渓流釣り遡行記2007 2007/4/7 雨
四万十川水系 439道中記
四万十川水系 439道中記
[轟へ]
本年度初の四万十川遠征、四万十川と言えばカドやんのホームグランドである、待ち合わせの道の駅へ行くとカドやんは既に来ていた、45分遅れの侘びを入れてから再出発、峠越しのショートカット林道で思ったより早く付いた。
「今の時期はミミズより川虫がえいよ」とカドやんからのアドバイス。橋の下でゴムシ(嶺北ではセムシという)を採取する、川が肥えているのだろう15分で1日分の餌を確保することができた。
今日のメンバーはカドやん(本流釣り)とT君(源流釣り)がA組。私(源流釣り)とH君(ルアーマン)がB組で釣ることにする。
A組は下流のポイントへ車で移動、B組は並んで釣ることができないので轟の上と下に分かれた、車で移動して入渓準備を始めたが本流竿(8m)を忘れているではないか、「ありゃーこりゃあかんぜよ」、それでも源流大場所ねらい用の6m竿を持って支流出合へ下降にかかった、10mと15mのお助けロープが連続で掛けてあった、此処は本流へ下降するのにロープがいるポイントである・・・。
右支流出合の渕
立っている場所しか竿を振れる場所がなかった。
立っている場所しか竿を振れる場所がなかった。
四万十川は総体的に緩い大河でゆったりとしているがこのように人を簡単に寄せ付けない厳しい一面も覗かせる、でかい源流で釣っているって感じで私好みのポイントだ。
ここ暫く纏った雨が降ってないのに例年より水量が多いのは、発電所工事のため上流二又左で取水を停止しているからだ。
支流出合下の渕は渦巻いている、暫く粘っていると本流アメゴ8寸が釣れた、出合の渕は30mほどの奥行きがあり歯がたたない、向こう岸への渡渉は水深があり流れが早いので無理だ。
早くも本流の高巻きが始まった、お助けロープを伝って這い上がり車で少し移動する民家の横から出合上を覗いたがロープを発見できない、どうやら懸垂下降に近い危ないことをしないと降りれないようだ。
パスして田んぼの横を降りていくと
良いポイントが連続しているのが見えた。
良いポイントが連続しているのが見えた。
最初の渕で29cmと26cmが釣れた、高巻いて次ぎの渕へ移動する、泡が切れた緩い流れで29.7cmが釣れた、またまた高巻いて写真中央の落ち込みの渕で尺がヒット、本流アメゴの強烈なパワーにタジタジしながらも竿を立てる、右に左に振り回されたがなんとか取込みに成功する。
四万十川本流の尺
海からの遡上ものではありません。
海からの遡上ものではありません。
その後、橋の下までで8寸を2匹追加してこのポイントは終了、橋の上流へH君を迎えに行くと8寸を2匹釣っていた、これも丸々と肥えて美味そうであった。
[A組と合流して左支流へ]
取水堰堤下の橋から歩いて10分で取水堰堤の全貌が見えてきたので適当に入渓する、暫くするとカドやんが釣り上がってくるのが見えた、取水堰堤下のプールには地元と思われるルアーマンが入っていた。
いずれにしろ6m竿では全く用事にならないので少し下ってカドやんに声をかける、「どうぜよアタリがあるかよ?」、「いんまここで尺はゆうに越えちゅうがをバラシた、もうちょっと粘ってみるわ」。
取水堰堤下の瀬で竿を振るカドやん
当日データ
釣果:あめご 尺30.3cm1本
9寸2匹 8寸4匹
釣果:あめご 尺30.3cm1本
9寸2匹 8寸4匹
渓流釣り遡行記2007
渓流釣り遡行記2007一覧 吉野川最源流の滝です。30分以上前から魚信は止まっていました。それでも、遡行を続けられる魅力ある渓です。今年も源流に拘った釣りになると思います。
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