鬼ガ城山系 高月山

四国の山歩き
四国の山歩き  2017/10/27 晴れ 
Google Earthによる遡行図
Start
鹿のコル(7:25)-
梅ガ成峠(7:45)-
肩のコル(8:20)-
高月山(9:10)-
梅ガ成峠(11:10)-
櫨ガ森(11:20)-毛
山(11:50)
鹿のコル(12:00)
End
取り敢えず、四国百名山の高月山を押さえておく為に鹿のコルで車中泊

夜中に走って5時間弱・・・・香川から南予までちょっとやそっとじゃ来られないもんね。6時前に目が覚めた、眠りに付いたのは9時過ぎ・・・・結構グッスリだった。

ハスラーの車中泊も熟れてきて何処でも寝ることができる。

ガスが立ち込んで風が強かったので車の中で様子を覗っていた。

隣の住人は2日前に宇和島駅から鹿のコルまで登りテント泊、昨日は三本杭から滑床に下り鹿のコルまで戻って来てテント泊、今日は宇和島駅まで下り列車で高知まで帰る強者だった。

ソロソロ、テント泊をデパートリーに入れないと・・・・重い荷物は嫌だなぁ。
鹿のコルから滑床渓谷まで下っている林道、入り口に鎖が張られて車は進入禁止になっている。
三本杭に掛かっていたガスが晴れて今日もいい天気のようだ。

20分程林道を歩くと「梅ガ成峠」の指標から登りはじめた。

登山道は峠を巻くように北斜面に付き最初のピーク(・1026)は踏まないようだ。
峠から少し歩くと成川渓谷から登って来た登山道と出合った。
密集林の北斜面は陽射しが届きにくいのか湿気が多い。
登山道脇の石には苔が張り付きいい雰囲気になっていた。

稜線に出ると登山道脇をシャクナゲが並ぶ、ここはシャクナゲの名所だった。きっと花の頃には凄いのだろうね。

南斜面は植林が迫っている。よく手入れが行き届いた植林だが単調で無機質感は否めない。できるだけ右に目を向けないように歩く。
ヒメシャラが多く見られるようになってきた。
いつも思うことは同じ、こんなに樹皮が薄くて大丈夫なんだろうか?
「肩のコル」・・・・笑ろうたwa~
「肩ガコル」でもいいだろう。
鬼ガ城山系はチョットしたピークやコルに名前があり標識が置かれている。また、滑床渓谷絡みの周回ルートやトラバース道もしっかりしている。決して標高が高い山ではないが歩き安く好感が持てる。

山道を整備していただいている関係者に感謝ですね。

できれば鹿のコルに山小屋と水場があればもっと良い。
「肩のコル」の南斜面には大ブナ
寝っ転がって上を見上げると少し色付きはじめたブナの葉に覆われていた。実に気持ちのいい空間、少し長めの休憩を取った。
高月山の登りがはじまる。
登山道はブナ林となり落ち葉が敷き詰められた道が気持ちいい。
ヒメシャラの大木 これはデッカいなぁ
この木何の木 ミズナラのような?
最後の急登をやり過ごしてなだらかなアプローチ
高月山山頂の標識が見えてきた。

高月山山頂(1229m)

山頂には祠が鎮座していました。
山頂は樹木に遮られて眺望はありません。
宇和島市から宇和海の方向だけ開けていました。

梅が成峠まで帰ってきました。

さて、林道は登り・・・・どうせ登るのだったら毛山を経由して帰ることに雑林が密集する中に細い道を登ると最初のピーク 櫨ガ森山頂(1064m)

続いて毛山に向かいます。

一旦広い林道に出ましたが見た感じピークを外しているようなので尾根筋に復帰します。杉木立の中にはアセビとシャクナゲを避けるようにジグザグな道、毛山山頂(1089m) 3等三角点(羽勢森)がありました。
毛山を下ります。
尾根西側の急斜面は自然林が残っています。
やがて尾根筋に大ブナが点在するようになりました。尾根を下ると林道の根元に到着です。

今回の山歩きは四国南限のブナを訪ねる旅

想像していたより遙かに多い数と大きなブナを見て驚くばかりだった。植林がなされる前なら、さぞ豊で素晴らしい森が広がっていたのだろう。

南限だからなのか?否、生育の条件さえ揃えば至る所にあったであろうブナ
木材としての利用価値が少なく切り倒されていったブナ不遇の時代を残念に思う。

高月山 遡行データ
 距離:7.2km  標高差:250m
 鹿のコル(1030m)-梅ヶ成峠(1151m)-
 肩のコル(1040m)-高月山(1229m)-
 梅ヶ成峠(1166m)-櫨ガ森(1020m)-
 毛山(1226m)-鹿のコル
標高マップ
遡行ログ軌跡(地形図)

 

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