東予水系 2022/4/20 晴れ
氷の淵
メッチャ寒いとき淵全体が凍り落ち込みの周りだけ穴が空いていた。
こりゃダメだろうと思いながらも穴に仕掛けを落としたら入れ食い状態、それ以来『氷の淵』と呼んでいる。
最初に歩く距離と納竿・帰り道の時間の兼ね合いを考慮したら釣りはじめるのはこの淵となる。
ここで釣れるかどうかで核心部の釣果を占える。。
然アタリがなくて・・・・最後に大錘を付けて落ち込み下に沈めたら6寸が針掛かりした。
釣れるには釣れたがこの先チョット厳しい釣りになるかも知れない。
どんなに釣れないときでも8寸以上確定の淵がアタリなしだった。
仕方ないのでいつもはパスする『蟻地獄の滝』に這い上がる。
兎に角、登るのに足元が滑って時間が掛かってしまうし、また戻ってこないといけない。
5寸が1尾・・・・大物が居そうな雰囲気があるのに苦労する割に報われない滝なのだ。
次に『島淵』
ここでトラブル発生、穂先が固着して仕舞えなくなった。
仕方ないので6mの竿の1番・2番と交換した。
同じシリーズの竿を長さ違いで持っていれば上の方は同じなので入れ替えることが出来て便利です。
固着した竿は長くなったまま竿ケースに入れて持ち歩いたが折れることはなかった。
この淵は手前の木にぶら下がり渕際に着地する。
まだ生きているけど根元が怪しくなってきた。
1年に1回だから俺の性じゃないと思うのだけど・・・・
落ち込みから淵が扇状に広がる『扇の淵』
ここでやっと8寸が釣れた。
この淵の高巻きは滝壁の斜めになったテラスをヘツる。
滑り落ちて「ドボーン」と行きそうなのだが、岩のクラックをホールドして通過できる。
去年はなかった赤テープに気づいた。
高巻きルートを案内しているようだが俺のとはチョット違う。
淵から次の淵まで続いているので山仕事の人が付けた物とは違う『アマゴ道』なのは明白だ。
ホームグランドの遡行はかなり手強く高巻きルートも分かりづらくて難解になっている。
初めて入渓したら何処をどのように辿れば良いのか?常に不安が付きまとうので釣り人を遠ざけそれが魚影の濃さにつながっているのだと思っている。
赤テープに導かれるのであれば遡行の難易度が下がり釣り人が増えればその結果は見えている。
出来れば撤去して欲しいところなんだけど・・・・
まぁ、釣る以外にも楽しみが多い渓なので釣れなくなって毎年来てしまうと思います。
4段滝が見えてきた。
この滝は下から見上げた容姿がなんとも美しい。
4段滝の下に立つには30m程のガレ場の急斜面を下り、また登り返さなければならない。
途中、ガレの重なりが不安定なところがあって足を置くのが憚れる。
連瀑途中にある為なのか大物は出ない・・・・滝を見るために敢えて危険を冒すこともないだけどねぇ。
狭い落ち口に大岩が重なり今にも転げ落ちてきそうな滝・・・・この滝はまだ名前が付いていない。
左のヘリを流すと2尾目の8寸が出た。
8寸では満足できる渓ではないが本日の釣果からすればこれが精一杯の最長寸だった。
この辺りから核心部が終わり渓は緩くなる。
正面の滝は直角に方向を変えるので『直角の滝』と呼んでいる。
いつもは釣り堀状態になることが多いが本日はアタリなしだった。
山椿の多い渓で木から落ちた椿の花が渕尻に流れ着いていた。
この椿は落ちたところだったのか緩い流れの途中に止まり花の状態も良かった。
3段淵 この渓で最も美しい風景です。4段滝と区別すりために敢えて『淵』なのだ。
2段目の岸左に山椿があるのがお分かりになるでしょうか?
この山椿を撮影するために悪戦苦闘したのだが最後までイメージ通りの写真は写真は撮れなかった。
本日のミッションはできるだけザックからカメラを取り出して写真を撮ること・・・・
ソロソロ、納竿時間に余裕がなくなってきたので先を急ぎます。
渓谷の美しい景色を写真の収めたいと思っていますが釣りと写真の両立はなかなか難しい。
今回の釣行で解決方法は見つかったのだけど踏み出すことになれば相当のヨイショが必要になる。
さて、どうするかな?
ほぼ時間通りで納竿場所に辿り着いた。
まだ長い帰り道が残っているのだけどね。
山桜が残っていることに期待していたが途中の山桜はほぼ散った後でした。
標高が上がったことで最後に散る間際の山桜を見ることが出来たのは悦ばしい。
結構疲れていて桜の下まで足を進める元気は残ってなかった。
2022/4/20 晴れ
遡行距離:7.4km 標高差:420m
釣果:26尾 最長寸:25.0cm キープなし
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