四国の山歩き 2024/11/4 晴れ
村兆さんが大ブナの駄場の黄葉を見たいというリクエスト
俺の中では、大ブナを見るには三つ足山の北斜面が四国で1番だと思っているので三つ足山に行こうと提案したが紅葉の時期に植林の暗い道を歩きたくないと拒否された。
坂瀬林道が開いていれば中川峠を起点に大ブナの駄場と三つ足山の大ブナの双方を楽しめるのだが林道入り口のゲートは閉まっていた。
このゲートが開くタイミングがよく分からない。
Google Earthによる3D遡行図
遡行データ
日時:2024/11/4/ 8:30~17:00
標高差:480m
遡行距離:10.2km
Start
白髪墜道登山口(920m) ⇒8:30
猿田峠(1140m) ⇒8:50
大森山(1433m) ⇒10:45
佐々連尾山(1404m) ⇒11:45
大ブナの駄馬(1330m) ⇒12:15
大ブナの林道(1320m) ⇒13:40
大森山の駄場(1400m) ⇒15:15
白髪墜道登山口(920m) ⇒17:00
Goal
日時:2024/11/4/ 8:30~17:00
標高差:480m
遡行距離:10.2km
Start
白髪墜道登山口(920m) ⇒8:30
猿田峠(1140m) ⇒8:50
大森山(1433m) ⇒10:45
佐々連尾山(1404m) ⇒11:45
大ブナの駄馬(1330m) ⇒12:15
大ブナの林道(1320m) ⇒13:40
大森山の駄場(1400m) ⇒15:15
白髪墜道登山口(920m) ⇒17:00
Goal
遡行地図
国土地理院web地図
登山口までの地図
登山口は白髪墜道の高知側の右にあり、渓沿いの平坦な登山道を進んで行く。
早速、ブナが現れ、黄色い葉と青い葉が混じった黄葉の色つき具合、猿田峠の稜線まで登ればどう変わるのか?楽しみになってきた。
渓沿いの登山道を折り返せばそれなりの傾斜が出てくる。
猿田峠まで植林に囲まれた中を進んでいると登山道の脇に一際大きなツガが立っていた。
植林の桧と比べることもなく風格と自由な枝ぶりが圧倒的な存在感の差を見せつけている。
猿田峠の樹々の隙間からピダミダスでキツそうな大森山が見える。(実際にキツい)
見えているのは取り付きで、山頂は500mくらい奥まった先にこんもりした盛上りがある。
稜線のアプローチは緩くて登りやすい。
ブナの黄葉は、稜線に乗っても青味が残っている。
この調子ならピークの大ブナは「最高なんじゃないか」と期待した。
ロープが出てくると大森山は稜線のピラミダスな部分に差し掛かり急斜面が続く
ワイヤーの梯子は不安定なので2段目を踏み台にして岩に足を掛けた方が登りやすい。
展望台まで来ると稜線のピークは近い。
登ってきた稜線の黄葉・・・・もう少し赤いのが欲しいってことで手前の赤くなった木にピントを合わせて背景をボカしてみた。
毎回、写真を撮っている地を這ってから上に伸びるブナ
大森山の駄場(勝手にそう呼んでいる。)
黄金の黄葉を期待していたが葉が散った後だった。まだ青み掛かったブナも残っているので台風21号影響の雨と風にやられたのか?
大森山山頂(1430m)
仲の良さそうな夫婦連れが休憩中だったので下から写真を撮って山頂を後にした。
大森山から佐々連尾山に掛けて稜線は、背の低い笹の中に小さめのブナを遇い周囲の見通しが効くところがいい。一面が笹原の稜線も魅力的だが疎らに木が立っていれば風景のアクセントになる。
山肌に陽が差し込んでくると紅葉の色彩が鮮やかになる。
村兆さんの言うとおり紅葉の季節には自然林の登山道を歩く方が気持ちいい。
佐々連尾山に続く稜線
高知側は笹、愛媛側はブナに分かれた稜線の境にに登山道が付いている。
下の写真は佐々連尾山山頂から辿ってきた道を振り返る。
佐々連尾山の山頂標識は写真を撮るのを忘れた。
十字路を左に進めば大ブナの駄場に続いている。
大ブナの駄場
稜線と比べれば残っているブナの葉は多いが黄金のブナ林を期待していただけに少し残念だ。
とは云えブナ好き二人には最高の場所、夫々の思いを抱きながら長い時間を掛けて大ブナの駄場を楽しんだ。
ここでレンズを超広角7-14㎜に変えた。
広い視野角を煽って撮る写真がお気に入りなのだが、画面に太陽が近いと紫のフレアが入りまくり・・・・どうも、オリンパスカメラとの相性が悪いようだ。
ライトルームの新機能、生成AI削除を使えば小さいフレアーなら自然な感じを残しながらフレアーを除去することができる。AIが何をやっているのか分かっていないが身近になってきた。
大ブナの駄場の入り口近くまで戻ると2、30m下の林道が目に入った。
この界隈の登山情報によれば大森山の緩尾根直下まで平行に続いているブログを見たことがある。
林道が平行に続いているなら稜線を辿り累積標高差を登り返すより大森山の緩斜面を登った方が楽ではないかという打算が働いた。
林道の下は植林だと思っていたが150~200m下までブナ林が続いていた。
稜線より標高が100m前後低いことと強風に晒されることが少ない斜面にはブナの葉っぱが多く残り、陽が当たれば黄金に輝き出した。大ブナを見ながらゆったりと歩ける最高の林道だった。
大森山の揺斜面下に登り口を見つけた。
この辺りになると杉の植林が幅を効かせるようになるが、まだ林道は続いている。
この先、林道が何処まで続いているのか?怪しくなってきたので斜面を登りはじめた。
植林を越えると大森山の緩斜面に出た。
このブナ林も素晴らしくて『大森山の駄場』と云っても過言ではない。
以前から気になっていた大森山・佐々連尾山の北林道を歩き想像以上の素晴らしいブナ林に出逢えたのが最大の収穫になった。今後、大ブナの駄場からの帰り道はこの林道を通うことになるだろう。
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