源流は日常では見ることができない感動的な風景が溢れています。どうにかこの素晴らしい光景を動画撮影したいと思っていましたが、通常のビデオ撮影だとブレが気になります。ドリーを持ち込みましたがドリーと三脚を背負っていくのが重いし、セッティングに時間がかかり過ぎて釣りどころではありません。
次に持ち込んだのがジンバル。取り敢えず、『お試し』と思い値段重視の中華製ジンバル、平地では何とか可能性もあったのですが足場が悪い源流ではうまくコントロールできません・・・・値段が10倍もする正規品を手にしたとしても自信が持てず諦めました。
次に目を付けたのが3軸モーター制御のスタビライザー。
ジャイロセンサーで水平を検出してROLL・PICH・YEWの3軸モーターを制御しカメラの平衡を自動で保ちながら手ぶれなしの浮遊映像が撮影できます。しかも、カメラと合わせた重量が1500g以下、片手で持って撮影することが出来るので源流に持ち込めます。
LX100とNebula 4000 Liteの組合せ LX100はコンデジながら4K動画を撮影することが出来で動画性能が高くて優秀です。ただ、4K動画はPCでの編集作業が重く、ファイル管理も大変になり現実的ではありません。もっぱらフルHDで撮影して動画編集しています。
カメラを取り付けた時のバランスが最も重要です。バランスが良くないと動作が安定しません。バランスの取り方はカメラの取付・左右調整の4本ネジ・上下調整の4本ネジでバランス調整をします。初めのうちはこの調整作業に時間がかかり苦労しました。慣れてくるとカメラの取付だけでほぼバランス調整ができるようになりました。
カメラを取り付ける時にいちいちバランス調整をするのは面倒です。源流では水平な場所が何処なのか解り辛いところがあります。俺の場合、Nebula 4000 Liteの台座にクイックシューを取り付けて予めバランス調整を行い、現場ではクイックシューにカメラを取り付けるだけにしています。
LX100はコンパクトな割にレンズが長く出てきます。クイックシューの取付方によってはバランスが崩れることがあります。これはカメラの重心がレンズの重みによって微妙に影響しているものと思われます。Nebula 4000 Liteに最適なカメラはカメラ本体に重みがあってレンズ重みの影響が少ない方がいいようです。ただし、Nebula 4000 Liteに取り付けられるカメラ重量制限は1kgまでです。
もう少しモーターにパワーを持たせ、ある程度バランスをとっておけば電源ONした時に自動でバランス補正をしてくれるようになればいいと思います。(次機種は、きっとそうなるでしょう)
PCの「SimpleBGC GUI」の調整方法については機会があれば書きたいと思います。
カメラの着脱はクイックシューで行っています。
カメラの電池交換や移動時の脱着に便利です。
源流への持ち運びは付属の専用ケースに入れてリュックに収納します。ACアダプターの収納スペースのスポンジを少し加工するとLX100がピッタリ収まりました。専用ケース周囲にゴムパッキンが埋め込まれているので渓で転んでも水没する心配はありません。
最近釣り仲間からは片手間で釣りをしていると言われますが「釣り」も「撮影」も真剣に取り組んでいます。
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