東予水系 2021/2/12 晴れ
車止めの気温は5℃、標高が低い渓なので日中はだんだん暖かくなる筈と思う。
9寸の実績がある二又に分かれた落ち込み
本命の右側を丁寧に攻めるがアタリが無い、水深の浅い左側に仕掛けを入れると7寸が喰って来た。
「はぁ、はぁーん これは昨日くらいに釣り人がはいっているな!」メインよりサブ中心に竿を入れるポイントを変えないと厳しい釣りになるかも知れない。
渓から離れたところに登山道が通り何度も渓と交差する。
登山道を利用して大場所だけを釣り上がる方法もあるが昨日ぐらいに釣り人が入った状況では釣れないのは確定なので渓通しを選択した。
急峻で大岩が重なり合った地形を越えるのがシンドイので水辺を遡行するが標高の低い渓特有の湿りがある場所に付いた茶色い藻が滑って危険だ。
それにしても釣れない。
偶に現れる如何にも釣れそうな淵なのにチビアマゴが弄んでくれるだけ。
昨日の釣り人は俺と同じような釣り方だったのか?
釣れない遡行に疲れたので大滝を前に見ながら渓飯にする。
今日はガスバーナーを背負ってきた。
重い荷物に体が慣れてきているのか肩とか腰の負担が和らいだような気がする。
しかし、急な坂はまだ体力が追いついていかない。
まだ何回か渓通いをしないと厳しい源流には行けそうもない。
大滝を釣っていると爺さんが近寄ってきた、釣り人だ。
「下から釣利上がって来たのか?」と聞かれたので頷いたが白々しい。
下流の滝上に立っていたとき距離を離れて目と目が合った筈やんか!!
登山者にしては時間が遅いからなんか怪しいな思っていた。
でも、渓沿いに道があれば跳ねられるのは仕方ないことなので怒ったりはしない。
話好きの爺さんはいろいろ話してくれた。
昔、大滝上に放流したことがあって20年ぶりに確かめて来たらしい。
「それで滝(目的の大滝)にアマゴは居たの?」と聞いたら
「あそこから(魚信が途切れる場所)全くアタリが無かった・・・・」と答えてくれた。
俺の代わりに爺さんが大滝を釣査してくれたと思えばいい。
「この滝も釣った。」と云う爺さんが見ている前で本日最長寸(7寸やけど)のアマゴを釣り上げて頭ハネに対しての一矢報いることができたかな・・・・
この渓のアマゴは尾びれの赤い縁取りが綺麗なのが特徴
魚信が途切れる場所の上流
ここから渓相が良くなるが直ぐ横に登山道が通っているので爺さんの云った通りアタリが全く無い。
何処まで釣りを続けるべきなの迷いながら釣り上がる。
釣れなくても渓相がいい渓を釣るのはそれなりに楽しいものだが釣れないのが分かっていながら遡行することにメンタルが続かずここで納竿した。
こんなことなら爺さんの話を聞かなかった方が幸せだったかも知れない。
2021/2/12 晴れ
遡行距離:5.0km 標高差:350m
釣果:9尾 最長寸:23.0cm キープなし
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