バレーボールをしていてアキレス腱を切った。
スパイクやブロックに飛んでならまだしもレシーブで足を伸ばすと「バシッ」コートに転がった。 カッコ悪いたらありゃしない！！
その年は、渓流シーズンを１ヶ月残して棒に振った。チャンと自力で歩けるまでに２ヶ月、半年経っても仕事の同僚から「歩き方が変よ」と云われた。少し長い距離を歩くと足の筋が張って切れた箇所が痛み出した。こんなんじゃ源流釣りは無理・・・・本流に転向しようかと本流竿を用意した。
その後、源流釣りを諦めきれず痛みを庇いながら、何とか源流に復帰できた。そして、本流に出かけることなく本流竿は長い間お蔵入りすることに・・・・・
シマノ 本流 SUPER GAME H83-90 ZD
全長：8.3～9.0m 2WAY Zoom
自重：320g 適合ハリス：0.6～1.2号
本流で６０ｃｍまでの
サクラマスやサツキマスを狙う竿
シマノ ロッド スーパーゲーム パワースペック ZL H90-95
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部落の常会で配られた釣り大会の申込書からもっこく池で虹鱒が釣れることを知った。虹鱒が釣れると聞いてイメージしたのは、大きさは３０ｃｍちょいくらいか？
渓流で尺クラスなら釣ったことがある。
流れのない池なんて面白くないし、広い池だからルアーやフライの世界だと思っていた。もっこく池は家から車で走れば５分の距離、釣り大会の２日後 ちょっと様子を見に行った・・・・
釣り大会の直後だったこともあるが結果は意外と早く、１週間かかって５０UPを２尾釣った。この時から、のべ竿で大型虹鱒とやり取した感覚は忘れられないものになった。
もっこく池でのべ竿を使っているのは俺一人だけ
東西２００ｍ・南北２５０ｍ・周囲１ｋｍの広い池、のべ竿で釣ろうなんて思う馬鹿はいない。ルアーやフライのようにリールで広範囲に池を周りながら魚との出合いを探るのが一般的だ。掛けてからも沖へ入られたら終わり・・・・有利に働く条件は一つも無い。
だったら、何故のべ竿なのか？
何と言っても掛けてからの楽しさがある。ダイレクトなやり取り、リールを介さない分虹鱒と対等な関係で渡り合える。沖に走られないように竿の張力で耐え、左右の突っ込みを躱す、６０を越える大物になると糸鳴りがして限界まで竿が曲がる・・・・
さらに突っ込まれると竿のつなぎ目がミシミシと悲鳴をあげ主導権は虹鱒の方に傾く、動きを喰い止めるのが精一杯、虹鱒が動きだせば引きずられるようについて行くしかない。
のべ竿とラインを間に挟み虹鱒も釣り人もギリギリの勝負が展開する。
長竿を扱うので釣る場所は水門とテラスに限定されていた。青森からやって来たスコップ三味線の本流師の釣りスタイルが格好良くて手持ちに変えた。これなら、北側エリアの木が密集している場所以外なら何処でも釣ることができるようになった。
ひととき、ウエストバッグに竿をあずければ腕の負担が軽くなる。ただ、９ｍの長竿はやっぱり重くて２時間くらいの通しが限界で休みを入れないとやってられない。
広範囲を攻めきれない分寄せて釣る。
リール仕掛けで投げるよりピンポイントで餌を打ち込める。餌は底に落ちて沈むからボトムしか狙わない。上下、あるいは右左、手前に誘いをかける。速さを変えたり止めたり、のべ竿だから水中で餌がどんな動きをしているのイメージしやすい。
ノーシンカーの方が餌の動きが自然で喰いは良いみたいだ。
デカイ図体をしているのにアタリは繊細なことが多い。ウキを付けているがフリーの寝ウキ、餌が沈んでいる位置の目安に過ぎない。アタリは糸ふけを見ている、波や風があって見えづらいときはラインを張って穂先で取る。
合わせは２段、小さく合わせて引き込まれるようなら竿を立てる。大合わせをしていた頃は２号のハリスでも一瞬でブレークすることがあった。合わせで大事なのは虹鱒が加速する前に竿を立て沖に走らせないようにしないと大物に対処できない
道糸は、扱いが面倒だけど８本ヨリのPEライン（３０Lb）を使う。ナイロンやカーボンだと４号でも大物を掛けた後、劣化してプツンと切れることがあった。
それ以上だとウキの通しが悪くなってしまう。道糸は絶対に切れないことが絶対条件だ（絶対はないけどよつあみのPEは信頼性が高い）
YGK PEライン
よつあみ(YGK) ライン G-soul X8 UPGRADE150m 30Lb(1.5)
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今までの最長寸は７３ｃｍの雄 ６０UPを３０尾近く上げた。
野鯉なら８０UPでも大丈夫だった。虹鱒ほど俊敏に走り回らないが太いトルクでグイグイ引き回されるのを耐える感覚は堪らない。のべ竿ならではのダイレクトなやり取りは、虹鱒と対等に勝負している感じがして楽しい。
それを可能にするシマノ本流竿の SUPER GAMEって凄い竿と思う。
YouTube動画『もっこく池 虹鱒二尺二寸』
のべ竿 VS 大型虹鱒
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