渓流釣り遡行記2021
那賀川水系 2021/8/25 晴れ
那賀川水系 2021/8/25 晴れ
何をやっていたのか?8月前半は釣りに出かける機会がなかった。
「一雨欲しいところだ。」とタイミングを計っていたら思いの外の長雨に停滞することになってしまった。山は半月で総雨量が1000㎜近くチョット近づきがたい状況に戸惑いながら2日間の晴れ間を置いた。
二又まで2kmの歩き・・・・大した傾斜ではなかったがマルひと月体たらくに過ごしてきた身体はザックの重みに慣れなくて汗がダラダラ流れ立ち止まる回数が多くなってきた。
「二又まで釣りながら行こう」と安易に渓へ下った。
上から見るには「大した水量ではない」と思っていたが渓筋に立ってみると水の流れは強く傾斜がある場所では怖さを覚えるほど水が流れ下っていた。
平水時には良淵なんだろうけど股下まで立ち込んでも落ち込みに仕掛けが届かない。
それは良いにしても、岩壁に囲まれたどうやれば越えられるのか?
下った場所まで引き返すのは面倒くさいと思っていたら左の岩壁にお助けロープが垂れていた。
太さ5㎜くらいのロープに全体重を預けるのは心許ないがロープがプッツンしても深みのある水の中に落ちるだけなので意を決した。
抜群の水量に笹濁り、釣れない筈はないのだが偶に4寸~5寸が針掛かりするだけ・・・・
そんなはずはないだろうと遡行を続けていたら今までにない引きで竿が絞られた。
幅広の8寸、この時期のアマゴは引きが強くてやり取りを楽しませてくれる。
初めて入る渓
釣り仲間から二又の入り口には嫌らしい大滝が構えていると聞いていた。
どんな滝なのかと思っていたら水量が多いせいもあるが想像してたよりデッカくて嫌らしそうだった。
大滝を高巻く
揺る尾根に取り付き滝上に回り込めそうな場所を見定めながら高さを稼いだ。
たぶん「ここしかなだろう」と言う場所を横移動・・・・立木に掴まりながら滝上に下れそうな斜面を見つけたがその先に10mクラスの滝。
ったとしても立ち往生になりそうなので更に横移動・・・・結構な急斜面滑り落ちたら先が切り立っているので無事ではいられないので立木や根っ子が掴めるルートを慎重に進んだ。
最後は滑り下り渓に立った場所は緩やかに水が流れる渓だった。
大滝を高巻いて入渓する釣り人はそんなにいないのだろう。
7寸クラスが面白いように釣れはじめた。
9寸クラスが連続して釣れた。
これからもっと面白くなりそうな予感だったがサイズが2周り小さくなりアタリも遠ざかるようになった
。何処かから回り込んで来るような場所があるのだろうか?
細い倒木にキノコが密集していた。
源流の真夏は短く秋の気配が忍び寄っている。
不思議な渓だ
2、30m進めば左右どちらかの斜面に小さな滝が現れ水が流れ込んでくる。その度に本筋の水量が減っている。た
ぶん山の斜面の入り組みが複雑に形成されているのだろう。
だんだん水量が少なくなりアタリも遠ざかる。
下流は結構な水量だったのに平水時はどれほど少なくなるのか?源流の二又以降も釣査しようと思っていたが初めての渓だし早めの納竿・・・・本筋で竿を出したのが悔やまれる。
撤退は尾根が近づく斜面にルートを求めた。
飛び地の植林に山道を見つけた。「たぶんこれに違いない!!」と思ったが途中で途切れてしまった。
仕方ないので小さな岩場の渓筋を経由してコルまで這い上がった。
揺る尾根には踏み跡があって「これは楽勝で帰れる。」と思ったのだが最後の100mの等高線の間隔が経験値の傾斜より急だった。
(辻褄合わせの等高線なのか?)それでも滑り落ちたとしても大けがになることはないので大滝の高巻きより余程安全だった。
まぁ、下るときに踏ん張りすぎて太ももが痙りそうになったけどね。
しかし、山仕事に使える道じゃない・・・・もっと安全なルートを見逃しているのに違いない。
遡行データ
2021/8/25 晴れ
遡行距離:6.0km 標高差:270m
釣果:32尾 最長寸:28.0cm キープなし
2021/8/25 晴れ
遡行距離:6.0km 標高差:270m
釣果:32尾 最長寸:28.0cm キープなし
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