渓流釣り遡行記2000 2000/6/17
吉野川水系(祖谷川)
吉野川水系(祖谷川)
予定通りに午前2時に起床したがグズグズしていて家を出たのが3時半を回っていた。なんとなく起床と同時に降り始めた雨に気合を持っていかれたようだ。
5時半過ぎに谷道に到着
笹谷の林道(至 物部明賀)が交差する所から通行止めの鎖がある。ここから入渓地点の上流3又まで約1.5km歩きとなる。通行止めの鎖から500mで土砂崩れにとなっていた。林道は上流まで続いているが3又の上で大きく崩れていて、前記の土砂崩れが除かれたとしても、車では3又以遠はいけない。
確か、この前に来たときも鎖がかかっていたような気がする。車止めから歩き始めて雨が大粒になってきた
予定どおり3又より入渓
予定どおり3又より入渓
水量は平水より少し上がった程度で梅雨のこの時期にしては物足りなさを感じながら釣り始めた。
釣りの方は快調で少々の早合わせ、遅合わせは関係なく6寸~7寸が上がってくる。自分の釣技が上達したと錯覚を思わせるほどである。「雨子」とはよく言ったもので 雨のための魚の活性が上がっただけである。
しかし、この状況は長くは続かなく、ますます激しさを増す雨にポイントも何もかも濁った水流の中に消えてしまい遡行も困難になった。
釣り始めてから2時間距離にして300m、エンテを越えた淵で納竿となった。久しぶりの釣行なので林道をたどって上流に向かったが渓の流れの状況は変わらない。
それならと思い入渓地点の右支流に活路を見出そうとしたが右支流は、釣り始めた時は小さな滝だったのに轟音を立てて褐色の水が垂直に落ちとても近づける状態でない。左支流は少しはマシだったが川を渡らなくてはならず帰りが心配なためこれにて撤収
人工林の保水力のなさに落胆しながら車止め林道を敗走したがその林道は水路と化していた これでは林道が崩れ落ちるのも仕方がない。
谷道は川幅があり、流れが緩い割には落差がありこの辺りでは超一級の釣り場である。しかし、川沿いに林道があるため釣り荒れもひどいと思われる。今日のような雨でもふらないと釣果は、なかなか上がらない。
また、車止めの到る所に大量のゴミがあり釣り人のマナーの向上も必要である。


通行禁止の鎖
鎖から500m程歩くと土砂崩れが道をふさいでいた(最近のもののようだ)同時に崩れた低木がまだ新しかった。


雨が激しくなり林道が水路と化していた これでは林道はいつかなくなる。
激しい雨のため2時間の間に渓はたちまち増水してしまった。ポイントは消え遡行も困難、こうなってしまっては撤収しかない 命あっての物種

アマゴ23cm
雨が激しかったために持ち帰ったのを撮影 美しいプロポーションが台無し、魚の写真は釣った直ぐでないとダメ・・・・モデルさんに申し訳ないことをしてしまった。
当日データ
釣果15匹 最大23cm
釣果15匹 最大23cm
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渓流釣り遡行記2000
渓流釣り遡行記2000一覧 2000年度の渓流釣り遡行記です。写真は那賀川槍戸川の源流深い原生林が渓を覆いその中を清い水がゆったりと流れます。その流れに棲むアマゴは凜々しくて美しい。私が大好きな場所です。
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