阿讃縦走 大川山-竜王山

四国の山歩き
四国の山歩き  2014/11/27 晴れ
カシバードによる遡行図
Start
  大川山(8:00)-
  真鈴峠(10:35)-
  三頭越(14:15)-
  寒風越(15:50)-
  竜王山(17:00)
End
阿讃縦走路の三角点

①大川山 2等
1042.8m 8:00

②上白井 4等
871.0m 8:52

③白井 3等
841.0m 9:32


④下福家 4等
774.4m 9:58

⑤天窪 3等
733.5m  11:19

⑥境 4等
807.2m 12:16

 ⑦勝浦 3等
880.7m 13:08

⑧柾木 4等
853.0m 13:38

⑨久保谷 4等
913.2m 15:00

⑩竜王山 1等
1012.8m  16:14

⑪阿波竜王 4等
1059.7m 17:05


渓流釣りがオフシーズンになってから、オフトレで3回の登山を熟してきた。そろそろ、山登りに足が慣れてきたように思う。前々から登ってみたいと思っていた「大川山-竜王山縦走」の計画を立てた。ただ、遡行距離が20km以上あるのが気がかりだ。
以前、釣り帰りに大雨が降って本流の渡渉ができないと判断して遠巻きの迂回ルートを使って帰ってきたのが20kmだった。あの時は、下り道だったとは言え100mを越えるアップダウンが数回あったし、源流付近まで釣り上がり疲れ切ってから20kmを5時間で帰ってきた・・・・行けそうだと踏んだ。過去の遡行記⇒⇒⇒遠巻きのエスケープルート(2012/8/18)
さて、帰りはどうする。相棒とピーク-ピークにデポする車が2台必要だ。毎日長距離を歩いているGROちゃんが思い浮かんだ。甘い誘惑で誘ってみたが「そんなとこ、絶対無理」って乗ってこない。「じゃ、向かえに来てよ」とお願いしてみると「OK」の返事が返ってきた。帰りはサポートGROの支援を仰ぐことが出来たので計画続行
大川山-竜王山の阿讃縦走コースは標高1000m前後の比較的低いピークを辿るコースなので樹木が邪魔して眺望は期待出来ない。ただ長い距離を歩くだけではあまりにも単調すぎるので、大川山-竜王山の県境にある11個の三角点を確認しながら辿ることにした。

大川頂上に向かって車を進める、麓は紅葉真っ盛り、まさに山燃ゆるである。

大川神社下の駐車場に車をデポする。

大山の頂上は大川神社 裏の秋葉神社付近に最初の三角点があった。

初めのうちはアスファルトの車道と登山道が交互に現れる。

車道は下っているだけだが登山道はピークを辿っているのでアップダウンがある。
平行に走る場所は車道を歩くのが楽なのだが・・・・阿讃縦走コースに従う。

④下福家の三角点は阿讃縦走コースから少し外れたピークにある。

引き返すのが面倒なので直進するとバラの藪漕ぎになった。
尾根の二又を地図で読んで元のコースに復帰した。

真鈴峠
樹木に挟まれたせまい道ばかりだったがやっと広い場所に出た。

立ち入り禁止の看板 アカマツが多いから松茸林のようだ。あやしい人に間違われてもいけないので車道を歩く。

しばらく車道を進むが阿讃縦走コースの入り口がわからない。ヘヤピンから涸れ谷沿いのルートを強引に突破する。(谷沿いルートは得意です。)
50m程登るとコルで県境と交差した。
サポートGROから電話が掛かってきた。もうデポ地点に着いたらしい。
あと、30分で時間は半分になるが、まだ半分まで来ていない・・・・これからの登りのことを考えて合流する時間を1時間伸ばしてもらった。

目の前に急斜面、地図を確認すると道が続いていないようなので滝の奥集落に下る。

⑤天窪の三角点を求めて県境まで登ったが阿讃縦走コースは集落の車道を通っているようだ。
民家の庭に見事に色づいた紅葉 写真を撮らさせて頂いた。
やっと眺望が開けた場所 吉野川と遠くは剣山系の山が見える。

年に何回か通る見慣れた道に出た。「土器川源流碑」がある場所

前々から疑問に思っているのだが、何故ここが土器川源流なのか?水線の長さ、県で1番高い山が源の明神川が土器川の源流だと思っているのは俺だけか?まぁ、ちゃんとした理由があるのだろうけどね。

再び登山道に入る。
登山道杭と阿讃縦走コース札の間に林道があり迷わず入り込む、少し進むと水路で行き止まり・・・・これは絶対間違うだろう。

登山道の紅葉は終わりかけて枯れ葉が敷き詰められた道だった。

色が褪せていない葉っぱが落ちていたので見上げると紅葉だった。

伐採場所に出た。⑦勝浦の三角点は登山道から外れたピークにある。

なんだか嫌な予感・・・・バラだらけの真ん中に三角点があった。ちょっとした距離なのに往き帰りに15分ほどかかってしまった。「三角点を大切にしましょう」の杭はなかった。

伐採してあったので今から行く竜王山が見えた。

まだまだ、遙か向こうって感じで気が重くなった。

三頭越えまでやって来た。ここで長めの休憩をとる。

残り1/4の距離、標高は残り100mから200mの間を行ったり来たりのアップダウン、ここからの登りがキツかった。

 寒風越え 残り2850m 3kmを切った。

サポートGROから電話 サポート車を山頂まで回してもらった。

竜王峠
竜王峠手前にある⑩竜王山の三角点 1012.8m、

「えっ、ここが頂上???」と思ったが高さが足りない。これは三角点の名前らしい なんと遡行中、最も格式が高い一等三角点だった。因みに竜王山山頂の⑤阿波竜王山 1059.7mは四等三角点

竜王山手前の電波塔までやって来た。

ここでサポートGROが展望台から下ってきて合流して一緒に登る。

最後の登りの階段を登る。

竜王山山頂の展望台

竜王山山頂に着いたのは5時ジャスト、時間も体力もギリギリだった。

三角点を見つけるのに苦労したのと小ピークのアップダウンに苦しめられた。

サポート車Pjミニ 車まで帰ってくると暖かいコーヒーを作ってくれた。サポートGROさまの支援がなかったらこの計画はなかった。感謝感激です。

「こんどは一緒に登る?」って聞いたけど、また断られた。
俺も、もう嫌だけどね。

遡行データ
 遡行距離22.8km 
 標高差440m(滝の下集落-竜王山)

 
 

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