源流の森を語る

写真で語る源流釣り
源流釣り入門
  写真で語る源流釣り  
源流釣りは山釣りとも呼ばれ山の奥深い場所を目指すことになる。
源流釣りは渓を辿りながらになるから視界に入るものは水の流れる風景が圧倒的に多い。
しかし、オフトレでピークに立ち源流域を俯瞰すれば山の斜面に挟まれた一筋の窪みにしか過ぎない。
大部分は渓を形造る山とそれを包み込む森が支配的だ。
源流釣りを語るには山や森の存在を忘れてはならない。
遡行序盤に目にするのは人工林の森
良く手入れされた人工林は整然と立ち並ぶ様が美しいと思うときがある。
しかし、何れは伐採され山や渓が荒れるのは必然なので好きにはなれない。
遡行が人工林から自然林に変わる場所
多様性のある森、光の強弱と風の流れ方が居心地良く身体が喜びだす。
景色のいい場所で一息入れ、長い距離を歩いてきた疲れを癒やすには丁度良いタイミングだ。
森には樹々の隙間を縫って光が差し込む
陽の角度や雲の動きによって刻々と光と影が入れ替わる。
写真は光と影をどう捉えるかが腕の見せ所、絵になる光と影を追って森の中を彷徨う。
このモードに入ってしまうと釣りは疎かになる。
湿気の多い森は斜面から転がった岩に苔が付き、斜面の茶色が緑に覆われる。
何処も彼処も緑の世界・・・・
苔の緑は嫌いじゃないけど光に透かされた新緑には適わない。
原生林の森が深くなってくると巨木達が姿を見せはじめた。
次々に巨木が現れてくるから慣れで感動は薄れがちだったりする。
近付くにつれ圧倒的な存在感を放ち、まるで神が宿っているかのような神々しいヤツに立ち止まる。
数百年を凝縮させた生命力は何かしらのパワーを分けて貰えるような気がする。
魚止めを越え源流を詰める。
やがて、渓の流れは深い森の中に消えてなくなる。
良い森には良い渓が存在し良いアマゴが棲んでいる。
この自然の営みと循環が何時までも続くことを望みます。

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