四国カルストの四国百名山3座

四国の山歩き
四国の山歩き     2025/11/12  曇り⇒濃霧  
オフトレ四国の山歩きPart3
久しぶりに四国百名山のカウントダウン、四国百名山のコンプリートを目指した時期もあったのだけど現在は『好きな山・気に入った山に登ればいい』という考えに変わった。
しかし、カウントダウンで残っている山々の中にも登ってみたい山がいくつかある。そんな中で四国カルストの3座に登ることにした。

四国百名山コンプリートを目指している登山者にとって、四国カルスト山域は1日で3座も拾えるボーナスステージになっている。

Googleマップで自宅から四国カルストまでにかかる時間を調べると175kmを3時間半って検索結果が出た。時速50km平均・・・・夜中に走るにしても法定速度的に大丈夫なのか???まぁまぁ、深いことは考えないようにしよう。
酷道で知られているR439なのだけど、大豊から檮原の区間は峠がトンネルに変わり道も広く信号がほとんど無くて走りやすくなった。オイラにとって四万十川源流に行くルートだ。
Google Earthによる3D遡行図
 

遡行データ
 日時:2025/11/12 8:00~14:45
 標高差:250m
 登り:710m
 遡行距離:10.7km
Start
天狗の森
 天狗高原登山口(1358m) ⇒8:00
 天狗高原(1485m) ⇒8:50
 姫百合平(1308m) ⇒9:40
 黒滝山(1367m) ⇒10:20
 天狗高原登山口 ⇒12:05
五段高原
 五段高原登山口 ⇒12:20
 五段高原(1455m) ⇒12:55
 五段高原登山口 ⇒13:20
源氏ヶ駄馬
 源氏ヶ駄馬上登山口 ⇒14:08
 源氏ヶ駄(1402m) ⇒14:30
 源氏ヶ駄馬上登山口 ⇒14:45
Goal

※山行途中で写真・動画撮影しているので遡行時間はアテになりません。

 ヤマレコ 行程地図と標高グラフ


朝焼けタイムラプス
朝焼けのタイムラプスを撮影しようと思った。
四国カルストの東端にある天狗高原の背景が朝焼するイメージ、初見と周囲の暗さが重なり撮影場所が決まらない・・・・天狗高原見晴台の自転車道東入り口をうろうろしていたら天狗高原の麓が赤くなりはじめたので慌てて三脚とカメラを設置した。
雲が多いけど青い空も見えていたから朝陽が登れば晴れるだろうと思っていたのだが、どこからか低い雲が近づいてきたと思ったらガスを放ち周囲が濃霧に包まれてしまった。
登山口は星ふるヴィレッジTENGUの駐車場奥にある。何らかのトラブルがあったようで『車中泊お断り』になっており19:00~8:00まで宿泊者以外は駐車禁止になっているので注意が必要です。
ガスが薄くなり下界の様子が見えだしたので天狗高原に向かい歩きはじめた。
下地が笹で多種多様な樹木が林立する自然林、紅葉はピークを過ぎてしまったようで茶系統に変わった木や落葉した木が多くなっているので、時折色づいた枝を見つければ自然とカメラを構えることになる。
山容から想像するに「キツい登りになるだろう」と思っていけど、大きく斜めに蛇行する登山道は整備され歩きやすかった。
随所に見晴台やベンチが置かれている。
ここは『瀬戸見の森』、少し先に展望所があったけどガスで何にも見えなかった。以降、展望台は無視すると決め込んだ。
ガスの濃さは常に変化している。
ガスが少し薄くなったタイミングで樹木の隙間から下の豪勢に色づいた紅葉がぼんやり見えだした。これが見えるのと見えないのでは大きな差がある・・・・実に勿体ないな。
天狗の森山頂(1485m)
今日は3座登らなければならないので天狗の森までにしとこうと思っていたけど、このガスが晴れなければ何処へ行っても同じだろう・・・・黒滝山まで足を伸ばしているうちにガスが晴れてくれる可能性に掛けてみようじゃないの。。。


ゆったりとだけど、どんどん下っている。
地図で確認すると登山口から天狗高原を登った以上に下るようだ。標高が下がっている性だろうか?葉っぱの残り方と色づき具合が変わってきた。
天狗高原を下った先は揺るコルの姫百合平
大きな木が立林し色鮮やかな紅葉が残り、濃い茶色の葉になった大ブナ達が存在感を誇示していた。
「良い森だね!」
足を伸ばす判断は正解だった。
姫百合平と黒滝山の間にあるピーク
大した標高差でないが地図に現れないアップダウンがいくつもあった。大きな岩の間をすり抜けるように付いている登山道は今まで歩いてきた優しい登山道とは随分違う印象を受けた。
大きな岩に張り付いた苔と岩を抱え根を張った樹木が自然林の生命感の強さを示しているような感じだった。
黒滝山の登山道は大ブナの森だった。
黄金色の葉を付けた大ブナが残っていたのが最高過ぎた。黒滝山山頂を表示している指標の横にも大ブナが立ちブナ好きには堪りませんわ。
黒滝山を下り、下の遊歩道から登山口に戻る。
3kmの距離をジワジワ150m登っているが、3kmの間ずうっとピークを向かえた紅葉を目にしながらの歩きは疲れを感じさせない。。。
これは帰宅途中の車道から黒滝山付近を俯瞰した写真、遊歩道は紅葉した自然林の中をほぼ平行に付けてくださっていることに感謝しかない。
落ち葉でふかふかの遊歩道
登山口が近くなると濃いガスが流れ込んできた。駐車場まで戻ると真っ白け・・・・ガスが晴れているうちに四国カルストの絶景を撮影しようと思っていたが2座目の五段高原を済ませてしまおう。


Google Earthによる3D遡行図
ヤマレコ 行程地図と標高グラフ
広くなった路肩の反対側が登山口だろうと思うが、濃霧で視界が悪く路肩に車を止めるのは危険だと判断して500mほど下ったところにあった建物の広場に車を止めさせてもらった。
牛よけの有刺鉄線に挟まれた登山道を登る。
今日はじめてみる石灰岩の白い石が露出した四国カルストらしい風景?
山頂付近にこんもり盛り上がった樹林帯の中に五段高原山頂の三角点がある。
30分以内で登れるしけた山(失礼、失礼・・・・)なのに、大きく立派な山頂表示看板が立っているのは四国百名山故だろうか?


Google Earthによる3D遡行図
ヤマレコ 行程地図と標高グラフ
大野ヶ原集落から登るのが正式なルートになっているが、集落に向かう途中にあった『源氏ヶ駄馬へ』の道標に誘われて上駐車場に着いた。まぁ、ガスで景色がない中、あえて正式にこだわることもないだろう。
稜線まで登ってくると舗装された車道があった。『関係者以外通行禁止』の看板があった別れ道から続いている道らしい、ここからだと山頂まで5分もかからない。
源氏ヶ駄馬山頂(1402m)
大空海山幸福寺の横に山頂を示す三角点があった。これにて四国カルストの四国百名山3座登頂ミッションが完了した。
大野ヶ原集落を見下ろす
自然林の紅葉に囲まれた集落になっているがガスに邪魔をされ色彩が冴えなかった。日が差し込んでいれば素晴らしい場所なんだろうね。
四国カルストの絶景を撮影しながら天狗の森まで戻ろうと思っていたけどガスで風景なし・・・・道際の石灰岩を取るのが精一杯だった。
事前の計画では夕焼けのタイムラプス撮影も欲張っていたが、先週のような大逆転は起こらず早々に帰宅する羽目になった。

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