新竿のテスト釣行

渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025  2025/4/6 晴れ
  東予水系  
メインの竿が新しくなった。
前の竿は毎年、尺が出るようになったこともあり後継機種と長さ違いの4本で10年以上やりくりしてきたが、それもソロソロ限界を向かえるようになった。

詳細は渓の道具箱⇒『テクニカルゲーム渓隼と攻隼』に書きました。

テクニカルゲーム攻隼は、一応、渓隼の後継機種になっているが竿の調子が変わった。

無抵抗穂先信者としては渓隼と同じように穂先でアタリが取れるのか?大物がかかったときのS中硬とS硬調の差などを見極めたいと思っている。
ザレが続いているアプローチ
転げ落ちることはないだろうとは思っているが、立木もなく遙か下に谷底が見えているザレた斜面に足を置くのは緊張する。
帰りは下道を通ることにしたが、何処をどう間違ってしまったのかザレた斜面を這い上がる羽目になり、素直に上道を通った方がマシだった。

 

入渓地点の渓相
落ち込みが連続して良いポイントが数多く存在しているけど、偶に6寸が針掛かりするだけだった。
この辺りは下流から釣り上がってくる釣り人のテリトリーなので、4月になればまぁ、そんなものだろう。
 
5寸、6寸でも穂先のアタリの出方は前竿と変わりなかったことに安心した。
アタリが手元に伝わってくる感度が高いと感じられたのと空合わせした時の反発が弱いのは前竿より源流向きになっている。
張り出した岩のシャドーに仕掛けを入れた。
魚からコチラの姿が見えないのでアマゴが居れば針掛かりする確率が高い。
コツは岩の向こうの状態が解らないので水面に着水させ穂先の張り具合を見ながら徐々に仕掛けを沈めてゆけばいい。7寸が喰ってきた。
伏流が終わる淵
落ち込みの白泡の中に仕掛けを入れ、仕掛けが沈み石の間を流れてきたときに喰ってきた。
カッコイイ雄の8寸、この淵で8寸が出るのなら伏流がはじまる連瀑が手つかず可能性が高い。
山椿の多い谷
平地で見る椿より小ぶりで赤色が濃い、色彩の少ない初春の渓では貴重な写真素材の存在だ。

連瀑がはじまる深渕
真ん中の深みに仕掛けを入れると直ぐにアタリがあって8寸が針掛かりした。
「この淵はこんなもんじゃない」
場荒れしないように下の浅淵に誘導して8寸を取り込んだ。
次に白泡の際に仕掛けを入れ1mくらい流れたところでアタリがあって軽く竿を立てたが反応がない。
「しくじったか・・・・」
もう一度、さっきより長く竿を立てると魚が動き出したので本合わせ
魚がデカイのを確信しながら浅淵に誘導して玉網で掬った。
玉網に入った姿を見て尺はあると思っていたがメジャーを当てると尺に少し足りない泣き尺だった。


大滝は高巻き途中を下り高台から竿を出せる。
7mの竿と手尻いっぱいにした仕掛けなら落ち込みの奥まで届いた。
滝淵には何尾かの良型が浮いていたが仕掛けを落とすと見えなくなった。水面近くに浮いて上を見ているアマゴは周囲の変化に敏感なのか?再び浮いてきたアマゴの近くに仕掛けを入れたら再び潜り喰ってきた。
怪しさを感じ水面から居なくなったのではなく捕食行動だったのかも知れない。
竿の張力で飛び出してきたので小物かと思いきや9寸あった。
顎曲がりのカッコイイ雄、鰭の赤い縁取りと側線上に滲んだ赤が綺麗だ。
大滝まで下ってきたザレ場の登りが嫌らしそうに思えたので登り返しは尾根筋に取り付いた。
立木や根っ子を掴めば楽勝だろうとイメージしていたが腕力勝負の連続に息が上がった。
休憩がてら断崖絶壁の尾根から谷筋を見下ろした。
若い頃は大滝を反対側から高巻いて竿を出していたような記憶が残っているが何処をどうやったら連瀑の谷筋に立てるのか?想像すらできない。
次の大滝で竿を出すには2つの岩場を登らなければならない。写真は上の岩場
右の足場に足を掛けると手掛かりがなくなるので水が流れている岩に手を置いて身体を押し上げる。
いやぁ~冷たいのなんのって・・・・手の感覚がなくなる。
この大滝も大物が出るポイントなのだが6寸と7寸が出ただけ・・・・
手の冷たさを我慢したのは何だったのか?
帰りも同じことをやらなけれならないのは決定事項だ。
連瀑を越えれば渓の流れが緩やかになり源流らしい風景が待っている。
アマゴの型は大きくないがゆったりとした釣ができる。
問題は帰り道だ。
危なっかしい大滝の高巻きルートは通りたくない気分だったので尾根回りルートを選択した。
灌木の中に何となく続いている平行道、標高を維持しながら歩けばいいのだが歩き安い方向に向かいがちになる。案の定、支流の下降地点より下に出てしまった。
登り返すのも面倒なので緩そうな斜面を見計らい本流に下降した。
危険度は高くないがザレた斜面を踏ん張りながら下るのは結構疲れる。

新竿のテスト結果
  • 穂先でアタリを取る感覚が渓隼のそれに近かったので釣果が極端に変わることはないだろう。
  • アタリが手元に伝わってくる感度は渓隼より高いと思う。
  • 尺上が釣れたのは偶然だったが大物の急な突っ込みを躱せたS硬調のパワーは頼もしい。
  • 空合わせの反発が弱いのは源流釣りの好材料になるだろう。
  • ピン飛ばしをしながら竿を全開しているとズームの節の引っかかりが邪魔に思えた。
取り敢えずこんなところかな。
遡行データ
 2025/4/6 晴れ 東予水系
 遡行距離:3.5km 標高差:270m 
 釣果:25尾 最長寸:30.3cm
 
 キープ2尾
渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025一覧    初めて入った小谷連瀑の最後は2段の滝になっていた。台風前の渇水もう少し水量があれば釣りも写真も変わってくるのにね。渓流釣り遡行記2024

 

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