四国の山歩き 2016/10/14 晴れ
カシバードによる遡行図
遡行データ
日時:2016/10/14 晴れ 10:10~18:50
遡行距離:16.6km
標高差:480m
Start
白髪山登山口 ⇒10:10
白髪山(1470m) ⇒11:40~12:10
竜王峠 ⇒14:10
奥工石山北登山口 ⇒15:00
奥工石山(1516m) ⇒16:30~16:50
竜王峠 ⇒18:00
白髪山登山口 ⇒18:50
End
日時:2016/10/14 晴れ 10:10~18:50
遡行距離:16.6km
標高差:480m
Start
白髪山登山口 ⇒10:10
白髪山(1470m) ⇒11:40~12:10
竜王峠 ⇒14:10
奥工石山北登山口 ⇒15:00
奥工石山(1516m) ⇒16:30~16:50
竜王峠 ⇒18:00
白髪山登山口 ⇒18:50
End
奥工石山、ゆるぎ岩から見た奥白髪山
奥白髪山から続く長尾根のブナを見に行こうと思った。
ブナは、俺のオフトレにとって大きなファクターを持っている。
ブナ⇒豊かな森⇒原生林の渓⇒個性豊かなアマゴの住処・・・・へと続く
立川川方面から行けばいいのか、それとも汗見川方面から行けばいいのか決めかねてナビに任した。どちらもダートだったような記憶がある。ナビに目的の登山口を入力すると立川上名からのルートを示した。立川川源流より「こっちからの方が早いのか」と思っていたら舗装路が途切れた途端に深い轍が現れ通行不能になってしまった。
Uターンして元の道に復帰した途端に立川源流ルートを示す変わり身の早さ・・・・道路状況や道幅の情報は考慮されず単純に走行距離だけで計算しているみたいだ。
時間に余裕があれば奥工石山も視野に入っているので登山口の状況確認するのも良いと思いながらが車を進めた。道路状況は、渓沿いはそうでもなかったが渓から離れると悪路で思いの外時間が掛かってしまった。
ダート区間が短い汗見川方面から奥白髪谷ルートの方がマシかも知れない。マシと云っても大差は無く帰り道にタイヤが尖った石を踏みパンクして酷い目に遭った。
奥白髪山登山口
渓沿いの整備された登山道を登って行く。
最初は植林の檜や杉を目にする。
地図上の登山道沿いは針葉樹マークなので味気ないルートなのかと思っていた。しかし、途中から檜の天然林に変わり真っ直ぐ伸びた育ちの良さそうな植林とは異なり、個性を剥き出しにした強者達、樹齢200年以上の檜の原生林が目を楽しませてくれた。
登山道沿いはシャクナゲの木が続いている。
登山道点検で登っていた森林組合のおじさんの話では今年はシャクナゲの花が何時になく沢山咲いて見事だったそうです。
山頂近くの緩くなった場所は大樹の倒木が目立つようになった。
登山道はそれを避けるように回り込んだり潜ったり迷路のようになっている。
赤テープと踏み跡はしかりしているので迷うことはない。
奥工石山縦走の分岐を過ぎれば奥白髪山山頂(1469m)となる。
南側は視界が開け遠くには太平洋、広い谷間には吉野川がゆったりと流れていた。
奥工石山縦走ルートを進む。
天然林の密集が濃く樹木の根っ子がむき出して凹凸がある登山道となる。根っ子と根っ子の隙間には苔が生え、植物の多様性だらけの空間が広がっていた。
広尾根を進めばブナの大木が次から次に現れる。
ブナの葉が少し黄色くなりはじめている。紅葉には1週間くらい早かったようだ。
幹の突き出し方、枝の広がり方、樹表の凹凸感・・・・どれ一つ同じ形ではない。
振り返れば奥白髪山、正面には奥工石山
ブナ並木は終わらず竜王峠まで続いていた。
立川源流から見た奥工石山
竜王峠に出たのは14:00 奥工石山に登ることを決めた。
北登山口まで林道を回り込んで、薄暗い植林の中を登りはじめた。
葛籠折れに登っていた登山道が急登に変わり、杉木立に手をつき立ち止まる回数が多くなる。
植林を越え自然林に変わると辺りが明るくなり尾根筋が見えはじめた。
尾根までの標高差にして50m弱、赤テープを目で追うとこの急斜面を直登するらしい。ダブルヘッダー二山目・・・・足が重くムチャクチャ遠い距離に思えた。
尾根に出ると南面の視界が開けて、奥白髪山から歩いてきた稜線が続いていた。
リンドウとカラタチバナがお出迎え・・・・上手い具合においてあったベンチで一休み。
稜線と交わるのはもう少し先
岩場に取りついたり、大岩を迂回しながらのルートがしばらく続く、下から見えていた通りの岩山である。
やがて稜線と交わり尾根ルートとなる。
斜面にはブナや、モミ・ツガ・カエデなどの大木が林立する原生林、森林限界を越えた見通しが良い稜線を歩くのも気持ちいいが、深い原生林の森に囲まれた稜線を歩くと気持ちが落ち着く。
漸く、ゆるぎ岩までやって来た。
奥工石山山頂(1516m) ひっそりと一等三角点がある。
ゆるぎ岩の上には、祠と1516m山頂指標が鎮座しているが山頂より30m程標高が低い。
誰かが勝手に立てたのか?
「こっちが山頂だ」と主張しているようで、なんかややこしいなぁ。
帰りは尾根分岐から奥白髪山縦走路を辿る。
こちらも大ブナが続く縦走ルート、最後の最後、疲れてしまって標高差50mの小ピークを越える気にはなれなかった。
コルから大笹の隙間を潜って林道に出て縦走は途切れた。
奥白髪山登山口まで1時間・・・・すっかり暗くなってヘッドランプのお世話になった。
十五夜に近い月明かり、まだまだ夜なべができそうだ。
遡行データ
行距離:16.6km
標高差:480m(奥白髪山)+350m(奥工石山)
奥白髪山登山口-奥白髪山(1470m)-
竜王峠-工石山北登山口-奥工石山(1516m-
尾根分岐-竜王峠-奥白髪山登山口
行距離:16.6km
標高差:480m(奥白髪山)+350m(奥工石山)
奥白髪山登山口-奥白髪山(1470m)-
竜王峠-工石山北登山口-奥工石山(1516m-
尾根分岐-竜王峠-奥白髪山登山口
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