二又に悩む

源流釣り 地図を読む
源流釣り入門
  源流釣り 地図を読む 

源流を釣り上がります。やがて渓は二又に分かれた。水量はほぼ同じです。本当は、左右両方の渓を釣りたいが、もうどちらか片側を釣る時間しか残されていない・・・・。

源流釣りで良くありがちなシーンですね。

いろいろなパターンが考えられますが、その時の状況を踏まえ考えてみたいと思います。

状況A⇒以前来たことがある渓(左支流も右支流も知っている。)

  1. 過去の実績を重んじる。
    ・たぶん、これが正解かもしれません。
  2. 人が入り安そうな渓を避ける
    ・人が入るから釣れないのか?釣れないから人が入らないのか? 線引きが必要
    ・裏目に出る確率が高そうですね。
    例えば、釣れない方に最近誰かが入っていたとか・・・・最悪
  3. 帰り道が楽そうな渓を選ぶ
    ・上流に帰りの林道がある方、または林道へのエスケープが楽な方
    ・釣る時間が少ないのなら正解でしょう。
  4. 左支流半分+右支流半分
    ・往き帰り無駄になるような気がしますが二又に明確な帰り道がある場合有効かな
  5. 少し釣り上がって、釣れたら継続・釣れなかったら反対の支流に戻る。
    ・先に釣り上がる支流をどちらにするか悩みますね。
    ・A-①の場合でもこれをやりますね。
  6. 二人なら落ち合う場所と時間を決めて分かれて釣る。
     ・釣りたい支流を先に言った方が勝ちです。
  7. 二人でも一緒に釣りたいのならジャンケンで決める。
    ・いい加減のような気がしますが、あれこれ悩むより決断が早い。

状況B⇒初めての渓

  1. 渓の入り口を見て第一印象で決める
    ・所謂「感」っていうやつですね。
  2. 地形図を見て雨を受ける流域面積が広い方の渓
    ・現在は同じ水量でも普段の水量は変わってくるかもしれません。
    当然、水量が多い方が有利ですので論理的に考えるのもいい方法です。
  3. 地形図を見て渓の傾斜・広さ、山の地形、植生などが好みに合っている方
    ・A-③も選択肢に入ってきそうですね。
    ・いずれにしても地形図を読む力量が必要です。
  4. 当然、A-④~A-⑦も選択肢に入ります。

状況C⇒水量が違う場合

  1. 水量が6:4くらいなら A,Bにあて嵌めてもいいでしょう。
  2. 水量が7:3くらいなら 少ない方の入り口を確かめてもいいかもしれません。
  3. 水量が8:2以下なら、少ない方は飛ばしてもいいでしょう。

二又が一つしか無いなんて渓はありません。

どちらかの支流を選んだとしても、しばらく遡行すると二又が現れ、小支流の流れ込みが幾つも合流してきます。そのたび悩んでいたのでは釣りになりません。源流に入る前に地形図を見て何処から何処までを釣ってどう帰ってくるのかくらいは頭に入れて置いた方がいいでしょう。

二又の選択に正解はありません。どうしても左右両方とも釣りたい場合は、計画段階で自分のペースなら何処から釣りはじめたら両方の二又を釣ることができるのかを考えるべきでしょう。


 

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