もっこく池 百流し

もっこく池
四国渓師ブログ  2017/2/25

うどん帰り もっこく池に寄ってみた。
たかさんが水門の陣取り左側を攻めていた。今日は、用事があったので様子を見るだけにしようと思っていたが、何時になく水門にいい感じの水が流れ込んでいるので用事を後回しにして竿を出してみた。

ムチャクチャ良い流れなのにアタリがない。こんな時は、渓流の本流師から伝授してもらった『百流し』、水門の流れに合わせて手前から奥に向かい仕掛けを繰り返し流した。
微妙なアタリ・・・・流れの中でウキが止まって立つ瞬間に合わせを入れた。水道に入ろうとしたが食い止めて右に展開した。竿先は水面から1m上で止まっていた、魚の動きに合わせて右へ右へと付いて行くしかない。

ブイまで行ったら終わりだなぁ・・・・5m程前で動きが止まった。そこから強引に浮かせて岸まで寄せて、近くに居たルアーマンに掬ってもらった。メジャーを当てると70cmの雌、今年は、他人様の大物を掬うことが多かったが漸く自分で大物を釣ることができた。

それから30分位経って同じようなアタリを合わせた。水道に入られたが引き離した。

上から見ていた師匠が「40はあるでぇー」

横からたかさんが「50くらいかなぁ・・・・」

「いやいや、そんな引きじゃない」と俺

右に走り出した・・・・これはもらったっと思っていたら急に戻って来て沖に走り出した。喰い止めるまもなく、竿が水中に引き込まれ伸されて道糸がプッツン

仕掛けが切られたのはいいがさっきのニジマスがウキから何もかも引き連れて泳いでいるのかと思うと可哀想になる。

「おっきい40やったのー」と師匠

「違いますって。」


後日談だが・・・・
次の日、たかさんがもっこくから電話があった。徳島のご夫婦の奥さんがウキが付いたニジマスを釣って俺の仕掛けを回収してくれたそうだ。もっこくまでお礼に行くと64cmの幅広ニジマスだったらしいです。

「ありがとうございます。」

気持ちの片隅にあったモヤモヤが消えました。

まだ、ドラマは続く・・・・
それから1時間後 またまた同じようなアタリを合わす。上から見ていた師匠が「デカイ!」と一言、 さっきの苦い経験から力勝負に出る。伸されさえしなければ竿はもつはずだ。強引に竿を立てて、魚が止まったところで余裕を与えず引き寄せて師匠に掬ってもらった。メジャーをあてると70cmの雄 体高が20cm以上の幅広だった。雄は鼻曲がり、顎曲がりの厳つい顔をしているが引きとか粘り強さは雌の方が断然上だ。

漸く大物が釣れるようになってきた。
しかし、アタリは極端に少ない。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました