釣れない岩魚釣り

渓流釣り遡行記2021
渓流釣り遡行記2021
 吉野川水系 2021/4/1 晴れ 
アマゴ域の四国にも岩魚が居る
大部分は四国外から持ち込まれた岩魚達の子孫であるが、岩魚の分類を研究している大学教授とメールのやり取りをさせて貰っている中で四国の岩魚から他の地域の岩魚と異なるDNA配列が検出されたという話があった。
現在も主流となっている『四国に岩魚は居なかった』という学説が覆り、密かに浪漫ある話として語りつがれている『四国岩魚』の存在が科学的に証明される可能性は高い。(この話はながくなるのでこの辺で・・・・)
積極的に岩魚を釣りたいと思わないアマゴ好きではあるが偶に岩魚の縦引きが恋しくなる時がある。
そう、今日は岩魚釣りです。
 
本流の砂地に
今日入る渓へ続いている足跡が目に入った。
「けっこう新しいな。まぁ、本流ついでに渓に入る釣り人もいるから・・・・」
足跡はそれ程気にしてはいなかったが大淵が連続する区間で全然釣れずアタリすらない。
「帰り道が薄くなる最終エンテを越えればなんとかなるだろう・・・・」
 
最終エンテを越える前に7寸・・・・スレ掛かりだった。

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最終エンテ以降も釣れない。
『一応メインポイント、サブポイントは念入りに・・・・』は前回の釣行に引き続いた。
やっとサブポイントから9寸
滑り落ちそうで通過するのが怖いゴルジェの滝
初めて通ったときはビビっていたが雪で凍っていても通過できるようになったので問題なし
さてこの滝を越えれば釣れない状況が変われば良いのだが・・・・
全然釣れない!!
釣れないときは写真を撮ればいい。
滅多に人の目めに触れない源流は素晴らしい被写体が沢山ある。
前回から防水カメラの限界を感じ源流に一眼カメラを持ち込んでいる。
ザックベルトにカメラホルダーを取り付けているが水没を気にしてザックの中の防水袋から取り出しての撮影になるので面倒くさい。
漸く3尾目
これだけ釣れないとかえって清々しく思える。
さて、二又
このまま本流を詰めるのか?入り口が崩落して入る気がしない支流に入るのか?
支流に分がありそうだが取りあえず2条の滝まで行ってみる。
ダメだった。

足跡が支流にも続いていて泥濘んだ場所に残っていた足跡は生々しかった。今日じゃないなら昨日なのは確実だ。
足跡の主の影響だけが釣れない原因だとは思わないが気になって仕方が無くなってきた。
今日初めて岩魚の影が走った。
チョットは期待が持てそうだとどんどん釣り上がる。
支流には植林が植えられている。
至る所で斜面が崩れ土砂が渓に流れ込み深みを埋めているので釣るポイントが少ない。
「なんでこんな標高が高いところに植林するのか!!」・・・・こう釣れないと何かに文句を言いたくなる。
全く釣れる気がしない・・・・魚止へのモチベーションが保てず早めの納竿となった。
釣れない岩魚釣り・・・・まぁ、そんなこともある(泣)
遡行データ
 2021/4/1  晴れ
 遡行距離:5.4km 標高差:330m 吉野川水系
 釣果:3尾 最長寸:27.0cm キープなし

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コメント

  1. おじゃまる より:

    シコクイワナを追いかけることはとてもワクワクする楽しいことで、ただ単に釣りをするだけではない楽しさがあります。しかしながらこれにくぎを刺しているのがtanisiさんのブログでもおっしゃられている植林なのです。プラス延々と伸びた林道でしょうか。人の手が入っている動かぬ証拠と言っていいと思います。人の手が入っていないところで見つけたいと私自身も思ってはいるのですが。本土での源流釣りでは上流域は私の行っていた釣り場ではほとんどイワナでした。しかしながら面河川では上流域を支配しているのはアマゴなのです。これは珍しいことで、面河川の美点であり本土の釣り師にも自慢できることだと思っています。タナビラとも呼ばれる厚みが薄く体高のあるものと違い、厚みがありほっそり気味で掛けた瞬間にその場で暴れるだけですぐにタモに収まるアマゴだけでなく、イワナのように巣穴に逃げ込むがごとくもう突進して泳ぎまくるやつがいるのも私にとっての魅力です。

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