渇水の渓

しばらく雨が降っていない。

あの渓なら奥が深いから大丈夫だろうと思いながらのJUNNさんと渓選び、ヘヤピンから植林の細い林道を辿って２００ｍ下る。林道はカラカラで全く水気がなく歩くと土誇りが舞うような状態。途中支流を跨ぐがチョボチョボしか水が流れていない。

渓まで下ると思った以上に水量が少ない。

入渓してJUNNさんがいきなり、流れ込みに仕掛けを入れて大物を掛けた。

前回、この場所で９寸を釣ったことがあるので「また、９寸が掛かった・・・・」

くわえ煙草の余裕で取り込んだ。取り込みシーンを撮影して近寄ってみると

「あれ、尺あるんじゃない？」

「俺もそう思うだけど、先に９寸って言ったからその言葉を待ってたんよ。」だって

この水量が少ない中、いきなり尺を釣り上げるとは流石JUNNさんである

大物の期待は高まったが、水量が少ないのと、くっきりはっきりの足跡・・・・

 前回、降りるのに苦労した場所にお助けロープが掛かっていた。

ありがたいのやらありがたくないのやら・・・・登りのお助けロープは残しておいてもかまわないけど下りのお助けロープは回収した方がいいと思うのだけど・・・・。

支流からの流れ込み然水量が少なく淵は埋まっていた。

予定では連瀑を越えて魚止めの確認だったが、この水量で連瀑を越える価値はないという結論で早めの納竿となった。