京柱峠-土佐矢筈山

四国の山歩き
四国の山歩き  2016/11/16 快晴 
カシバードによる遡行図
Start
 京柱峠(9:00)-
 原生林(9:40)-
 モミ千本(10:20)-
 小檜曽山(11:00)-
 土佐矢筈山(12:30~13:10)-
 小檜曽山分岐(14:10)-
 原生林(14:30~15:00)-
 京柱峠(15:30)
End
標高マップ

綱附森から見た土佐矢筈山
祖谷山系の矢筈山と区別するために土佐矢筈山と呼ばれている。
標高差で一歩譲った形で頭に土佐を付けているが、広く緩やかな笹原、岩のオブジェや展望の良さからすれば優劣を付けがたい。
途中に原生林を辿るコースがあると聞いて、京柱峠から高知と徳島県境の稜線を登ることにした。

前日から車中泊で泊まり込みでスーパームーン+1(十六夜)のタイムラプスを狙った。風が吹いていたので安心して車の中で入山祝いをしていたら レンズが曇ってしまい大失敗に終わった。雲が動き回りいい感じだったのになぁ・・・・まぁまぁ見られる写真は初めの数枚だけだった。
朝起きると月は尾根を越えて西の朝焼けの空に移っていた。東の空は、ガスが晴れて牛ノ背と天狗塚が低い雲の上に突きだした。
 登山口は京柱峠から南に延びている舗装された林道を2、3分歩くと見えてくる。
初めは、稜線の横を緩やかに登って行くが稜線に乗ると急登が待っていた。
稜線は植林の境界で10m幅くらいの自然林が残っている。そこだけ陽が差し、味気ない植林の中を歩くより遙かに快適だ。
そして、大きなブナが現れた。
展望台のようなところで植林の隙間から対面の山を見る。
植林の間に広い範囲で自然林が残っている。
「原始林」改め「原生林」の入り口
歩きはじめて40分、全行程の標高差を半分以上登って来た。
緩やかで広い空間に大ブナの世界
こんなブナの原生林が大好きだ。

結構、密集しているのに林の中は明るい。
笹、下草や苔が生え多様性に富んでいる。
モミ千本を過ぎると笹原になり展望が開けます。
小檜曽山分岐 少し離れた小檜曽山に向かいます。
小檜曽山

 小檜曽山山頂(1524m)

山頂には男女8人のグループ
分岐から京柱峠に下って行かれました。

小檜曽山から見た土佐矢筈山
土佐矢筈山に向かって歩いていると、また小桧曽山(1541m)
『檜』と『桧』字が違います。ニセコビソヤマと呼ばれている山です。
小檜曽山と間違って指標を立てたのがそのままだとか?稜線がポッコリ盛り上がったような小檜曽山より、こっちの方がピークがチャンとして山らしい。
土佐矢筈山に向かって快適な笹原を歩くとムチャクチャ展望がいい。
 祖谷山系 寒峰・烏帽子山・矢筈山・黒笠山
正面に土佐矢筈山と左横に牛の背・天狗塚
物部川、笹川の源流域
 笹原から樹林帯を潜り山頂を目指します。
岩のオブジェもあります。
振り返れば、辿って来た笹の稜線が見えます。
矢筈山山頂(1606m)
山頂で休憩していると女性が二人登ってこられました。
南の矢筈峠からだと1時間で登ることができるそうです。
山頂からの 眺望は最高です。
左が梶ヶ森、雲の上に頭を出した愛媛の山々
祖谷山系・牛の背・天狗塚・綱附森・三嶺・白髪山  剣山・次郎笈も見えるはずなんですが何処でしょう。

北側の緩い稜線歩きも楽しそうですがもう一度、原生林を撮影したいので来た道を引き返します。


遡行データ
 遡行距離:12.0km 標高差:500m
 京柱峠(1110m)-原生林-モミ千本-
 小檜曽山分岐-小檜曽山(1524m)-
 土佐矢筈山(1606m)-小檜曽山分岐-原生林-京柱峠

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