四国の山歩き 2015/11/16 晴れ
カシバードによる遡行図
Start
白髪山登山口(6:35)-
白髪山(7:20)-
白髪分岐(8:00)-
三嶺(10:00~12:00)-
白髪分岐(13:45)-
白髪山(14:30~14:45)-
南斜面-
ふるさと林道(16:20)-
白髪山登山口(17:00)
End
白髪山登山口(6:35)-
白髪山(7:20)-
白髪分岐(8:00)-
三嶺(10:00~12:00)-
白髪分岐(13:45)-
白髪山(14:30~14:45)-
南斜面-
ふるさと林道(16:20)-
白髪山登山口(17:00)
End
標高マップ
白髪山を地形図で見ていると緩い斜面とキツイ斜面が稜線で合わさってなだらかに伸びている。
想像では何となくこんな形なんだろうと分かっていたが、先週天狗峠から綱附森を歩来ながら見た稜線は「なるほどね」イメージと実際の地形が一致した。隠れて見えない東斜面は、地計図から想像するに緩やかに笹原が広がって歩き安そうな感じがする。
白髪山登山と南斜面の稜線歩きを計画するが、それだけでは、余った時間を弄んでしまう・・・・白髪山の北側には大好きな三嶺、正面に雄大な三嶺の南斜面を見ながら登り帰りに白髪山の稜線を下ることにした。
白髪山登山口
暗い内に白髪山に登り三嶺の朝焼けの写真を撮ろうと思ったが光石登山口から数100m置きに『熊出没注意』の黄色い看板を目にしている。熊に逢ったらどうしようか・・・・なんて思っている内に辺りが薄明るくなってしまった。
取り敢えず、三脚を担いで登りはじめた。
白髪山の登山道は頂上まで木の階段が続いている。
石立山の向こうから朝日が昇り登山道に差し込んで来た。
今日は最高の天気になりそうだと思ったのは、ここまでだった。
白髪山山頂(1770m)
正面に見える筈の三嶺がガスで何にも見えない。
南から強い風が吹いてガスが流れ込んでくる。三嶺が近づけばガスが晴れるかも知れない、ダメなら帰り道もチャンスがある。
剣山-三嶺の縦走路に向かって歩きはじめる。
高知から三嶺に登るには白髪ルートが最も一般的
よく踏みしめられた登山道で歩き安い。
白髪分岐までやって来た。
ガスの晴れ間から天狗塚と地蔵の頭が見える。稜線の先に太郞と次郎の兄弟がみえる。
東側にはガスは掛かっていないようだ。
カヤハゲ山・・・・名前の通り禿げ山だ。
昔は笹原だったようだが増えすぎた鹿の食害で植生がなくなってしまいました。植生がなくなれば、大雨が降ったら土砂災害が発生します。食害防護柵、ラス巻きなど地元の苦労は大変のようです。
可哀想ですが鹿駆除も致し方ないように思います。
大自然と人の生活の関わりについて考えさせられます。
三嶺の山頂近くは晴れていました。
漸く、南斜面の絶景を目にすることができました。時折、薄いガスが押し寄せてきますが四ツ小屋谷に流れて消えていきます。
南に雲海が広がっています。
これだけあれば三嶺の好天も長くは持たないでしょう。(昼過ぎ、三嶺を離れる頃にはガスに包まれてしまいました。)
晴れているのがベストには違いありませんが滅多に見ることができない雲海が押し寄せてくる様子に感激しました。
雲海の高さは標高1800m前後でしょうか?左上のガスの中にの少し頭を出している山は白髪山、
西側の西熊山、天狗塚もガスが掛かったりなくなったりしていました。
山歩きを仕始めて感じたことが感じたことがあります。
登山者は山頂にいる時間が短い。祖谷から登ってこられた若者、山頂をぐるっと見渡して1分もしない内に剣山方面に下りました。剣山方面から来られた方、山頂の写真を撮って3分、天狗塚方面に向かいました。
俺なんか、タイムラプス撮影をしていたのもあるかも知れませんがヒュッテ・池に下ったり、天狗塚方面に行ったり山頂近くで2時間も過ごしていました。
皆目的も考え方もいろいろあるのかも知れませんが山頂を踏めばいいような風潮があるようです。ここは三嶺なんだから、もう少し三嶺を楽しんで欲しいと思います。
- 天狗塚のガスを狙っていましたが,晴れてしまいました。
- 嶺の魅力その① 山頂池とヒュッテ
- 三嶺の魅力その② 急峻な笹原に点在する大岩とコメツツジ
白髪山まで戻ってきました。
北の大岩に座って三嶺方面が晴れるのを待ちますが一向にその気配はありません。逆に晴れていた白髪山もガスが掛かってきました。
稲叢山からヤツが『ガス男』なっていたんだけど、また『ガス男』って言われそうです。
白髪山の南稜線を下ります。
道はあるようでない。ないようである感じです。鹿の防護ネット沿いを下りますが、ネットから離れると薮漕ぎに近い状態です。
200mほど下ると笹原の中に池が見えてきました。なかなかいい風景です。
しかし、ここまで来ると防護ネットなくなり、踏み跡も薄くなります。白髪山-三嶺の稜線は自然環境が厳しいのか感動するような大木はありませんでした。
笹原が終わって樹林が現れると、ここは大木の宝庫です。
踏み跡の薄い杣道に誘われて急斜面の入り口に迷い込みました。これはいけないと稜線に復帰した場所は背丈の倍以上ある笹林・・・・宙に浮き、藻掻きながら植林が目に入ったので逃げ込みました。
「暗い」「見通しが利かない」などと植林を毛嫌いすることが多くあります。しかし、こんな時は『植林』様々になります。
迷いながらルートを見いだせた時の快感は源流釣り遡行につながるものがあります。
白髪山南斜面稜線の正規ルートはよく分かりませんでした。ルート開拓の経験が少ない方は、素直に登山道を帰った方がいいと思います。それに、ふるさと林道と登山口は200m以上の標高差があります
遡行データ
遡行距離17.8km 標高差600m
白髪山登山口-白髪山(1770)-白髪分岐-
カヤハゲ山-三嶺(1893m) -白髪分岐-白髪山
白髪山南尾根-ふるさと林道-白髪山登山口
遡行距離17.8km 標高差600m
白髪山登山口-白髪山(1770)-白髪分岐-
カヤハゲ山-三嶺(1893m) -白髪分岐-白髪山
白髪山南尾根-ふるさと林道-白髪山登山口
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