源流釣り入門
写真で語る源流釣り
写真で語る源流釣り
尾根の突端を下り連瀑を越え長い渓を最源流まで詰めてきた。
渓通しで撤退するには距離が長いし、最後の登り返しが急斜面でメチャシンドイことになる。渓から標高差が短くなった尾根に乗り最短距離を下り帰還できるルートを開拓した。
原生林の揺尾根は自然の奥深さを感じることのできる贅沢な空間です。
撤退の目印は魚信が遠のいた頃に現れる美しい滝
台風後の釣行で水量が多くなっているが普段は下の二又で分かれ少量の水しか落ちていない。滝は6、7mの高さがあるが階段状の段差があって左壁から楽に直登できる。
滝上の左斜面に取り付く、地図を見る限り目の前の急斜面をやり過ごせば傾斜が緩くなる予定・・・・
連瀑以遠は植林が消え大好きな原生林の渓になる。
釣りをしながら渓筋から見上げる原生林も良いが今こうして中に入れば森の深さが心地良い。緩いと云っても直登できる傾斜ではなく左右に方向を見定めジグザグに登っていく。
視界には大きなブナが立ち並び、登りに疲れ身体を休めるためにもたれ掛かるのに丁度良い
標高差100mの尾根登りでも最源流を詰めて来た脚にはキツく感じる。
木々の隙間から尾根のピークが見えはじめた。
僅かな標高差であっても最も低いコルの凹みを外してはならない。
尾根は広いバカ尾根・・・・ピークを外さないように、支尾根に迷い込まないように標高差500m大下降がはじまる。
見覚えのある場所まで下ってきた。
漸く尾根道が明確になり境界杭や赤テープが目に入るようになる。この先のコルで支尾根に分岐してしばらく下れば車道と交差する。最源流を詰め尾根を使い下るのは源流釣りの理想的な撤退ルートです。
良い渓は良い森によって形成される。
そして、良い源流アマゴが棲んでいます。
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