三嶺-天狗峠 縦走

四国の山歩き
四国の山歩き  2013/11/9 晴れ 
渓からなら何度も三嶺を見上げたことがあるが登ったことはない。

三嶺に登るなら天狗塚までの笹の稜線を歩いてみたい。三嶺-天狗塚の縦走ルートだと菅生登山口-西山登山口が一般的で下山してから車止めまで距離が短い・・・・しかし、どうせ三嶺に登るなら四ツ小屋谷川の源流域を上から見てみたい。

それと四ツ小屋谷川は何年か前の台風で支流が崩落して渓が埋まってしまった と聞いてから釣りに出かけていない・・・・その後、渓の状況がどうなっているのかが気になるところだ。となると名頃登山口から三嶺林道を経て三嶺に登ることにした。
西山登山口から名頃登山口の車止めに戻るのは下山してから歩ける距離じゃないのでピストンを考えていた。

小島峠から名頃登山口を目指す

常々紅葉の渓で釣りをしたいと思っている・・・・これが 無理なんだよなぁ。

名頃登山口

銃によるシカ捕獲中ののぼり、登山者の多い土日はやらないと思うが犬の鳴き声が聞こえたら地面に伏せないといけない。

林道は平尾谷川沿いを進む
車道横の渓、エンテ渓・・・などでまだ竿を出したことがない支流には真新しいエンテが二つできていた。
4寸くらいのアマゴが数匹泳いでいた。

車道の紅葉(1000m付近)

紅葉の間隔に隙間が目立つ。今週が最後の見頃かも知れない。
尾根を跨いで車道は四ツ小屋谷川沿いに変わる。
かつての車止めまで行ってしまうと遡行距離が短くなる。車道から渓に200m急降下して渓に立ったことが何度かある。
改めて渓下を眺めると思いの外急斜面・・・よくこんな場所を下ったなぁ。
四ツ小屋谷川の崩落現場、土砂の流入はここかららしい。
昔、得意としていた支流2本が埋まっている。上の支流は修復工事が終わり、下の支流の修復工事がはじまっていた。
土砂の流入はもう少し続きそうだ。
かつての車止めに到着 渓に下れば源流域の入り口こんなに立派な林道があるのにどうして車両通行止めになったのだろう。
いやし温泉登山口との関係だろうか・・・・
自然保護という言葉をうまく使えば何でもアリ?
ちょっと複雑だ。
登山口 長めの休憩を取る
ブナの大木が存在感を示している。菅生より何倍も自然が豊だ。
登り初めは紅葉が残っている。
しばらく進むと紅葉はなくなった。
落ち葉の道は気持ちいいが、歩きにくい
登山道が落ち葉に隠れて方向を見失う。
秋山登山で遭難する原因はこれだ。
尾根ルートまで登ってきた傾斜が緩く快適に歩ける。
植生は針葉樹林に変わる。
木々の隙間から笹山が見えてきた。
尾根ルートを少し外すと三嶺が見えてきた。
まだまだ、遠い
登山道が笹ルートに変わる。
山頂までもう少し・・・・笹の斜面が絶景だ。
四国で最も美しい山と言われる三嶺
山頂にある池と笹とコメツツジが魅力を高めている。
三嶺山頂ピーク(1893m)
四国一美しいと誉れの高い笹の稜線
少し盛り上がった山が天狗塚か?
振り返れば三嶺が見える。
フスベ谷源頭
去年、西熊渓谷を遡行したがまだ、渓を歩くと底の泥が舞い上がる場所があった。
崩落現場はもう少し下流らしい。
あの素晴らしかった西熊渓谷の復活を願うばかりだ。
西熊山山頂(1816m)
嫌になるくらい長い稜線の坂道を経て西熊山ピークに立つ。
西熊山ピーク辺りからガスが出はじめた・・・・いやーな感じ。
天狗峠手前の鞍部
西熊山を振り返れば振り返れば、ガスに覆われていた。この時点で三嶺へのピストンは諦めて西山から下ることを決意あした。
先行するご夫婦は鞍部から西熊へ下っていった。
一人になっちゃったよ。
天狗峠の急斜面
高知側からガスが吹き上げてきた。
幻想的。。。身の危険を感じるほど寒かった。
この石積みのピークが、天狗塚と思ったがどうも違うみたいだ。西山へ下るならまだ時間がある。天狗塚に向かって歩きはじめるがガスで10m先何にも見えない・・・・天狗塚から牛の背が見たかったがこれじゃ無理だろう。天狗塚のピークだけでも踏みしめることを考えたが道に迷い遭難したらシャレにもならないので引き返すことにした。(登山初心者のもので・・・・)
西山登山口に下る。
西山登山道は、急斜面をほぼ直線的に下るから膝にくる。
何度か太ももの裏が痙りそうになるのを堪えた。登山道をつづら折りにするとかをしないとメジャーな登山道にはなれないな。
西山登山口まで下ってきた。
いやし温泉まで歩いてタクシーを呼ぼうと思っていたがここからかなり遠い。
少し歩くと電波を拾えた・・・
試しに三嶺タクシーに電話してみると「配送OK」

名頃登山口まで3390円 16.3kmの距離計算 歩いて4時間くらいか?軟弱コースを選んでしまったが、とにかくラッキー『楽ちん』だった。

三嶺タクシー ⇒ 0883-88-2420
運転手さんが優しいんで利用してあげてください。


遡行データ
 標高差1000m 遡行距離16.6km
 時間8時間45分

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