魚止めの再釣査

渓流釣り遡行記2016
吉野川水系  2016/4/5 晴れ
積算降水量は50㎜、前回の雨は乾いた山肌に水分を含ませる程度だったが、今回の雨は渓に流れ込み思っていたより多い水量だった。合わせて100㎜、四国の渓は渇水から当分の間救われた。
今日は魚止めの釣査、1時間弱歩いてから渓に入る。
最初の1投目で掛けた。手前に寄せて、これから取り込もうかってところで針外れ・・・・尺は無いにしても9寸以上はあったと思う。これがケチの付けはじめかどうかわからないが1時間以上釣れない・・・・そんなことは年に何度かあるが、この水系でも魚影の濃い渓、それにこの水量・・・・何度かアタリがあったけれど針にのらない。どうしたことか?

アマゴ8寸(24cm)
漸く最初の1尾 大事に上げる。

一枚岩で青石の渓
渓相は抜群に良くてお気に入りの渓だ。

アマゴ9寸(28cm)
チャンと上顎に掛かっていたのにエラがめくれていた。近い時期に釣り人の入渓があったようだ。

アマゴ7寸(22cm)
俺が知る限り、この大滝が魚止めだ。


話は1ヶ月前、Lさんからかかってきた電話にはじまる。
「B谷の魚止めって知っている?」
「あの大滝でしょう」
「友達が登山道の上で、いいのを釣ったって聞いたんだけど」
「大滝から標高差150m以上先じゃない。以前詰めたけどアマゴは居なかったよ」
 
渓が一旦緩くなって、幾つかいい淵があり、更に登山道を横切った場所らしい。2回ほど大滝を高巻いて最源流を詰めたことがある。確かに渓が緩くなっていい淵はあるけどアタリすらなかった。こんないい淵でアタリがないのなら、これより先にアマゴは居ないだろうと納竿して急斜面から登山道に這い上がった。渓と登山道が交わる場所までは行ったことがないが、もしかしたら・・・・ そんな話はムチャクチャ好きだから機会があればと思っていた。。

釣れないから、いつもの魚止めの大滝に辿り着くのが早かった。
まだまだ、時間は十分にある。
大滝と連爆を高巻きながら、アマゴが棲めそうな深みに竿を出すがやはりアタリはない。


大滝の上は、更に連瀑が続いている。
大岩が重なり合い直登ができないからザレた斜面に取り付いて高巻く

緩くなった場所までやって来た。
いい淵と言っても最源流だからこんなもんです。こんな淵が幾つかあり、深みがあるので水量が減ってもアマゴは棲めるでしょう。連爆の上なんか誰も釣らないから居るとしたらここだと思います。しかし、ここもアタリがないのは以前と同じ

左支流

右支流

緩い場所を過ぎると2又になっているが右支流は水量がないからパスした。少し進むと次の二又で水量が二分している。帰りのことを考えてまずは左支流、登山道と交差するとガレ場の渓、ガレの中に水が消えてしまった。次に右支流、渓が狭まっているので左支流より幾分マシだが岩壁の連爆に阻まれてしまった。連爆下の淵はたたみ一畳の深み50cm、普段の水量を考えればアマゴは棲めないだろう。

結論を言えばアマゴは居なかった。察するに、いつもの魚止めの下にも林道が交差している。この林道と登山道を間違えたのだろうと思います。    期待させて、どうもです。

釣果:7尾 最大28.0cm キープなし 遡行距離12.0km 標高差480m

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