渓流釣り遡行記2002 2002/9/15
吉野川水系(祖谷川)
吉野川水系(祖谷川)
序文
仕事、仕事で気がつくと3ヶ月、渓へ出かけていない。
あと、半月もすれば禁漁となってしまう。このままだと不完全燃焼のうちに渓流シーズンが終わってしまう。「どうしよう・・・・」かなり焦っていた。
あと、半月もすれば禁漁となってしまう。このままだと不完全燃焼のうちに渓流シーズンが終わってしまう。「どうしよう・・・・」かなり焦っていた。
その一方、メールで四国渓師会の仲間達から釣果が伝えられてくる。「どこどこで何匹釣れた」「どこどこの渓は魚影が濃い」・・・・・・・などの情報で、釣りに行かなくても釣りにいったような錯覚を覚え、どこかしら満足している自身がいるのも確かな事実だった。「いやいや駄目だ自分が釣りに行かなければ・・・・・・」
そうこう思っているうちに9月の連休、どうやら休めそうだ!、いまさら、「出勤しろ」と言われても、もう、どうにも止まらない。「てっやんでぇー馬鹿やろう!!」っだ・・・カッコイイ・・・・
祖谷川源流へ
出勤命令がないまま、9月の連休を迎えた。「あっ、よかった・・・」
行く先は、ほとんど決まっていた。渓へいけない3ヶ月、毎日の様に夢に出てきたあの渓、あの風景、あそこなら日々忙しく、企業戦士(そんなにカッコいいものでもないが・・・)に成り下がったヘッポコ渓師の感性を慰めてくれるはずだ。
行く先は、ほとんど決まっていた。渓へいけない3ヶ月、毎日の様に夢に出てきたあの渓、あの風景、あそこなら日々忙しく、企業戦士(そんなにカッコいいものでもないが・・・)に成り下がったヘッポコ渓師の感性を慰めてくれるはずだ。
この風景に逢いにきた
原生林の中を清らかな水の流れがある。
深い木々の緑、
あまごたちの魚信が平地暮らしに疲れた
ヘッポコ渓師の心を慰めてくれる。
渓で作る食事は格別なものがある。
今日のメニューは
「とり南蛮そば」と牛タンスモーク
釣れなくても心満ちる渓はあるれど・・・・
この渓でこれほど、釣れなかった記憶はない。下流部でアタリすらなくても途中のゴルジェ帯をやり過ごせば、そこは、もうあまごの楽園で思い通りの釣りができた。
しかし、今日はゴルジェ帯を過ぎても事態は好転しない。しかもたまに釣れるのは6寸クラス、3ヶ月も釣りをしてないから下手 クソになったしまったのか?・・・まぁ、もともと釣技に自信があるほうではないから源流釣りとなっているのだがねぇ・・・・・・・・
釣れないから、意外と速いペースで二又まで来てしまった。今日は、二又までと決めていたがもう少し上流部まで行ってみようかと思い右支流を登りはじめた。登りはじめて2つめの淵、落ち込みに餌を沈めると突然大きなアタリ、慌てず軽く合わせると竿に重みと快い引きが伝わってくる。「これ、これ、この引きがなくっちゃ」
この感覚を味わったのは、遠い昔のことのように思える。源流域までやってくると釣れなくても心満たされる渓はあるけれど、釣れればなおさらである。しばらく、快い引きを楽しんだ後、魚を取り込むと幅広の素晴らしいあまごだ!今日1日の厳しい遡行が報われた瞬間である。
アマゴ8寸(25cm)
幅広の雄だ
落ち込みに餌を沈めると突然、大きなアタリ
軽く合わせて、しばらく快い引きを楽しんだ後
引き抜いた。
当日データ
釣果 12匹 最大25cm(キープ1)
釣果 12匹 最大25cm(キープ1)
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渓流釣り遡行記2002
渓流釣り遡行記2002一覧 この写真は、去年の最終日「原生林の中を流れる渓」の魚止めの滝です。釣り人は、四国渓師会のアメゴさんです。 残念ながら滝の主は不在でしたが『魚止めの滝』という言葉の響きに、憧れを感じずにはいられません。今年も、で...
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