に残っていない。「ご利益があるから御神酒を飲んでいけ」と云われたが帰り道が長くて暗くなるから」と丁寧に昔話のお礼を言って退散した。これは話し相手に引き止められ長居をさせられるパターンやね(笑)


帰りもコンクリート坂道の下りに苦しめられた。踏ん張ってないと転げ落ちそうなので膝を曲げて小幅に歩くと膝が笑いそうになった。
大川山から中寺廃寺跡展望台まで標高差350mをノンストップで下ってきた。残り標高差400m、先が見えてきたので展望台で一息入れる。ザックを下ろし体が動かなくなるとメチャ寒い、大川山でも雪はなかったけど昼を過ぎているのに霜柱が立ったままなので気温は0℃に近いと思われる。

展望台で一息入れる。

標高差:740m、遡行距離:13km、最後の下りが少しバテ気味だったが標準時間なら何とか歩ける体になってきた。渓流解禁まであと1ヶ月・・・・もう一頑張りだ。



大川山周辺地図

YouTube動画

コメント

  1. ヤブ犬 より:

    YouTubeの動画から来ました。とても楽しく拝見しました。自分もいつか歩いてみたいと思います。ありがとうございました。

    • tanisi tanisi より:

      コメントありがとうございます。
      だいせんみちと比べれば距離が長くなり標高差が高くなりますが大川山に登るルートとして歴史有り展望ありで良い山歩きができるので是非歩いてみてください。
      コンクリートの長い坂道に苦しめられますが・・・・

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