阿讃縦走 雲辺寺山-中蓮寺峰

四国の山歩き
四国の山歩き  2015/12/25 晴れ 
カシバードによる遡行図
Start
 栗井登山口(9:15)-
 阿讃分岐(11:30)-
 雲辺寺山(12:00~12:40)-
 阿讃分岐(13:00)-県道(15:00-
 六地蔵越(15:15)-
 中蓮寺峰(16:20)-
 紅葉橋(16:50)-
 財田車道(17:40)-
 栗井登山口(22:00)
 河内付近迷走(19:00~21:00)
End
標高マップ
阿讃縦走の三角点

①雲辺寺山 2等
910.7m 10:05

②川西 4等
809.1m 13:15

③山本 4等
673.7m 14:05

④蜂ヶ谷 3等
642.7m 14:40

⑤六地蔵 4等
631.8m  15:25

⑤中蓮寺峰 4等
755.9m  16:20

⑦坂瀬 3等(四国の道)
446.6m 10:05


朝起きると雨が降っていた。
晴れる予報なのに・・・・1時間ほど待っていると晴れ間が見えだした。
さぁ1時間遅れで出かけようか。近くの山故できる業です。

車道歩きを短くするため栗井ダム下にある「四国の道」から登りはじめる。

「四国の道」とは四国を感じる遊歩道と整備されています。この遊歩道は「八十八カ所をめざすみち」なので雲辺寺の遍路道として利用されているようで遊歩道脇の木に遍路にちなんだ札が多くかけられています。

446.6坂瀬の3等三角点確認に寄り道をしました。

三角点はピークの見通しがいい場所に設置されているのだろうと思っていましたが樹木の覆われて展望はありません。

山椿の咲き始めでしょうか?
彩りの少ないこの時期に赤い椿の花は貴重で目立ちます。

稜線付近に植林が現れますが遊歩道沿いは雑木の自然林です。
松葉の積もった道の柔らかさが心地いい。

2時間15分で阿讃縦走路分岐の稜線に着きました。

15分程で雲辺寺車道と交差し左に進めばドコモの電波塔があり、フェンス沿いに登れば雲辺寺山の2等三角点があります。
雲辺寺山の頂上は雲辺寺敷地内の展望広場にあります。

雲辺寺本社・スノーパーク雲辺寺、スキー客で賑やかです。

雲辺寺ロープウェイ
山頂の気温は3℃ 自動販売機の缶コーヒーがありがたかった。

山頂広間に「県境 標高 1000M」の指標
雲辺寺山の標高は927m 展望館と毘沙門天を合わせても高さが70mはないと思うけど

ちょっと理解に苦しみます。

雲辺寺境内にずらっと並ぶ五百羅漢像は圧巻です。
表情が庶民的で個性豊かな石像です。○○○尊者 五百体もあるとそれぞれの名前を付けるだけでも大変そうです。

阿讃縦走路分岐まで引き返してきました。
六地蔵峠まで概ね下りで汗をかくような登りはありません。以前は下りになると膝が痛くなったり、股が痙りそうになって釣りの帰り道、仲間から「下りなのに勿体無いなぁ」と言われていました。
オフトレの効果でしょうか?緩い下りなら駆け下ることができるようになりました。

809.1の三角点を過ぎて706までの間、縦走路は長い区間茅に覆われています。ヤツの活動時期だったら怖くて引き返すと思います。

六地蔵峠に下る手前の急斜面、粘土質の地面が剥き出しになって滑ります。

六地蔵越の地蔵さまは県道の六地蔵峠に移されています。
峠を徳島側に進むと阿讃縦走路の入り口があります。足元がスベルのでロープが掛けられています。
六地蔵越に着きました。下りの林道と交差するだけで指標もありません。

雨で1時間遅れの出発だったので今日の予定は六地蔵越まで・・・・

次の阿讃縦走は猪ノ鼻峠からのピストンになるから少しでも距離を伸ばしておきたいところです。中蓮寺峰まで1時間で行ってハイペースで下り車道を月明かりで帰る計画が浮上しました。

631.8の4等三角点を下ると阿讃縦走路はズーッと平行で真っ直ぐ、150mの標高差は何処で稼ぐのか?小ピークから次の小ピークが樹林の隙間から見えてきます。

もうソロソロ中蓮寺峰・・・・3回ほど偽ピークに騙されました。中蓮寺峰 最後の登り?太い林道が直ぐ横に近づいて来たから間違いない。
中蓮寺峰山頂(755m)
お寺の跡地があるのかと思っていたが休憩所しかない。
中蓮寺は平安時代に雲辺寺の隠居寺として麓の下野呂内に建立されましたが戦国時代の戦乱で消失したらしいです。500年以上前になくなっているのに山名として残っているのは凄い。

早くしないと暗くなる、ハイペースで下ろうとしますが木の階段、無意識に雨で湿った木の上に足を置くと滑って足をくじいてしまいます。足の置き場を確かめながら歩くので、なかなかペースが上がらない。

紅葉橋5時前・・・・車道まで2km近くある。

ヘッドランプを取り出すついでに弁当をパクつく、暗い夜道を歩く覚悟を決めると気持ちに余裕ができました。

6時30分、月が出てきました。
今日は十五夜で満月 試しにヘッドランプ消しても、十分明るい

車道歩きも残り1/3 真っ直ぐ進みたいが通行止めの看板、迂回路を上に取るか?下に取るか? 上の方が短そうなので上に進みました。

折り返すと、だんだん道が怪しくなってきました。地図には2本線の道なの信じ切っていましたが山道になってきました。道を間違ったか?GPSで確認すると進路は合っています。
だんだん、薮漕ぎになってきましたが道らしき筋は続いています。(この辺りで引き返せばよかった)
ピンクのテープに励まされ元気が出てきました・・・・空元気だ
しばらく進むと谷に当たり道がなくなった。明るい内だったら、続きの道を見つけられるのだろうけどヘッドランプの明かりでは見つからない。引き返すことにしたが辿って来た道と合っているのか良く分からない。GPSの軌跡を見てもウロウロしているだけ・・・・
一旦座り込んでGPSの地図を見ながら落ち着いて考える。
斜面を40m下れば車道に出られる・・・・これが一番確実
1時間近く山中で迷っていたようだけどムチャクチャ楽しかった。

通行止めの道は、道幅一杯に陥没していたけど人が通るには問題なかった。

10時前に車に帰ってきた。
遡行距離27.8km 標高差750m しばらくは歩きたくないなぁ。

遡行データ
 遡行距離25.9km(27.8km迷走含む)
 標高差750m(栗井登山口-雲辺寺山)
 栗井登山口(172m)-阿讃分岐-雲辺寺山(927m)-
 阿讃分岐-県道-六地蔵越-中蓮寺峰(755m)-
 財田車道-栗井登山口

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