赤星山-豊受山 周回

四国の山歩き
四国の山歩き  2015/12/7 晴れ 
カシバードによる遡行図
Start
 野田登山口(8:40)-
 千丈滝分岐(10:10)-
 赤星山(12:40~13:00)-
 豊受山(14:30~14:40)-
 豊受神社(15:10)-
 豊受け分岐上(15:40)-
 豊受け分岐下(16:40)-
 野田登山口(17:40)
End
標高マップ

野田登山口に続く道は土居インター出口の直ぐ西にある。進入路と高速のトンネルを潜って林道に入る。林道を入ると下りの車が左の両輪を落として止まっていた。誰もいない・・・・放置したままか?・・・・「そりゃないだろう。」

近所の人か?昨日の登山者か?昨日は日曜日だから車屋が今日救出に来る段取りか? いろいろ想像して見たが所詮他人様のこと、問題はこの状況をどう乗り切るかだ。

  1. 登山口まで歩く
    登山口までは1km近くある。
    頭にある情報として赤星山の標準タイム登り4時間、下り3時間、今日は赤星山から豊受山を縦走して豊受分岐から下る予定
    野田-赤星の登りが4時間、標準タイムより早く歩く自信はあるが谷沿いのルートなので、目的の大半はアマゴウオッチと滝撮影、標準時間じゃ足りないのは必至
    赤星-豊受分岐-野田登山口が3時間 豊受分岐-豊受が登り降りが1時間ずつとして5時になる。やっぱり登山口までの登り降りが余分になってしまい前回に続いてヘッドランプの出番・・・・赤星山山頂に到着した時間次第で判断する。

  2. ルート変更する
    銅山の中尾から登る。
    中尾登山口まで1時間半で行ける、山頂まで標高差350m 赤星山-豊受山のピストンは可能
    しかし、アマゴウオッチと滝撮影がぁ・・・・

  3. 山を変更する
    浦山から二ッ岳・・・・雪で無理だろうな
    帰って讃岐の里山・・・・この辺が無難かも知れない。

反対側の溝に落ちることを覚悟すればギリギリ通過できるかも知れない。 覚悟したって、落ちて車が動けなくなれば、笑い話にしかなりません。

道に落ちている大きめの石を4、50個集め、落ちてもタイヤが脱出できる高さまで溝を埋めました。車のギリギリを通って、やっぱり溝に落ちましたが流石に4WD車、無事クリアーして作戦大成功

帰りも、この車居たら困るので石はそのまま放置、帰りに回収することにします。

溝を石で埋めました。

 

野田登山口 予定より40分遅れで出発です。

赤星山まで標高差1100m・・・・結構厳しい山歩きになりそうです。

赤星登山道は渓を渡るには橋が架かり、歩き安いように石が敷き詰められています。

 

これは麓に住む個人のボランティアと言うから感謝しながら歩きます。

渓沿いの風景に目を奪われながら気持ちが良い山歩きができそうです。

良さそうな淵が現れると歩みを止めて凝視します。チビアマゴが数匹泳いでいます。2ヶ月ぶりにアマゴとの再会です。

視線に殺気がないのか、逃げ隠れる気配がありません。

機滝 幅広い落ち口が魅力です。

滝の周辺には、細かい飛沫が舞い岩が濡れて、登山靴では滑って滝下に近づけません。

紅葉滝 スローシャッターで撮影します。

写真の師匠曰く
「三脚構えて、スローシャッターで滝を撮ったら、だいたい同じ写真になってしまう。人と同じような写真しか撮れないなら、写真なんて止めちまいな!!水の流れなんてものは、もっと勢いがあってその瞬間を切り抜くのがいいのよ」

布引滝
また、スローシャッターをやっちまいました。

週末は忘年会なんだけれど、また説教してください。

言い訳・・・・手持ちだからね

 

豊受分岐下、地図には載ってないけど帰りはここに帰ってきます。

アマゴの魚止めは最初の二又辺りです。それから上流は、アマゴが棲めそうな良淵が幾つもありますが姿を見なかった。渓沿いにこんな立派な登山道があるから良い釣果を期待する方が間違っています。

千丈滝分岐、迷うことなく千丈滝に向かいます。

 

渓沿いに沿って歩きますが水量が少ないような気がします。

 

千丈の滝と中折滝、天流の滝

結構、いい勢いで落ちています。登山道は、滝に沿って登っているので、滝見にはもってこいです。プロトレック測定 3段合わせて90mの高さがあります。(測定誤差は±5mです)

滝上の水量はこんなもんです。

 

渓を渡って少し登ると、直ぐ左に分かれた登山道と合流します。

北斜面、11時過ぎになってようやく登山道に陽が差し込んで来ました。

この時間になると光の強弱が今一になってしまいます。

登山道に雪が見られるようになって来ました。

 

まだ、山頂まで標高差300m以上あります。この先大丈夫なのか?

木のハシゴ・・・・少し草臥れているようなので岩を登りました。

地図上でジグザブがはじまる場所 ジグザブは地図の10倍くらいありました。

 

漸く稜線に出ました。稜線は5つあり星形をしています。

山頂付近は雪が積もり凍っていました。昨日の足跡が残っていたので歩きは楽でした。

赤星山山頂(1453m)

ガスに覆われて視界がよくありません。上空は晴れているようなのでガスの隙間から土居と瀬戸内海が見えます。

稜線を辿って豊受山に向かいます。

 

登山道は木が邪魔して展望はよくありません。正面に豊受山が見えるようになってきましたがイマイチです。

豊受分岐上を過ぎて漸く南・東・西の展望が開けた場所にやって来ました。

  • 今日初めて銅山方面を見ることができました。下はソウベ谷の右支流
  • 豊受山の全貌が見えます。
  • 辿って来た稜線の先に赤星山が見えます。その向こうは二ッ岳でしょうか。

展望の利く場所から山頂まで50mの指標、50mだったら直ぐのはずなのになかなか頂上に辿り着けません。痩せ尾根を200m近く進んだ先に漸く、山頂の指標と三角点がありました。

 

豊受山山頂(1247m)
『山頂まで50m』は標高のピーク1250mのことだったのですね

豊受神社も50mの指標
こちらも痩せ尾根を先端まで進みましたが見当たりません。

 

日頃の行いが悪い人には見えないのか?なんて思いながら引き返して来ると、見晴らしの良い場所から20m進んだ下にありました。

日頃の行いは悪くはないはずですよ(笑)

豊受分岐上まで戻ってきました。

 

まだ、標高差900mの大下降が残っています。豊受山の登山道に入ってしまったら大変だと思っていましたが豊受山の登山道は枯れ木で通せんぼして、野田方面に赤テープの入り口

これなら迷い込む心配はありません。

しばらくは、よく整備された植林の中を順調に高度を下げていきます。

「あらよっと」「どっこいしょ」「えんやこらしょ」

 

登りが厳しい場所が終わったところには労いの指標があります。こちらは下りなので、これから急斜面の厳しい下りになることが分かります。

機滝まで下ったところで5時を過ぎて辺りが暗くなってきました。石積みの道、橋の渡渉が続くので、今回は迷わずヘッドランプを出しました。

出発前にトラブルがありましたが、何とか予定通り赤星山-豊受山の縦走することができました。


遡行データ
 遡行距離14.8km 標高差 1120m
 野田登山口(330m)-千丈滝分岐)-
 赤星山(1453m)-豊受山(1247m)-
 豊受烏山分岐上(1185m)-
 豊受山分岐下(610m)-
野田登山口

 

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