閉鎖源流域にある短い支流 (仮)イカレン谷
ミニバイクと自転車の持ち込み。リュウホウさんのバイク担ぎを楽しみにしていたが、意外と簡単に渡れて全くもって面白くない。しかし良く考えつくなー、閉鎖源流にかける意気込みを感じます。
リュウホウ隊長が言った“あの谷”とは、地元ではイカレン谷と呼んでいる、大滝がありとても危険で幽霊が出るとか、入ったら最後出てこれんとか、忌み嫌っている小さな支流のことである。
二つ目の土砂崩れ現場をクリアー
犬の引き縄で自転車を牽引、パワーのない買い物スクーター、斜度のある県道でこれがが精一杯、自転車乗りがコギをいれないと前に進まない。(3人は無理でした)
本流に怪しい吊橋が掛かっておいでおいでしているが、その橋を決して渡ってはいけないそうだ、とっても不吉な感じのする谷である。
「う うううーーん・・・まあそうしますか・・・う うーーん(複雑)」
今回ミニバイクの修理が終わったので、車に積み込んで持って来たそうだ、バイクを担いであの鉄の橋を渡るそうな、チョッと見ものなので着いて行くことに決めた。
崩壊現場には2台のユンボが止まって工事が進んでいるようだ、狭い鉄矢板の上を何とかバイクを担がずに通ることができた。
バイクはパワー不足ながらも三人を上流へと引っ張ってくれたが、イカレン谷が近づいて来るにしたがい動かなくなった。
わたぐしが牽引作戦から離脱し徒歩で上って行くと、イカレン谷へ降りる怪しい別れ道で二人が待ってくれていた。
バイクの調子良かったら3人で土場に入って少し釣り「バイバイ頑張ってね」といったところだが、指を咥えて小指組を見送り、こともあろうにイカレン谷の出合へトボトボと降りてきた。
古い吊橋は傷みを増して渡れるようなものじゃない、不思議なのは吊橋の向こう岸に道が無いことである、地形からしても何でこんなところに橋を掛ける必要があったのか、理解に苦しむのだ。
出合いからすぐに良い渕が連続したが魚信はない、堰堤を高巻き二股へ到着、二股に渕はなく右支流の渕で7寸がヒットした、なぜか写真を撮らずに放流したのだが、実はこのアメゴ1匹しか釣れなかった、良い感じの渕が連続するがモツゴだらけだった。
落込みや小さな滝を何段上って来ただろう、まったくアメゴの魚信がしないのに次々と現れる良渕に誘われて、とうとう2段の大滝まで上ってきてしまった。
滝壷は形成されていなかった、道がどこからも入ってなくあっさりと谷通しで二股まで引き返した。
途中気が付いたのだが、いやに柊(ヒイラギ)が多いなー、群生するって聞いたことないし珍しいなーと思った。
左もモツゴだらけじゃないかと思ったが、まだ時間があるので釣り上がったけれど、やっぱりモツゴだらけだった。
すぐに大滝に遭遇この滝は初めて見たのだが・・・。
左:左支流の滝
右支流の滝
一見何の変哲もない滝
木の向うの岩肌、何かに見えません?、瀑布が左肩にかかる長くて白い髪の毛としたら・・・もう少し増水したら眉間からも白い髪が垂れて・・・おおー恐っ。
だから来なけりゃ良かったのに、バラの生えた斜面を転がりながら二股まで帰還、身震いをしながら本流を渡渉して県道に這い上がり、舗装道路に寝転んだ、「やっぱりイカレンかったなー」
手前の滝の瀑布、振袖を着た若い女性が右振り向きかげんで立って、左手でおいでおいでしてるように見えません?、ビッショリと水に濡れて、奥の小さな滝へ誘っているように見えるのは私だけでしょうか?。
右手に持っているのは人形でしょうか?。
午後6:00過ぎに着信アリ、連絡が取れなかったので心配していたが、リュウホウさんとアザラシ君が無事なことが分かって安心、釣果もすこぶる良かったそうな。そして閉鎖源流へこれからも通うそうだ。 間違っても「あの谷」へはイカレンでー、恐いデー、泣きをみるでー、やめといた方が良いよー。
本流の柳瀬地区 県道の傍
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