入渓点(6:30)-
納竿(11:30)-
車道(13:15)-
笠取山登山口(13:50)-
笠取山(14:00)-
大川嶺(14:50)-
大川嶺登山口(15:00)-
入渓点(16:00)
End
さて、登り方をどうするか?
- 正統派なら豊久からかな
- 大川嶺-笠取山縦走と中津明神山のセット
- ウバホド山-大川嶺-笠取山縦走
- ブナ原生林の渓を釣り上がって源頭からピークを詰める
この渓は、殆ど釣れないし釣れてもチビ・・・・釣り的には『サッパリ』の渓なのだ。しかし、それを差し引いたとしても余りあるブナの原生林の素晴らしいさに魅力がある。
ブナ林の中に渓の流れがあってアマゴが棲んでいる、例え釣れなくてもそれだけでいいじゃないの、 家から4時間以上もかかるのに、ここ数年毎年のように通っている。
橋が架かり、その横に小屋が現れた。
もう車道に着いたのか?・・・・いや、まだ早すぎる。地図ロイドに地形図をダウンロードするのを忘れて電波無し、現在位置が解らない。昨日、地図を見たときにこんな道は無かった、たぶん車道に続いているのだと思う。
車道に出るまでの不安は渓が終わった後、笹の薮漕ぎに変わるかも知れない。踏み跡がない笹薮は、藻掻き苦しんで進まなければいけない。もしその距離が長くて急だったら引き返すことになるだろう。入渓した場所まで戻るのは大変だけど、ここならダメージは少なくて済む。
山歩きや渓歩きは、こうした不安を取り除くことを積み重ねて遡行に余裕を作るのが大事だ。
渓筋の横に杣らしき道が通っていた。
この道があるなら楽勝だろうと思ったが直ぐに途切れてなくなった。
ブナの大木が枝を広げた光景が続く
まだ若い新緑の葉は柔らかい陽射しを届けてくれる。
沢登りはより厳しい渓、より難しい渓相が好まれるようだがこんな美しく優しい渓なら万人に受け入れられるだろう。
少ない水量がほぼ二分した、たぶん地図上最後の二又に出くわした。
左は急斜面に変わる、右はまだ渓が続いている。
水が流れる跡があれば笹は自由にヤブ化しないので右に進路を取る。
漸く笹の稜線が見えだした。
パラパラとミツバツツジが見えはじめたのに元気がない。もう、終わってしまったのか?
久万高原町の公報では月末に満開と書いてあった。
土留めまで笹のヤブなしで登って来られた。
土留めから車道まで20mくらい・・・急斜面だが笹は無く、心配していた薮漕ぎはスンナリだった。
車道まで這い上がり車道を歩いて笠取山登山口に向かった。
タイトル的には車道から稜線に出て大川嶺に登るべきだった。頭の中には笠取山-大川嶺縦走⇒帰り道が近くなる・・・・よく考えれば、どっちを先に登っても歩く距離は変わらない。
写真は笠取山登山口の駐車場
ミツバツツジの見頃とあって沢山の車が止まっていた。
「下の渓からピークまで這い上がってきたんだぞ・・・・」、誰かに伝えたいが誰も聞いてくれない
自分からは云うもんじゃない・・・・些細な奥ゆかしさを持ち合わせている。
ヘルメット被っている、スパッツが違う、ベストなんて今時あり?普通の登山者と比べたら格好がおかしく思えるし、何か小汚い。
きっと、話しかけられない理由があったかもね。
遠目からいい感じでミツバツツジが咲いていると思っていたが近寄ると元気がない。地元の方の話を横耳で聞くと寒さで花が萎れつぼみは咲かなかったようです。
元気で鮮やかなツツジは数本しかありません。重そうな三脚を担いだカメラマンが残念そうに下ってきました。
笠取山山頂(1562m)
大川嶺より30m以上標高が高く、山容もカッコイイしミツバツツジも多いのに四国100名山に選ばれなかったのは山頂の展望でしょうか?
所詮、個人的主観に左右されたのが100名山で不遇の山も多い。
瓶ヶ森、石鎚方面
中津明神山方面
笹の稜線が大川嶺に向かってなだらかに続きます。
ピーカンの天気、陽射しを遮るものがなくメチャ暑です。
大川嶺山頂(1525m)
一番奥の渓を辿って中央の凹みを這い上がりました。
凹みの右が大川嶺、左端が笠取山です。こうやって見てみると、原生林が広がりピーク近くまでが迫っているのがわかります。
メチャクチャいい森ですね
車道から入渓点まで下る。
この道は原生林の中を縫うように通っています。車で走るより歩く方がブナの大木を身近に感じられます。写真撮りまくりになってしいなかなか入渓点に辿り着きません。
笠取山登山口で野営
次の日は中津明神山を予定していましたが長い車道歩きで足にまめが出来たのと夜遅くまで星空撮影に没頭してしまい断念しちゃった。
遡行距離:13.7km 標高差:400m
入渓点(1170m)-車道(1495m)-
笠取山登山口(1520m)-笠取山(1562m)-
大川嶺(1525m)-大川嶺登山口(1450m)
-入渓点(1170m)
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