阿讃縦走 天井山-龍王山分岐

四国の山歩き
四国の山歩き  2017/1/12 晴れ 
Google Earthによる遡行図
Start
 川股(7:10)-
 千足ダム(7:25)-
 天井山(9:00)-
 天狗岳(10:10)-
 大山(11:10~11:40)-
 ④畑(12:40)-
 鉢伏山(13:45)-
 川股ダム分岐(14:10)-
 龍王山分岐(15:00)-
 龍王山(15:20)-
 ビク山(16:15)-
 小路池(17:40)-
 川股(18:00)
End
標高マップ
阿讃縦走路 三角点

①天井 3等
462.5m 9:00

②天狗岳 4等
582.6m 10:10

③大山 1等
691.3m 11:10

④畑 4等
537.1m 12:40

⑤鉢伏 3等
439.4m 13:45

縦走路外  ⑥東ノ嶺 3等
456.3m 16:15


自宅から引田まで1時間半では無理だ
釣りなら銅山川や祖谷川の奥まで行ける時間、面積最小の香川県だが東西はまぁまぁ長い。
 
阿讃縦走の続きを歩きために、前回到達地点の川股までやって来た。
荒倉谷の谷間の向こうに阿讃山脈が見える。稜線の上に電波塔があるから、あれが大山山頂だろう。今回は千足ダムから天井山に登り、大山・鉢伏山、分岐から龍王山・ビク山を拾って帰ってくる。
事前にカシミールで遡行ルートを辿ると20kmを越えていた。 時間次第では、一本松越・鉢伏山を越えたコル部から川俣ダムに下ることを頭に入れ歩きはじめた。
前回、暗くて写真が撮れなかった千足ダムを撮影した。
水源は短いのに幅広で立派なダムだ。

千足ダム西谷の奥から葛籠折れに登っている車道

車道だけど結構な急勾配、四駆じゃないとスリップして登れそうにないと思う。天井山までファーストアタック、標高差550m・遡行距離7km 土小屋から石鎚に登るよりキツイじゃないか・・・・先が思いやられる。

天井山山頂(727m)
9時ジャスト予定通り 出発遅れの10分を取り返した。

稜線は強い風が吹いていたが樹木に遮られて直接風を受けることはない。阿讃縦走路のメリットだろうか?展望がないことの裏返しに他ならない。
キャッチフレーズ⇒「風が強いなら阿讃に登ろう」 なんてね

天井山の最コル部にヌタ場、踏み跡の殆どは猪のものだ。

相変わらず広い県境

香川県側に車道が現れた

引田湾
皮肉なもんで、人が切り開いた場所じゃないと展望は望めない。

広い道の横にバラ覆われた阿讃縦走路

態々、血だらけになってまで縦走路に従うこともないだろうと広い道を歩く

582.6の三角点は天狗岳と云うらしい。
山頂表示があり、記帳箱も置かれてあった。広い場所で標高が一番高いところ・・・・『岳』って、そりゃないだろう。

荒倉谷へ下る道と交差した、徳島側は舗装されて大山山頂まで続いている。
道が交差した場所から大山への登りがはじまる。
標高差200m弱、ゆったりとした勾配で登っている。

 大山寺 奥ノ院に向かう分岐
指標はない

電波塔が見えたら、もうすぐ山頂です

大山山頂(691m) 展望はない。

予定より1時間早く着いたので 少し離れた場所にある大山寺 奥ノ院に立ち寄ってみた。雰囲気のいい石積みに立っているが写真にするとこんなもんか?

来た道と同じような道が左に曲がっていますが、阿讃縦走路は石垣の下に真っ直ぐ続いています。

雑林と植林の間の急斜面を下ります。(登りじゃなくて良かった)
途中、古いロープが垂れ下がっています。
下った先が大山越です。
道は舗装されていますが、NTTの専用路で鎖が掛かって通行止めです。

県境道が細くなり笹が現れました。

また快適で広い縦走路に戻りました。

そう言えば前回、『阿讃樹霜コース』の指標を見かけませんでした。(右の写真はいつもの指標)

今回、漸く木片に書かれた『阿讃縦走路』がありました。

一本松越
休憩所の指標があり徳島側には2体お地蔵さんが鎮座しています。

道の両端は背の高い笹に覆われています。
刈り込まれていなければ薮漕ぎになるところでした

鉢伏山山頂(439m)

川股ダム分岐(左の写真)
時間は14時過ぎ、龍王山分岐から龍王山・ビク山を拾えそうなので先へ進みます。

境山分岐 少し奥に479.7の三角点がある場所  ここはパスする。

龍王山分岐に到達
鉢伏山から1時間15分 この3kmはハイペースで飛ばしてきた。

遡行距離は21kmを越え体力も脚力オーバーヒート気味なので長めの休憩を取る。

 龍王山山頂(475m)

 ビク山へは急斜面を下り鉄塔を潜って進む

龍王山の登山道は快適だった。
ビク山に向かい、このまま快適な道が続くのかと思いきや、枯れススキに覆われたバラ道、おまけに阿讃縦走路まがいのアップダウン

ビク山山頂(456m)

ビク山山頂(456m)

松の大木が直撃の筈が鉄の囲いで守られている。神仏の力。本当のパワースポットだ!!

一度はススキの道を下りはじめたがバラの猛攻に嫌気がさし引き返した。

石仏の裏にあった赤テープを思い出す、70m程下れば送電線が通っている 龍王山の鉄塔から続く鉄塔巡視路がある筈だ。こっちも、木を切っただけでシダに覆われた酷い道だった。バラが少ないだけチッとマシか・・・・サバイバルで面白くなってきたぞ(喜)
やがて鉄塔が姿を現し鉄塔巡視路と合流した。
案外、短い薮漕ぎサバイバルだった。
植林の中の日暮れ

小路池からビク山・龍王山に至る登山道は防火帯の中に踏み跡がある感じだ。
阿讃縦走路と大した違いはないが定期的に下草を刈ってないから荒れ放題、防火帯としての役目を果たしているかも疑問が残る。やはり、ビク山・龍王山へは電力の鉄塔巡視路を利用した方がいいだろう。
一応、今回のGPS軌跡を載せておきます。

鉄の階段を降りてヘッドランプを使わなくて良い時間に車道へ出た。

偉大な鉄塔 偉大なのは四国電力だなぁ
鉄塔巡視路は信頼できます。信じるものは救われる。権現越で登山道の方を信じてエライ目に遭った。
折角立派な道なんだから地図に乗っけてくれたら有り難い。

阿讃縦走路東ルートは龍王山分岐まで到達した。

『中山峠-東大樽』の車道区間をどうするのかって課題は残るけど、次の縦走で東のゼログランド『長浜』を向かえ阿讃縦走が完了となる。

遡行データ
 遡行距離:27.3km 標高差:630m
 川股(60m)-天井山(627m)-天狗岳(583m)-
 大山(691m)-畑(573m)-鉢伏山(439m)-
 龍王山分岐(450m)-龍王山(475m)-
 ビク山(456m)-小路池(96m)-川股

 

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