アマゴは美しい魚だ、それでいて凜々しさがある。
今年からアマゴの写真を拘って撮ることにした。一眼を持ち込めればいいが、どんなに手厚く扱ったとしても水没は避けられない。バカチョンに毛が生えたくらいの防水カメラで何処まで撮れるのかが課題
光が十分あれば防水カメラだって一眼に負けないくらいの写真は撮れる。利点は何も気にすることなく水際に近づける。(水中写真だって撮れる)
薄暗い渓流ではどうか? 開放絞り:F2.0 TG-3はなかなか優秀だ
アマゴは水辺に浸してやると鰭を広げる。魚体の中心部分をアップにすると美しさが際立つ
パーマーク・朱点・黒点・鰭の縁取り・魚体のグラレーション、被写体としては最高の素材です。
四国は「伊予の青石」とか「阿波の青石」と言って青色をした変成岩の美しい渓が多い。水辺の青石の上にアマゴを寝かしてやればいい感じになる。魚は細長になるので斜めの構図で撮影してやれば魚体の面積が大きくなる。また、真正面からだけじゃなくって視点をずらすと面白い写真になる。枯れ葉等を取り除いてやる余裕も必要
水辺で撮影すると写真を撮る前に「さいなら」って逃げられることがある。そんなときは、玉網の中に入れてやると良い。しかし、俺の玉網は長年使って草臥れているなぁ 写真の背景には不向きかもね。フライのランディングネット(持ってないけど)に入れるといい雰囲気になると思う。
29.5cmの泣き尺 良い顔つきをしている。口が閉じていたら平凡な写真になってしまいがち、少し開いている方がアマゴの表情みたいなものが伝わると思う。
水の反射を入れる。カメラの小さなモニターでは出来上がりの善し悪しを判断しかねる。運任せみたいなところがあるので、少しあおり角を変えて何枚か撮っておけば良い。
魚体の大きさを比較するには手に持つといい。後から写真を見てどれくらいの大きさだったのか見当が付く、背景に水辺や滝をぼかしてやるとそれぽい写真になる。
アマゴに指を咥えさせるとおとなしくなります。
アマゴは空気中では呼吸ができない。リリースを前提にするなら水から離す時間は最小にすべきだろう。それと手と魚体の体温差でアマゴはダメージを受けるらしい。水で手の体温を冷やしから持つのは常識です。
個人的に好きなのは苔の上に寝かせたアマゴの写真、緑のコントラストにアマゴが映える。これも、水辺から離れることになるので上とおなじだ。苔に水を含ませる配慮が必要になる。
ブログ・SNSに載せてはいけない写真
リリースを旨とする釣り人に叩かれ、説教される。間違って反論しようものなら、人間性まで否定され炎上することになりかねない。
ルールを守り常識の範疇で魚を持ち帰り食することに罪悪感を感じる必要などない。しかし、アマゴ本来の美しさから懸け離れた写真。記録的な意味はあっても、誰かを不快にするような写真はいらない。
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