くねくね谷 高知の谷

渓流釣り遡行記2006
渓流釣り遡行記2006  2006/3/21 晴れ
  高知の谷 439道中記

副会長(JUNNさん)が高知の川へ釣りに来ることになったので、高知支部で出迎え宴会を高知市の居酒屋でやろうと計画していたが、皆さんの仕事の都合で参加者はカドやんと439の二名になった、3名ならわたぐじの家でやったほうが明日の釣行の都合も良いんじゃないかと、自宅宴会に切り替えた。

仕事が引けてからあめごさんの努めるスーパーでさば寿司などを買い揃えてサワチに盛り付けたときJUNNさんのお出まし(さすが流れを読んでいる)、宴会は勿論土佐時間で始めた、1時間ほどしてカドやんが登場、もうすでにビールから芋焼酎に切り替わってかなり酔いが回っていたと思う。

 福岡から明太子が届いたので持って来てくれた娘と孫も参加して段々と盛り上がっていった。

【自宅宴会】

  •  寿司のサワチ盛り合わせ さば寿司、太巻き、チキンロール、クレソン茹で、ほうれん草茹で、トマトスライス
  •  鰹のタタキ
  •  ローストチキン 
    ニンニクと山椒の粉と胡椒と塩を利かして寝かせておいた物をオーブンで表面がカリッとするように焼いたもの
  •  明太子
  •  豚汁
  •  3月18日に釣った尺一寸の塩焼き(小屋の囲炉裏で炙り焼きにしたもの)

美味しく頂きながら更に盛り上がっていった、さてさてこの宴会が何時まで続くのやら、明日は4:00起きなのよ(^^!

宴会途中で風呂に入ったので益々酔いの周りが早まったと思う・・・。

20:39に、公衆電話からの着信があった「誰やろ?」不信に感じながらも出てみると、会長でした「なんで公衆なの?」、「今温泉におるでー、明日は○×谷へ入るんやー羨ましいやろー」

どうやら、携帯が入らないもんだから一人で寂しくなって、電話してきたんやろなーー、チャンス到来、よーーーしこの前の借りを返しとかんと先祖に申し訳ない。

「かいちょ、その谷は幽霊が出るって地元では噂しよるよ、一人で大丈夫?赤と緑の光を発してやってくるらしいで、気を大きく持って対処してね」、「それから谷あいの小屋に山姥が住んでいて、むち打ち症の首をハネルらしいで、おおー怖いチャンと温泉で首洗っといた?」。とかなんとか話したようなしなかったような、もうこの時点で酩酊の扉がパタパタと開いて、おいでおいでしていたと思う。

20:52に、モッチャンから正常に携帯が入った、「今から会社の送別会を抜けてそこへ行きますー」。

21:32に、あめごさんから携帯による参加申し込み、何を話したか全く覚えていない。

それからなんだこんだと話が盛り上がったと思う、断片的な薄い記憶を辿っても思い出せないが割と早く眠りに付いたと思う。

朝、仕事に行くカドやんの声で目覚める、「いまなんじ~?」、「6時半ですよ、JUNNさんは歯を磨いてますよ」・・・・・・・・・な・なにーーーーーーーーーーーーーーッ・ ろッ ろッ ろ く じ は ん ーーーーーーーーーーーーー
 またやってしまった、今年3回目の大失敗である・・・トホホ(TT)
 もうこうなったら失敗じゃなくて常習犯、信用無しになってしまった。

 



 

 【くねくね谷】

車留でクーラーを持ってきてないのに気が付いた、餌を入れてたんで大変な事になった、餌無しで釣るか川虫を捕まえるか・・・「JUNNさん、餌分けてくれんですか?」、「オッいいよ四箱あるから」と歯切れの良い返事で助かった、しかしミミズが少しやんどるので数が少ない。

そー言えば今年S谷へ行った時も餌忘れてかいちょに貰ったんだけど、なかなか餌を分けてくれず「見学に回りなさい」などと冷やかされた・・・のに今日も忘れてしまった。

釣り始めて直に8寸(25.5cm)が釣れた、
尾鰭が磨り減っているが体高のある綺麗なアメゴ

今日はどうなるのか?めちゃくちゃ釣れて魚止めまで行けないかも、それより餌が心配なので半分に千切って使うことにした。

ところが30分釣っても1時間釣ってもサッパリ釣れない、先行者の痕跡は無いがイノシシがカニを探った後が続いていた、それが原因か?時たまアタリがあるが針に乗せるのが難しい。

めったに無い良いポイント、あとはひたすらくねくね

渓は緩く同じような蛇行(くねくね)を繰り返す、「あれっ・さっき此処通ったんじゃない」と思うような変化の無い渓相が続く、多分この谷の実績を知らない釣師は「なんじゃこりゃ、えらい魚影の少ない浅い流れの谷へ入ってしもうた、早く谷替しよ」と、途中で必ずそう考えると思う。

もうそろそろ、そうゆうふうな心理状態に陥るような所まで入ってきたが、アタリの状況に変化が無い、源流部に入って少し渓相がそれらしくなった、我々は魚止めを確認することも一つの目標にしているので迷わずくねくねの浅い谷を釣りあがって行った。

前回来た時に二人そろって8寸をバラシタ堰堤をバックに記念撮影、
今回はそろってもつごを釣った。

そして渓に変化が現れてポツポツとヒットしだしたが、そのまま魚止めまで状況が変わらなかった。

「なんで釣れん谷になったんやろ?」JUNNさんがぽつりとこぼした、「釣り荒れているようでもないしねー」、今一釣れない原因を特定できなかった。

1時間10分で車留めまで帰還、次の渓を求めてパジェロ発進――ん。

当日データ
  釣果: 二人で16匹  最大25.5cm

 

 

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