秘密の渓
その程度のものだ
しかし、ここ何日かの釣行は、数にこだわっていた。数多く釣ることを求めて釣行に出かけていた。その理由は、本格的に渓流釣りを始めて10年になる。10年前から釣ったアマゴの数をカウントしている。何年か前からは、正確に数えるために手動式のカウンターを持って入渓している。この9月に入ってカウント数が5000カウントまで100カウントを切っていた。
さて、今日こそは、っと思いながらの釣行となった。
嫌な看板
教えてくれるのは有り難いのだが
明るくなるのを待ち、
きょろきょろしながら出発した。
私一人なら顔面蒼白になり、引き返したかも・・・・・
今日は心強い相棒が一緒だ。
行程3時間、一人で出かけるには、オックウになり、前日の昼に四国渓師会掲示板に相棒の募集をした。応募がなく、出発時間まで少し眠ろうかと思う前に一人引っ掛かった。渓の大酒飲みこと『リュウホウさん』なかなかの大物である。掲示板の便利さに感心しつつ。落ち合い場所、時間、釣行先を伝えしばしの眠りについた。
インターの入り口でリュウホウさんと合流、ジャンクションで違う方向に走るアクシデントにあう
無事車止めに到着、「さぁ出発だ」言う時に、出鼻を挫く嫌な看板
足元が、明るくなってから出発 一人じゃ看板に脅えて
やがて、3段の大滝まで、この渓の核心部が始まる。7寸クラスが釣れ始めた。中淵で8寸を掛け快い引きを楽しんだ。続いて15mの滝下で8寸 何れもメスだったので放流した。
「今日は、爆釣の予感・・・・・・・5000匹もきまりかな?」
2匹目の8寸
なかなかの引きだった。
色鮮やかで天然化している。
メスだったので写真に納めて放流
込みの白泡の中から
右上の滝下は、如何にもって場所なのだが
アマゴが出なかった
この滝は15m45度程の滑滝
左側から岩につかまりながら直登した。
スリル感がたまらない
F1の滝壷で今年2本目の尺が上がった。
キツイ遡行も何もかも忘れる至福の瞬間である。
大滝を高巻く前に尺物に乾杯
私もリュウホウさんに小さめの缶ビールをもらった。
旨いのなんのって・・・・・
F2とF3が見える。
上から見て、F3の滝壷は小さいけれど魅力的である。
しかし、近づく事が出来ない。
20分かけて、滝横の小尾根沿いの大滝を高巻き林道に合流、林道を利用して滝上にでる。滝上からは、アブラハヤが混じったものの7寸前後が快調に釣れ始めた.。
これが記念すべき5000カウント目のアマゴ
7寸弱と言ったところ
このアマゴを釣るのに10年かかったのか。
まじまじとアマゴを見つめて
改めてアマゴの美しさに心躍った。
その後、飽きない程度釣れて来るのだが、型は今一、7寸が上がってこない。木橋がある辺りから全くアタリがなくなった。この木橋だが、帰り道ここが右側の林道に続くのかと登ったが、どうやら伐採林続く道だった。本当の交差点は100m程下流にある。
大伐採地点の少し前から、アタリが出始め、アマゴが釣れ出したが、これより上も6寸強がマックスだった。大伐採地点は、以前来たときに比べ流木が出水で取り除かれていて釣りやすくなっていた。魚止めの確認をしようと思ったが、伐採のため日当たりがよく、朝見た看板が脳裏によぎりこれにて納竿っとなった。
水量も多く、魚は、まだまだいる。魚止めの確認は次の楽しみと言うことで・・・・・・・・・。
5000匹を越えて、私の渓流釣りは、次の段階へ踏み出す良い区切りになったような気がする。
釣果43匹(キープ1) 最大30.2cm
リュウホウさん 20匹(キープ無)
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