吉野川水系 2023/4/14 曇り/小雨
30分遅れで家を出た。
既に明るくなった渓沿い道は新緑が芽吹き、つい最近までモノトーンだった山の風景が淡いトーンの緑に彩られ源流の風景が春らしい雰囲気に変わっていました。
車止め近くの山肌には新緑に混じり山桜が咲いていました。弱い風が吹くと桜の花びらがゆっくり流され足元に落ちてきます。
車止めから少し歩き連瀑から釣りはじめます。
ここ何年か殆ど釣れなくなった連瀑なのだが、淵毎にアマゴが顔を出してくれる。「結構引くなぁ」と思っていたっら8寸サイズが針掛かりしたのには驚いた。
小さな黒点と朱点がやたら多い源流域で偶に見かけるタイプ、連瀑まで流れ落ちてきたのか?
巻き道は付いているけど岩場に積もったザレの進行が止まらない。
ズル、ズルッと滑り出したら滝壺にドボーンなんてことになりかねないので斜面側に体重を残し、手掛かりになるものは何でも掴みながら通過します。
連瀑最後の滝を越えると渓は緩やかになり緊張続きだった遡行に余裕ができます。
ちょっと疲れ気味なので、ここで一休み入れます。
地面に目をやると小さな花が咲いています。
斜面には山ツツジの群生、鮮やかな濃いピンクが眩しい。
春やねぇ!!
渓が緩くなると渓相が良くなり良淵が連続します。
岩壁に囲まれた仕掛けが奥まで届かない細長い淵、偶に大物が釣れることがあるので膝下まで立ち込んで竿を出しました。先週の渓は水の冷たさに耐えかねていましたが1分位なら我慢できます。標高の差もあると思いますが水温も緩んでいます。
両岸が切り立って谷幅が狭い渓
大木が倒れて渓を塞ぐと大小の流木が重なり合い天然の堰ができます。アマゴの隠れ場所に都合がいいのか良型が居着いています。
この淵は去年まで左の壁際に流木が溜まっていた場所です。
スッキリしすぎて流れも緩いのでどうかな?と思っていましたが右奥の落ち込みから良型が飛びついてきました。
遡行行程の中間にある大滝
この滝は滝淵の真ん中に突き刺さった大木で土砂が溜まり、年々淵が狭まり浅くなっています。突き刺さった大木が二つに分かれたようなので手前の木が流されれば元の大淵に戻るだろうと思っています。
新たな大木が落ち込みに被さっていました。
ポイントは大木の周囲なので明確です。左の白泡の中から8寸が飛び出してきました。大物は出ませんが8寸クラスが遊んでくれるので楽しい釣りです。
少々長くなってきたので遡行記を前編と後編に分けます。
『春めいてきた源流 後編』に続く
『春めいてきた源流 後編』に続く
遡行データ
2023/4/14 晴れ
遡行距離:5.6km 標高差:350m
釣果:28尾 最長寸:25.0cm キープなし
2023/4/14 晴れ
遡行距離:5.6km 標高差:350m
釣果:28尾 最長寸:25.0cm キープなし
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