取水上流の谷をはしご

渓流釣り遡行記2009
渓流釣り遡行記2009  2009/3/8 晴れ
  吉野川水系(祖谷川)
去年のオフに紅葉を求めて徳島の林道を彷徨ったときに素敵な谷の切れ間を見つけた。
家に帰ってカシミールで探索するとにんまり・にんまり(^_^)「こりゃ、いけるんじゃない!!!」 と今年の釣行計画につけ加えた。
計画はこうだ。(数値は高低差です。) 
  1. 本流から150m歩いて電力取水上流を釣る。
  2. 取水から100m釣り上がる。
  3. 納竿点から150m稜線を登り200m下降して次の電力取水上流を釣る。
謂わば、稜線越えの電力取水上流のはしご計画だ。

車止めにつくと、本流沿いに新しい林道が着いていた。嫌な感じ

案の定、その林道は、目的の渓の入り口まで続いてた。
そして谷沿いにあるはずがない林道が伸びているではないか・・・・地図では、電力の点検道は尾根筋ルートだったのに、植林の伐採がはじまっているからつけかえたのだろうか?何となく計画は、暗礁に乗り上げてしまったようだ。

車道から谷を望む①

電力の取水は,左斜面の植林が一旦切れて、再び植林が始まる、谷筋が左にカーブしたところにある。

車道から谷を望む②

左上稜線の窪みを越えて二つ目の取水に向かう。

 

これから、どうしようかと迷ったけれど、細い流れに竿を出してみると

「アレ、いるじゃない」

6寸クラスが淵毎に釣れてくる。この分じゃ取水から上はウハウハかも知れないと言うことで計画続行が決定した。 とはいえ、流れがあまりに細くなってきたので、林道を辿って取水まで歩くことにした。

一つ目の取水に到着、水流は復活したが30mも釣り上がらないうちに、流れが2分して本筋は、伏流してしまった。

「まだ、5分も釣っていないぞ」

伏流した水が戻ってくるのを願いながら、しばらく谷沿いに登ったが完全に水がなくなり終わってしまった。

地図上の点線は取水と取水をつなぐ点検道と思い込んでいたのだが、どうも怪しい。

細い林道は、やがて獣道に、そして無くなった。もう谷筋を登るしかなくなってきた。

 



 

渓の流れ
上流に取水があるため、流れが細い。

アマゴ6寸(20cm)
いるじゃない

一つ目の取水に到着
さぁこれからだ!

あれ??? 水がない。

細い林道が消えて谷筋を登る。電力取水の点検道をアテにしていたのに・・・・なんてこった。

尾根筋まであと50mか?
稜線の窪みが見える。

稜線を越えて下降

下降の林道は直ぐ発見できた。

暫く林道を辿ると植林は、なにか自然災害でもがあったのだろう荒れ放題、くくったり、のりこえたり苦労した。

やっとの事で、谷筋に降りた。

掟破りの谷下りでおいしい場所だけに竿を出すがアタリがない。

この支流には魚はいないようだ。

ふたつ目の取水
こちらの水量は問題ないようだ。

アマゴ7寸(21cm)
本日のMAXだった。

やっと7寸がでた。

今日は、小さな魚しか釣っていないので、強烈な引きにビックリした。(^^;)

二つ目の取水上流 納竿点
この辺りが魚止めか?

旧林道を通って本流まで帰ってきた。

朽ちた吊り橋が架かっていた。吊り橋の付け根から旧林道が車道に続いている。

何年も人が通った形跡がない。

植物の生存競争だろうか?林道脇の樹木が林道に向かって枝を伸ばして凄い密集度だ、林道を歩くより林道脇を歩いた方が楽だった。

車道に出るまで、たかが7、80mの高低差なのに30分以上かかってしまった。

それから、とぼとぼ1時間半の道のりを車止めに向かった。

しかし、釣れないなぁ。。。歩いた距離は半端じゃないのに・・・・

当日データ
  釣果:15匹 最大21cm
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渓流釣り遡行記2009一覧  祖谷川支流 源流の魚止めです。今年も源流へ行ってきます。

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