滝の写真8選 2023年

写真で語る源流釣り
源流釣り入門  写真で語る源流釣り
渓は入渓前から濃い霧に包まれていた。
核心部と連瀑をやり過ごし、一旦渓は落ち着き三段淵手前までやって来た。まだ、三段淵は霧に霞んでいたが空が明るくなり三段目まで釣り上がると滝淵に光芒が降りて来た。滝淵を囲む岩壁の明と暗、岩に貼り付いた苔の緑が鮮やかです。
段々薄れて行く霧を通した光芒の広がる様が幻想的でした。

山に積雪が見え遡行が厳しくなる上流を諦め車止めから釣りはじめた。
この渓の下流は十年以上入ったことがなく久しぶりに見る形の良い大滝を前にする。懐かしさを感じつつ落ち際が二条に分かれていたことを改めて知ることになった。
滝の飛沫で渕尻の陸地がガチガチに凍り慣性ゼロで滑って危なっかしい。手前の凍った岩を前景に入れつつ大滝にピントを合わせて撮影した。

渓の方向が90度変わり谷筋に光が入ってくるようになり寒々とした風景から解放された。
直瀑が斜めの岩に当たり水が斜めに滑り落ちる様が美しい滝、滝の水際の飛沫に陽が当たり小さな虹が低く架かります。
水のラインの変化が目を引きます。

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二条の末広がりがダイナミックで美しい大滝
下段の滝と淵を配することで上下の明暗差がバランスの良い写真です。新緑の明るい緑と手前の滝壁で縁取ることで滝の白さがアクセントになります。
いつ来てもこの風景は素晴らしい。

登山道を経由して最源流にのりこんだ。
もう少しこぢんまりしていた記憶があるのだが渓の規模が大きくて釣り上がるのがシンドイ・・・・
右上から下へ水の流れがS字になる構図、日向と陰の明暗を意識した。陽射しが強くなりはじめた春の源流の雰囲気が出ていれば幸いです。

地図上の滝マークを目指した釣りだった。
渓の傾斜は緩くなり水量が減って来たのでショボい滝かも知れないと思っていると凄いのが現れた。斜めになった岩肌を複雑に滑り落ちる様は迫力そのものです。本来は左の窪みが落口だろうと推測できるが何らかの理由で水の流れが変わったのであろう。
この迫力を表現するには超広角で水が流れ落ちる滝壁にできるだけ近づくのがいい。

石鎚山系の渓は急峻な水の流れが芸術作品のような自然の造形物を随所に作り上げた。
人の通過を拒むかのような切り立ったゴルジュの渓相、どうやって巻けば良いのか?不安になる。
狭まった渓幅の上段から広がりがある下段の水の流れを切り撮った。

青石谷の直瀑から続く深渕
淵に落ちた光が青い底石の乱反射を高め水面を青色に染める。木漏れ日の強弱と波の揺らめきが青淵を面白い模様に変化させる。
強い光を白飛びさせないように撮るのがコツです。

 

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