祝07愛媛解禁Ⅰ・Ⅱ  愛媛の谷

渓流釣り遡行記2007
渓流釣り遡行記2007  2007/2/3 晴れ
  439道中記 愛媛の渓
祝07愛媛解禁
07新年会で仙人からB虫を頂いた、1匹でアマゴ5匹は釣れるという天然の優れものである。
仙人のB虫に感謝しつつ、このままの暖冬で初釣行を迎えたかったけれど、釣行2日前から寒波の影響が出て東予の山沿いには予報どおり雪が積もってしまった。

 前々から愛媛解禁はHE谷と決めていたが標高が高いので積雪が問題である、第二候補はBT谷の右本流筋だがここは標高が幾分低いのでなんとかなるかもしれない。

 いずれにしろ積雪の情報に腰が引けて、なんか理由をつけてリタイヤしようかなと目論んでいたのだが・・・。

それを察したかのようにリュウホウ親分から会員専用掲示板に書き込みがあった。

「さっぶいですね。あさっての銅山川釣り燃えてますが、ずーと暖冬だったのに、なんで寒波なんでしょうか。
しかし、燃えつきるわけにはいきません。
仙人ブトウ虫に託して、釣りに行きたいと思います。
r439さん>ここ一番の渕だけ釣らしてください。
まぐれで、尺の釣れる最大のチャンスと思いますので、よろしくお願いします。」 

謙虚なのか図々しいのか良く分からない書き込みだったが、初釣行にかける意気込みは熱く感じることができた。

ただ、釣りというよりはサバイバルもどき目当ての雪中沢登りになるのは間違いない、あまり燃え盛っては困るんだけどなー・・・・雪山装備の点検を済ませてからB虫の殻を全部剥がすと8匹入っていた、今年は殻の数に対する確立は40%と幸先が良い。 

銅山川の遊魚券と昼飯を買うため四国中央市のコンビニへAM5:30に立ち寄る、「銅山川の遊魚券おいちゅうと聞いたけんどあるかよ」、少し間があって「ありますよチョット待って下さい」と言って店員は奥へ入って行った。

暫くして魚券の束を出してくれた、どうやらこの店での日券の部一番乗りのようだサインをして買い物を済ませ料金を支払う、日券1,000円とはかなり安価だと思うが今日は魚をキープする気が無いので少し複雑な気分。 

リュウホウ幹事長とたまちゃんが到着、トンネルを抜けると其処はアイスバーンだった、月明かりの中ソロソロと目的地に向かう、途中○○谷を釣るシンディさん∩ごんさんと合流する。

谷を除くと石の上に雪が積もっている、「これじゃあ日が当たるまでだめやなー気を付けて釣ってやー、わしらBT谷へ行くでー」と言い置いて○○谷を後にする。 

BT谷は○○谷よりかなり奥なので雪が深いと思ったが意外と少ない、アプローチ林道にも雪が少なく難なく車止めへ到着してしまった。

二又への山道を下り右本流筋へ下降すると渓全体に雪が積もっていた。

静かに谷水が流れる音だけがする。

本日最大ここ一番の渕で竿をふる親分
「釣れた?」それは秘密です。

昨夜の雪がまだ融けない

たまちゃんリュウホウさん

右支流出合、水量が少なく浅い手前の渕には出てこなかった

右岸の植林を頼りに地図上の山道に到着、まだ渓は深い

右支流からアタリが遠のき納竿となった、初日の身体にはキッツーィ斜面を登り詰めると納竿点から奥の渓筋が見えた、雪解けを待てば良い釣りができるだろう。

左斜面のバラ薮から車道に帰還

リュウホウさん、たまちゃんお疲れ様、今日は解禁初日で昼までの軽い釣行だったけれど良いトレーニングになりました。

釣行後ゴンさんの義兄が管理する山荘へ集合、すでに囲炉裏には日が熾りアマゴ7匹が焼き上がり美味そうな香りがしていた。

まずはアマゴと日本酒に炭酸が入ったやつでカンパイ、そのあと仙人さんと新人さん、最後にゴンさんとシンディさんが到着、遥々岡山から彦七さんが駆けつけてきました、宴会は盛り上がって今日の疲れなど忘れて騒ぎました。

宴会料理(リュウホウ料理長)

  • イイ蛸のイ(初めて喰いました)美味いですか?「う うううーーん」と義兄さん
    わたぐじは美味いと感じたので、多分美味かって唸ったんじゃないかなー
  • イイ蛸の煮付け たまちゃんの初挑戦だったがメチャクチャ酒にあって美味かった
  • 軍鶏肉の串焼  ねぎまスタイルで塩コショウを効いて意外と柔らかく美味かった
  • 軍鶏肉のフライパン焼 わたぐじはメチャクチャ美味かったと思います
  • シシ鍋 わたぐじは喰ってないので分かりません
  • うすあげ焼 彦七さんのお気に入り、ポン酢で喰うと大変美味しい。

その他にも料理があったと思うけど、酒が廻って全て覚えてないのが事実です。

待ちに待った愛媛解禁おめでとうございました。

 



 
渓流釣り遡行記2007  2007/2/10 晴れ
  439道中記 愛媛の渓
祝07愛媛解禁Ⅱ
前々から愛媛解禁はこの渓と決めていて前週雪のため断念したH谷、その後暖冬に戻り車止めの気温は今朝6:30の時点で6℃と暖かい。
車止めには同業者と思われるゴミが投げ捨てられている、人のゴミの世話をするほど暇じゃないので其のままに入渓する。
この渓へ入渓する釣人が多いのか最初から足跡が幾つもあった、いったい何日に入ったのか考えてしまった。
入渓点の渓相
入渓点の8寸
しかし最初の渕で8寸(25cm)が喰いついた「良いじゃないとリリース」、釣果はあまり期待はしていなかったのでなんだか意外で嬉しい。
昨年5月の連休に県境の山頂から見下ろした時この渓の周囲の山構えが非常に良かった、植林は纏って散らばり大木が多い、その他は天然林の森が眩しく光っていた、左右の支流を数えると2Kmぐらいの谷筋に10本以上あり最後に4,5本で散っていた、また流域面積がとても広く水量も多いだろうと気になって仕方なかった。
ただこの渓は釣人が多いのが玉に瑕、大きな原因は渓が綺麗で魚が居そうということ、車横付けで入渓時間1分もかからないということ、魚止めの滝まで傾斜が少なく釣りやすい、この3点だろう。
だから今の時期に入れたとしても昨年の残りか放流されたチビアマゴのどちらかだろうと思っていたが、のっけから8寸とは幸先が良い。
相がだんだん良くなってきた。
どこでどちらを見ても美しい渓相
60枚以上撮影してしまった
やっぱりほーらね、全くアタリが無くなった、チビアマゴもヒットしない、しかし渓相は抜群で超A級、何所でどちらを向いても素晴らしい渓相、
想像以上の渓相にうっとりしながら静かに遡って行く、結構時間をかけて粘っていると突然小さなアタリがあった、軽くアワセを入れると底で大きく白い腹を見せてウネウネとするのが見えた、竿を立てるとゆっくりと底から浮いてきた。
尺(30.5cm ♀
それにしても山が美しい、渓も開けてなんとも言えない渓相、表現のしようがない渓相に手招きをされて奥へ奥へと遡って行く。
なんでもない渕でまた尺がヒットする、こんどは雄アマゴだった、益々渓相が良くなり水量も目に見えた変化はない。
 (30.3cm♂)
何時間釣っただろうか、時間の感覚が麻痺しているのか?腹もへってない、どこからか小鳥の鳴く声が聞こえてくる、雪解けの水が静かに流れている。
ふと右側を見ると石積みの林道があるではないか、一度林道に上がり時計をみると11時過ぎである。
「もう少し釣ろうか」と一人言、再び渓に戻る、魚は間を置いてポツポツとヒットする。
尺 (30.4cm♀) 
そしてチョットした渕で粘っていると尺が釣れた、それからはあまり覚えてないが暫くアタリがなくて魚止めの滝に到着した。
魚止めの滝、渕は広いが全くアタリが無い
魚止めの滝は10mの滝だった、渕の水深は3mほどで横に広かった、1時間ぐらいかけて隅から隅まで探ったが何の音沙汰もなかった。
ここから潔く撤退にかかった、撤退路は何箇所か崩れていたが渓に影響がでるほどではなかった。
今日はなにも言うことが無い、満足感一杯の釣行だった。

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