渓流釣り遡行記2025 2025/5/14
仁淀川水系
仁淀川水系
源流部は詰めたことがあるけど下流部が気になりだした渓
問題は家から遠いこと・・・・釣りと石鎚の写真撮影を兼ねたキャンプ釣行Part2を計画した。

漸く、先週の物部キャンプ釣行の整理が終わったところだった。整理した分、持って行く物のイメージができていて積み込みが早かった。
一人分キャンプ道具は至ってシンプルなので荷室スペースに余裕ができた。

車道から尾根を下降する。
尾根ルートは二つ、緩尾根を下るか?下流を欲張った尾根を下るか?
単独釣行なので安全を見て緩尾根を下ることにした。とは云え、同じくらいの標高を下るのだから緩尾根の先には急斜面が待っている。
そのサインはゴツゴツした岩場が現れる。
尾根筋は初め緩く終盤キツい、逆に谷筋は初めキツく終盤緩くなるのが常である。要は尾根筋と谷筋の緩い部分を使い分けることが安全に下るコツなのだ。

谷筋が見えてきた。
地図で想像していた通りの川原状の谷筋が現れた。
下流に堰マークがある。地図に載るくらいだから大きな堰に好ポイントがあるに違いない。

古い大きなエンテ
落差の水流の影響で古いコンクリートに10m径のホールが開いていた。水面に何尾かの魚が浮いていたけど目の前に餌を持って行くが見向きもしてくれない。
大錘を付けて底に沈めた・・・・4mの仕掛けがギリギリで底に着く深さ、穂先近くに付けた目印に向かいデカイのが浮かんで来て消えた・・・・
「やっぱり、上を向いているのか???」

底で6寸、次に7寸・・・・
チョッと良い引きだと思っていたら8寸だった。さっき浮かんできたデカイヤツは何処へいったのか?


瀬釣りは苦手である。
しかし、当分の間緩い流れが続きそうなので竿を出して見る。大きな石の周り、他より少し深くなった場所、流れ合流点、セオリー通りのポイントを攻めた。
意外と簡単に釣れるがナチュラルリリースが多い。もう少し針と餌を小さくすれば爆釣になるかも知れないが、その気は全く起こらなかった。


支流との合流点7寸を掛けた。
どちらかと言えば支流の方がオイラに釣り場のように思えたが帰りが遠くなるので止めた。


地図にない大エンテが現れる。
岩魚の渓だと思っていたけどアマゴしか釣れなかったが、ここでやっと岩魚が釣れた。石鎚のお膝元に岩魚を放流したのは誰だ、気に入らねぇな。

大エンテの高巻きは大変だった。
両岸は急斜面のゴルジュ、チョットした窪みの岩の苔に砂が絡んでいた。
「ここを高巻くのか?」
大エンテの高さを横移動したがエンテには深い溝があって上へ押し上げられた。ガレ場の上から下を見るとエンテ上の水溜まりは深そうだ。
「まだ、登らされるのか?」
意を決し、水溜まりを腰まで浸かり渡渉した。
「冷てぇ~!!」

ここも、砂が盛り上がった浅いルートを腰まで浸かり渡渉した。多少冷たくても、ヤケクソだ。

大エンテに堆積したガレの高さを越えるとこの谷本来の険しい渓相が現れた。
ゴルジュの奥に深み見え、大物の予感がプンプンしているが腰まででは済まない深さで流れもある。
何度かの渡渉で身体は冷え切っている。数分考えていたが竿を出すのを諦めた。

ロープが張ってあったので高巻きルートは合っているのだろう。
尾根を回り込むと滝上に大エンテが控えていた。渡渉で足が冷えたのか?先週痛めた右膝が痛み出した。8寸釣ったし、つ抜けもしたから『もういいや』ってことになり車道にエスケープする。

四つん這いにならないと登れない急斜面・・・・掴む木や根っ子があって、転がったとしても立木に引っかかるので怖さはない。
斜め移動しながら急斜面を越え、多少緩くなった尾根の上に立っている筈なんだけど、GPSの現在位置は谷から20mくらいしか登っていない。急な山に囲まれて空が少ししか見えない場所ではGPSの電波が届かないことはよくある。
15m程登ると車道が見えてGPSの現在位置も正常に戻った。

野営地は瓶ヶ森登山口の駐車場
石鎚が夕日に染まる姿を見るには絶好の場所なのだが瓶ヶ森はガスに包まれ何も見えなかった。夜半過ぎに起きるとガスが消え撮影モードになった。
遡行データ
2025/5/14 晴れ 仁淀川水系
遡行距離:2.8km 標高差:150m
釣果:13尾 最長寸:25.0cm
キープなし
2025/5/14 晴れ 仁淀川水系
遡行距離:2.8km 標高差:150m
釣果:13尾 最長寸:25.0cm
キープなし





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