また、寒の戻りだ

渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025  2025/3/21  晴れ
  吉野川水系  
坂出からの帰り道
なんか変な天気だと思ってたら阿讃が真っ白で、手前の山にも雪が積もっていた。
気象庁さん、寒くなるのは知っていたけど雪が降るとは聞いていない・・・・。
山神様は「娘達に雪が降ったのを知らさなきゃ」と嬉しそうに写真を撮り始めたが
「明日、釣りに行くのだけど・・・・」
「止めたら!」
寒の戻りで釣りに行くのを2日伸ばすことにした。
『花冷え』とはサクラが咲く頃に寒さが戻ることらしいが「しだれ梅」でもいいだろう。
背景は阿讃山脈・・・・結構降ったなぁ
稜線のピークの標高まで釣り上がろうと思っていたので止めた方がいい。
先週の状況を考えたら、3月の陽気が2日あれば山の雪は溶けるだろうと思っていたが甘かった。
陽が当たる面と影になった面では大きな差があった。
渓の入り口は東斜面の影ゴルジュになっている。
渓の方向が南斜面に変われば雪がなくなるだろうと云う勝算があった。

ゴルジュの滝で6寸を掛けた。
数年前は滅多にアマゴが出ない区間だったが漸くアマゴが戻ってきた。
鋭く尖った長い氷柱
通れるルートは氷柱の下しかないのだけど、串刺しになるのだけは勘弁して欲しい。
ゴルジュの滝を巻いて谷に下る。
急な岩場に雪があるのは嫌な感じしかない。
先に、どんな風に滑り落ちるのかをイメージしていれば慌てずに対処ができる。
大滝は陽が当たらず、滝からの瀑風と飛沫が舞いメチャ 寒かった。
3寸くらいの真っ黒クロスケあまご
魚体の半分くらいのミミズに喰らい付くのだからアマゴの活性はいいと思う。
大滝の上は陽が当たっていたので暖かくなると思っていたが暖かくなったのは束の間で谷の幅が狭まると、また寒々とした渓に戻った。
岩のコケと雪の積もり具合が絶妙な感じで美しい落ち込み
漸く8寸が針掛かりした。

渓の方向が変わり明るい渓になった。
 
斜めの岩壁に落ちた水が滑り散る様が美しい滝
下段、中段、白泡の手前に仕掛けを入れたが反応なし・・・・白泡の奥で喰ってきた。
浅瀬を悠然と泳ぎ、なかなか寄ってこなかったので、もう少しデカイと思っていたがギリ9寸だった。
鼻先が長くロケットアマゴと呼んでいる、この渓の固有種になりつつあるタイプ、大滝でも6寸くらいの同タイプを釣ったが写真を撮る前に逃げられた。
このタイプは上流でしか釣れなかったが中流に広がりを見せていることは良いことだ。
この渓最大の大淵は、5寸、6寸の釣り堀状態だった。
大物は落ち込み付近に居る筈なのだが淵の両サイドから倒木が倒れ込んで仕掛けが入らない。
連瀑に差し掛かる。
ソロソロ大物が出てもいいのだが相変わらず5寸、6寸しか針掛かりしない。
高巻きは、東斜面の最短ルートに雪があるので西斜面の大回りルートを選択した。
危険のリスクを考えれば雪がなくても西斜面ルートが正解だ。
ソロソロ魚止めが近い
いつもは上流になれば魚影が濃くなり大物が釣れるのに今回はその逆だった。
水温の冷たさが半端なかったので入渓するタイミングが早かったようだ。
前回見つけた林道のザレ場が雪に埋もれていた。
「これは、辿って来た谷筋を引き返すしかないなぁ・・・・」  帰りは時間が掛かりそうだ。
途中で反対の斜面に取り付くと歩き安い尾根道だったが連瀑の上で途切れた。
標高が下がったのと気温が高くなったおかげで、朝斜面にあった雪がなくなっていた。
林道に這い上がると「楽勝じゃん」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

渓が方向を変える場所まで戻ってきた。

正面の斜面を這い上がり林道に出ようと思っていたが北斜面で雪だらけ・・・・

何年か前に南斜面に取り付き、あまりの急斜面を横切るのに泣きが入ったことがある。

「この林道が続いているなら」と急な南斜面の林道を歩きはじめた。

下を見ればメチャキツい斜面・・・・「あんなところを横切っていたのか?」

やがて、何回か辿ったことのある尾根道と交差し標高差100mを急下降して林道に出ることができた。

なんか雪に邪魔されながらだったが、このエスケープルートは今後も使えそうだ。

遡行データ
 2025/3/21 晴れ 吉野川水系
 遡行距離:5.3km 標高差:300m 
 釣果:38尾 最長寸:27.0cm
 キープなし
渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025一覧    初めて入った小谷連瀑の最後は2段の滝になっていた。台風前の渇水もう少し水量があれば釣りも写真も変わってくるのにね。渓流釣り遡行記2024

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