- 車道の回り込みで標高差が100m低い
- 遡行距離が短くなる。
- 下林道からアプローチし上林道からエスケープすれば源流を詰めることができる。
- 尾根には登山ルートが通っている。
急斜面の登山道も終盤、岩場を這い上がると見晴らしの良い場所に出た。
花の季節
シャクナゲがつぼみ付け今にも開花しそうな状態、キレンゲツツジの群生が登山道に覆い被さっていた。キレンゲツツジは大きな花で沢山咲いているのだけど全然、目立たない。
岩場に立つとアケボノツツジの群生が山肌をピンクに染めていた。そして、アケボノツツジの斜面を彷徨うことになるとはこのときは思ってもみなかった。
GPSを頼りに下林道との分かれ道を見つけた。
何となく続いているように思えるが直ぐに途切れる不明確な道・・・・GPSを確認すると点線道上に軌跡が沿っているので前進することにした。通行不能の岩壁に突き当たり回り込んでいるとルートを外れるが岩壁途中に道があるとは思えない。
渓に下ることも考えたが谷筋間際にある蓑虫マークが嫌らしい。
幾つかの小さな谷筋を越え小尾根を回り込むと深い谷筋に出くわす、点線道が谷筋を渡るのはここしかないだろうって場所
「あんなところを通るのか?」
リスクが大き過ぎて足を踏み出す気になれない。
下道に迷い込んで3時間近くが経ち心身共にヘトヘトになった。
気持ち的に追い込まれていないのはなんとか尾根まで這い上がれば帰り道があることに加え、綺麗なアケボノツツジに囲まれていることだった。
たぶん、岩場に立って見たアケボノツツジの群生の中にいるのだろう。
どんどん押し上げられ谷筋がなくなり大きな尾根のピークに出た。計画段階で、最悪この尾根を下れば源流に立つことができるって考えていた場所だ。
釣りができる時間は、精々3時間だろうか?
3時間あればなんとか・・・・って考えたが帰り道の上林道が下林道と同じ調子だったら山中ビーバークになりかねない。・・・・もう、釣りは諦めた。
尾根登りも灌木に行く手を遮られ登山道に出るまで最悪だった。
もう、足が動かず登りは嫌だ!!
なんだけど、交差した登山道は上林道までそれ程距離がないので入り口の様子を見に行った。上林道には分岐の指標と赤テープが続いているようだった。これならアプローチの道は長くなるが計画の修正ができそうな感じがした。
まぁ、竿を出せないメチャ厳しい山歩きに終わったが次につながればリカバーできそうだ。
春はアケボノツツジ、山は源流釣りに最適の季節を向かえようとしている。
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