源流釣り入門
源流に入るときはスマホ地図の予備として地形図と山と高原地図を持って行っていたがマップケースごと落としてしまった。
灌木の密集で藻掻いたときにベストのファスナーな開いていたのが原因のようだ。
スマホがなくなり思ったこと
大ブナ群生の黄葉が綺麗だったので登山道を外れ大ブナが生えている笹原の中を斜めに這い上がり稜線に出ていた。
- 登ってきた笹原の踏み跡を辿り下の登山道に戻れるだろうか?
- 安全策をとるなら稜線の登山道になるが距離が長いアップダウン、分岐は通ったことがない。
スマホは3回目の捜索で奇跡的に見つかり事なきを得た。
スマホ地図の便利さに慣れてしまい、山中での方向を見定める力が落ちた代償は大きい。
予備として、一つ前のスマホを持って行くようになった。
スマホが2つとなれば充電管理や目的の地図の読み込みの有無の確認が煩わしい。
登山地図アプリのヤマレコでスマートウオッチに地図をダウンロードしておけば、スマートウオッチ単独で現在位置と周辺地図を表示できる記事を読んだ。
つまり、スマートウオッチがスマホ地図の予備として使える。
スマホ地図の予備としてスマートウオッチを使いはじめる。
行動の手順は
- スマホのヤマレコで目的の地図をダウンロード
- ダウンロードした地図をスマホに転送・・・・割と時間が掛かるので通信モードをWifiに変える。
- スマホのヤマレコで『登山開始』でスマートウオッチに地図と現在位置、行動軌跡を表示する。
まぁ、まぁ面倒くさい。
スマホのヤマレコを起動していない場合
スマートウオッチに地図がダウンロードしてあれば、スマートウオッチのヤマレコを起動すれば地図と現在位置を表示できる。
つまり、スマートウオッチだけで地図と現在位置が表示できスマホ地図の予備になる。
スマートウオッチに地図がダウンロードされてない場合は地図は表示されない。
源流釣り地図に何度かスマートウオッチとヤマレコの組合せを使った。
初めて使う登山地図アプリ(ヤマレコ)の進化に驚いた。
特に『いまココ』はヤマレコで登山開始しておくと電波があれば行動軌跡がWeb地図上に1週間残る。
危険が多い源流釣りに於いて遭難や事故などが発生したときに家族や友人と『いまココ』を共有しておけば捜索の手掛かりになる。
みんなの地図のバリエーションルートは源流遡行のアプローチルートや撤退ルートと被ることがあるので参考になることもある
地図を見るのに手間が要らない。
日常は老眼でメガネが必要だが、今のところ裸眼でも地図を見ることができるので視認性はいい。
地図の全体像を確認したいときは画面の大きいスマホの方が便利だ。
スマホ地図を見る回数が減ってスマホの電池消費が少なくなった。
デメリットは
まだ、新しいので時計を庇うシーンが多かった。
まだ、新しいので時計を庇うシーンが多かった。
地形図とプロトレックで現在位置を割り出していた頃は
「たぶん、この辺だろう」 というあやふやな感覚だった。
それを補うために周囲の地形を観察することで自然と研ぎ澄まされた地理感が身に付いていた。
スマホ地図に変わり正確な現在位置を簡単に表示してくれる便利さで退化してしまったようだ。
便利なものを使うことに異論はない。
折角、スマートウオッチで地図を直ぐに見られるようになったのだから地図と地形のイメージをを合わすことを怠らなければスマホ地図で退化した地理感は徐々に戻っていくだろう。
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